オランダで進むキャッシュレス化の流れ

筆者はオランダのゼーランド州という地方都市の村に住んでいますが、生活の中で現金を銀行でおろすことは殆どなく、主に支払いはデビットカードで済ませることができます。

ごく一部の観光客向けの商店では現金のみの対応となっていますが、地元のスーパーはもちろん、レストランやカフェ、ドラックストア、個人商店のパン屋や雑貨店などでもキャッシュレス決済に対応しています。

更に、路面店だけでなく、野外で開催されるマーケットでもキャッシュレス決済しており、移動式のトラックで販売しているお店でもキャッシュレス対応の機具が設置されていたりします。

都心に行くと電子決算のみの店舗や一部公共の交通機関では現金の使用ができない場合すらあります。

店頭に、このような表示がある場合、ここでは現金での決済ができないことを意味します。

近年ではデビットカードすら持たず、Apple Payや銀行のアプリなど、スマートフォンでの電子決算も増えており、Apple Watchや電子決済に対応している時計（ガーミンやスウォッチなど）や指輪でも決算ができるようになっています。

先日ニュースで街からAMTが減っているとの報道を見ました。これは盗難防止の目的以外にも、オランダの人々のキャッシュレス化が進んでいることの現れでしょう。

スポンサーリンク

デビットカードに関するアレコレ

続いて、オランダ生活で便利に活用できるデビットカードに関する幾つかのことをお伝えします。

そもそも、デビットカードとは？

デビットカードとは、あらかじめ設定した銀行口座などの預金から代金をリアルタイムで引き落としを行うタイプのカードで、クレジットカードとは少し異なります。また、オランダではデビットカードでAMTから預金をおろすことも可能です。

デビットカードに関するオランダ語

オランダ語でデビットカードは「Pinpas（ピンパス）」や「Betaalpas（ベタールパス）」といいます。また「デビットカードで支払いたい」と言いたいときは「Pinnen alstublieft（ピネン アッシュブリフツ)）」と伝えればOKです。

デビットカードの使いかた

こちらの動画で紹介しているとおり、デビットカードを機械に入れて4桁のピンコードを入力して支払を行います。

無人レジやタッチパネルでの注文方法

キャッシュレス化に伴い、オランダではスーパーによって無人のセルフレジが増えてきています。

機械で商品をスキャンし、スキャンした商品を置く場所に商品を置き、合計を確認してデビットカードかクレジットカードで支払をします。

また、オランダのマクドナルドでは、カウンターでの注文とは別にタッチパネルで注文することができます。支払はデビットカードかクレジットカードです。注文した後レシートと番号が一緒に記載されていて混んでいる場合は順番に待ちます。カウンターに並ぶ必要がないので便利です。

まとめ

以上、オランダのキャッシュレス社会についてご紹介しました。キャッシュレスと言っても、公衆トイレなど現金が必要な場面もありますが、デビットカードのみで不自由を感じたことがなく便利さを痛感しています。

これから、オランダに来られる方は現金以外の決済ができる準備をしておきましょう。