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jayarc

バンコク爆弾テロ事件で役立った緊急事態におけるSNSの活用方法

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2015年8月にバンコクで爆弾テロ事件が発生しました。事件当時、バンコクに滞在していた筆者の体験から、海外在住者にとって、緊急時にSNSを有効に活用し、自身の安全を確保する方法について紹介させて頂きます。

バンコク爆弾テロ事件の際、外国人の著者にとってTwitterやFacebookなどのSNSが、事件の情報収集に大変役立ちました。秒単位で情報が更新されるSNSでは、どこのメディアよりも早く情報を知ることが可能です。

1.安否確認の投稿

自身の安全確保ができたら、すぐに「自分が生きていること」をSNSで投稿しましょう。事件直後はインターネット回線が正常でも、いつ使えなくなるか分かりません。また、Facebook、Twitter、LINEなど複数のSNSを利用している人は、全てに投稿してください。

あなたの安否を確認するために探しに行った人が、事件・事故の二次災害に巻き込まれてしまう可能性もあります。各国にある日本の大使館・領事館の発表は時間がかかるので、自らSNSを使って安否について発信しましょう。

2.情報共有グループを作成・参加

LINEやFacebookのグループチャット機能を使って、現地滞在者同士で情報を共有する場を作りましょう。今回の爆弾テロ事件がそうだったように、事件が一度で終わらない可能性も十分にあります。

また事件後も、元の平穏な生活に戻れるまで時間がかかります。バンコク爆弾テロ事件の時は、事件の翌日に二度目の爆発や、不審物が見つかって駅が突然に封鎖されるなどありました。

速やかに情報共有と安否確認をするために、グループ作成は必須となります。

3.一定間隔でキーワード検索

世界中の利用者がSNSに情報を発信しています。確認した段階で有益な情報がなくても、5分後には新しい情報が載っている可能性もあります。

著者は爆弾テロ事件の際、15分ごとにTwitterで「bangkok」とキーワード検索を行い、新着情報を確認していました。その結果、最寄り駅に不審物が見つかったことを知り、駅を回避して移動することができました。もし一定間隔で確認していなかったら・・・そのまま知らずに駅に行ってたことを考えるとゾッとします。

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4.情報通をフォロー

今回の事件では、タイの情勢に詳しい英国人トラベルブロガー「Richard Barrow」が、Twitterで情報拡散を積極的に行っていました。Richard氏は、バンコクでも広い人脈を持ち、犯人像や新しい爆発場所など、最新の情報を写真付きで発信していました。

事件後にTwitterやFacebook上で、頻繁にシェアされているアカウントがあれば、情報通のアカウントである可能性が高いです。迷わずフォローしましょう。

5.報道機関の投稿をチェック

SNSによる情報収集で気を付けなければならないのは、虚偽情報も混ざってくることです。故意か誤認かはわかりませんが、色んな情報が錯乱します。

そこで、報道機関のSNSをフォローして正しい情報を確認しましょう。地元報道機関やロイターなどの信頼できるメディアがおすすめです。

<参考メディア>
英語で情報を発信する「Bangkok Post」Facebookページ

最後に

二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりですが、緊急事態や事件というのは自分ではコントロールできないものです。今後、海外に在住する皆様のまわりで、今回のような事態が発生してしまった時は、このコラムを思い出して頂けたらなと思います。

最後になりますが、この場をお借りしてバンコク爆弾テロ事件で亡くなった方々へ心よりご冥福お祈り申し上げます。

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