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ニュージランドの高校から大学進学!テストをパスせずに大学に入学する方法

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ニュージランドで大学に進学するためには、高校の段階で専攻したい学科の必要科目を選択し、テストをパスしていかなくてはいけません。しかし、テストをパスせずとも現地の大学に進学する方法がありますので、その方法を紹介します。実は高校卒業時点でテストをパスしていなかった私は、この方法で大学に進学しました。

以前「 ニュージーランドの高校の授業について、知っておいた方が良い6つのこと。 」の中で、ニュージランドの高校の制度について、以下の通り紹介しました。

高校を卒業後、大学進学に向けて教科選択する必要があります。高校留学している生徒は多くの場合、後先考えずに楽そうな科目を選択したりします。しかし、帰国子女で日本の大学を考えている場合は、Year11からの成績や、どんな科目をとっていたかを見られるところが多いです。現地の大学進学の場合、大学で専攻したい学科に入るために履修しないといけない科目が多く存在します。そのため、なるべく早い段階で進路相談の先生と相談しましょう。また、その時に、この学科ではどの科目を専攻しないといけないか教えてくれます。

テストは定期的にあります。もちろんすべて英語です。テストは大きく分けてInternal, Externalに分かれています。Internalは一年を通して定期的に行われるテストです。ExternalはNCEAといい、レベル1から3に分かれていてYear 11がレベル1で2がYear 12、3がYear 13となります。これは学年末テストで10月中旬から11月末近くまである全国で一斉に行われるテストになります。とても大切なテストになります。

Internalテストである程度の成績を得ていなければ、Externalテストを受けることが出来ないと聞いたことがありますが、これも事前に進路相談の先生と確認することをお勧めします。Externalレベル1は、さほど重要視されていませんが、レベル2,3は大学側や就職先が目を通す大切な成績表となります。そのため是非いい成績をとっておきたいものですね。

ニュージーランドの大学はExternalの成績を入学の判断材料のひとつとして見ています。また、高校生活3年間を通して、大学で専攻したい学科の必要科目をとり、テストをパスしていかなくてはいけません。それに、英語のクラス(ESOL)でのテストも合格し、英語が堪能だと示さなくてはいけません。

高校時代、ほとんどテストをパスしていない状態だった私が大学に編入できた方法について

私は高校時代にしっかり勉強していませんでした。大学のこともまったくといっていいほど考えていませんでし、ただ毎日を楽しく過ごしていました。テストもほとんどパスしていなかったです(笑)。本当に、どうしようもない状態でした。

しかし、右も左も分からない状態からの高校留学。現地の生徒と同じ授業を受けて、ついていくのも大変ですよね。その上、テストもパスしなくてはならないなんて気が遠くなりそう。

でも大丈夫です。そこで、挫折してはいけません。ちゃんと私たちのためにある進学方法が存在します。

1.語学力を大学入学レベルまで向上させる。

まずは大学入学レベルまで英語を勉強しなくてはいけません。自分が卒業したカンタベリー大学では大学側と提携している語学学校「Christchurch College of English Ltd.」がクライストチャーチにあります。そこでEAPプログラム(English for Academic Purposesの略。中〜上級者向けの英語プログラム)を受けます。

これはレベル1と2に分かれています。まずはEAP1をクリアしましょう。これでまず、カンタベリー大学の提携校のコースに入ることが出来ます。また、EAP2に進むことが出来、これにパスすると正規学生としてカンタベリー大学の授業を受けることが出来るみたいです。しかし、専攻したい学科の必要とされる条件(高校での必修科目)を満たしていたらの話みたいなので、EAP1のあと、カンタベリー大学の大学編入プログラム(UTP)に入るのが安全でしょう。

Christchurch College of English Ltd
Web: http://www.ccel.co.nz/english-for-academic-purposes.php

名称 CCEL Christchurch(CCEL・クライストチャーチ校)
国・都市 ニュージーランド  / クライストチャーチ
学校形態 語学学校
住所 Solway Ave, Ilam, Christchurch 8444 ニュージーランド
電話番号 +64 3-343 3790
公式サイト http://www.ccel.co.nz/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/11453/

2.大学編入プログラムで必要科目をパスする。

カンタベリー大学と同じ敷地内にある提携校「UC International College(UCIC)」に入学し、カンタベリー大学の大学編入プログラム(UTP)を受講します。英語のMEAPコース(Mixed English Academic Programme。留学生など、英語力が足りないひと向けのプログラム)と、平行して専攻したい学科の授業を受けていきます。これがあるので、高校で勉強していなかった科目も習得することが出来ます。

UC International College
Web: https://www.ucic.ac.nz/

名称 UC International College(UC・インターナショナル・カレッジ)
国・都市 ニュージーランド  / クライストチャーチ
学校形態 語学学校
住所 UCIC, University of Canterbury, 20 Kirkwood Avenue, Ilam Canterbury, New Zealand 8140
電話番号 +64 3 260 4300
公式サイト https://www.ucic.ac.nz/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/14513/

3.正式に大学生に。

UCICのプログラムを卒業すると、専攻の学科でカンタベリー大学の2年生からスタートすることが出来ます。私が入学した当時には、この制度は無かったです。

University of Canterbury
Web: http://www.canterbury.ac.nz/

名称 University of Canterbury(カンタベリー大学)
国・都市 ニュージーランド  / クライストチャーチ
学校形態 大学 大学院
住所 20 Kirkwood Ave, Ilam 8041 ニュージーランド
電話番号 +64 3-366 7001
公式サイト http://www.canterbury.ac.nz/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/6772/

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まとめ

私が入学した当時に比べて変わった点もありますが、

  • 英語のコースを受ける。
  • そして大学付属のプログラムに入る。
  • パスすると大学生になれる。

基本的に、この3ステップは変わっていないようです。ただ、個人によりプログラム内容の適応などが変わる可能性があるので、エージェントを通すか大学側に確認を取る必要はあるでしょう。

カンタベリー大学は世界でも名のある大学。私の専攻していた会計学部は世界ランクで50〜100位にあるトップクラスでした。エンジニアリング系の専攻は、そのさらに上位です。卒業して肩で風を切ることの出来る肩書きと実績です。たたき上げの道ではありますが、これだけの価値があることは保証できます。なので皆さんも一生に一度の大チャレンジをしてみませんか!?

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