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日本人の国民性で実際に外国人から褒められた3つのエピソード

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私が暮らすサンタクララ周辺(シリコンバレー)は「ここはアメリカではない」と言われるほどに、外国人が多く暮らす地域のひとつです。様々な国の人が集まると「◯◯(国の名前)人って◯◯だよね」と国民性が話題になることが多くあります。なかには、「こんなことで?これって国民性なの?」という話も。「日本人っていいいよね」と褒められたエピソードのなかで、少し意外だったものをご紹介します。

1.書類を両手で受け取る

私の友人の話ですが、アメリカ人講師から両手を差し出してプリントを受け取った際、「多くの日本人は両手で受け取る。目上の人への尊敬を仕草で表現することは素敵ね。」と褒められたそうです。

日本人であれば、小学校で先生から成績表やプリントを受け取るとき、片手ではなく両手で受け取るよう指導を受けた人も多いのでないでしょうか。そのおかげか、日本人であれば特に意識せずとも日常的にしている仕草だと思います。

片手で受け取るか両手を出すか、普段何気なくしているこんな小さな選択ひとつでも、育ってきた環境の違いが出るんですね。

2.車の運転でウィンカーを使う

サンタクララに暮らし始めた頃、現地の人から「日本人の車の運転マナーは素晴らしい。日本人は皆、ウインカー(方向指示器)を出して運転している。」と言われました。

ウインカーを出さないなんて選択肢があるのか?と、驚いたのですが、実際に運転をしだすと、ウインカーを出さない車の多いこと!!曲がる時だけではなく車線を変更する時ですら出しません。

ウインカーを出すことは自分の身を守ること、国民性とかいう問題ではないはずですが、皆が決まりやマナーを守るのは「日本だから当たり前」なのだと気付かされました。

ただ、アメリカのドライバーは歩行者にはとても優しいです!横断歩道がないところでも、たいていの車が止まってくれます。

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3.物を汚さず使う

アメリカ人の友人の家に招かれたとき、靴のまま家の中へ通され、リビングのソファに座ってと声をかけられたとします。その際、ソファの下にラグが敷いてあったら、「ラグの上も靴で歩いても良いのかな?」と不安になりませんか?

私はこの状況で「靴を脱いだほうが良い?」と聞いたら、「日本人は物を大切にする民族だと聞いていたけれど本当なのね。」と言われました。物を大切にするというほどの意識をはなく、ただ汚れてしまうと思っただけなのです。友人は「汚れても気にしないから靴で良い。洗えばいいだけだから。」と言っていました。

「(洗えば良いのだけれど)物はできるだけ汚さず使う」ことも日本人的な考えなのだと思います。ちなみに、アメリカ人の家庭でも家の中はスリッパで生活をしている場合もわりとあります。

最後に

もちろん、褒められる国民性ばかりではなく、「分かっていないのに頷く」「礼節に厳しい(他国の文化に寛容でない)」など良くない国民性を指摘され、はっとすることもあります。

良いところはそのままに、指摘されたことは改善の努力を。価値観や文化、生きてきた環境は人それぞれ違うんだと理解を深めていくことは、円滑なコミュニケーションをとるためにとても重要です。自分のものさしを一度捨ててみる、「日本の当たり前」を忘れてみるのもいいかもしれません。

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