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街の中心部へのアクセスに便利!イギリスの「パーク&ライド」システム
イギリスには「パーク&ライド」という、街の中心部にアクセスするときにとても便利なシステムがあります。ここでは、日本ではまだあまり普及していない、この独自のシステムについてご紹介します。
「パーク&ライド」って?
パーク&ライド(Park and Ride)とは、イギリスで1960年代に開始された、街の中心部における交通渋滞解消のためのシステム。その名の通り、利用者は車を「パーク(駐車)」して、バスなどに「ライド(乗車)」することになります。
現在では、イギリス国内の各都市や観光地などに多数設けられています。道路標識などでは、駐車場を意味する「P」とバスのイラスト、または単に「P&R」と略されることもあるようです。
「パーク&ライド」はどこにあるの?
パーク&ライドは、中規模以上の街の近郊にあります。その多くがモーターウェイの近く、またはそこからアクセスしやすい場所に位置しています。
イギリス国内でのパーク&ライドの数は、イングランドだけでもなんと約50箇所にもなります。代表的な都市には、ノッティンガム、ケンブリッジ、オックスフォード、ブリストル、バース、エクセター、ギルフォードなどがあります。
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「パーク&ライド」の利用方法
パーク&ライドの利用方法は、とってもカンタンです。
① 中心部から少し離れた郊外にある専用駐車場に駐車する(殆どの場合、駐車料金は無料)
② 駐車場直結のパーク&ライド利用者用のバスに乗り換える
③ バスで料金を支払い、街の中心部までアクセスする
④ 好きな停留所で下車する
パーク&ライドのバスでは、「Single(片道)」または「Return(往復)」のどちらかの切符を買うことになります。帰りは、バスに乗車する時にドライバーに復路のチケットを渡せばOKです。
「パーク&ライド」のメリット
パーク&ライドには、主に以下のようなメリットがあります。
① 街の中心部の交通渋滞の緩和が期待できる
② ①に関連して、排気ガスの削減が可能である
③ 街中での割高な駐車料金と比べて、比較的安いバス乗車料金だけで利用できる
④ 最近人気のカーシェアリングのミーティング地点として利用できる
まとめ
数が限られ、見つけるのが難しい都市部の駐車スペース。そんな時は、パーク&ライドを利用すれば、時間もガソリンも節約できてしまいます。車をお持ちで、都市部へのアクセスにお悩みの方は、ぜひ利用を検討してみてください。