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イタリア限定の祝日「守護聖人の日(Festa del Santo Patrono)」とは?

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ここではイタリアのみ行われているお祝いの日である「守護聖人の日」について、現地より詳しくご紹介します。

イタリアの祝日「守護聖人の日(Festa del Santo Patrono)」とは?

守護聖人の日はイタリア語で「Festa del Santo Patrono(フェスタ デル サント パトローノ)」といいます。この日は、街々にいる守護聖人(Santo Patrono)を祝うお祝い。聖人とは、いわばその土地に宿る氏神様のような存在で、イタリアには、都市ごとに守護聖人が存在すると考えられています。

祝日だけど地域によって日程が異なる?

守護聖人の日は、会社も学校もお休みとなります。仕組みとしては、日本でいう「都道府県民の日」のようなもの?例えばローマは6月29日、フィレンツェは6月24日、ミラノは12月7日というように都市によってばらっばらな点も都道府県民の日に似ています。

守護聖人の日の過ごし方

ここでは北イタリアの都市Torino(トリノ)の守護聖人の日をもとに、当日の雰囲気についてご紹介します。

学校、会社、お店は基本的にはすべてお休み

トリノの守護聖人の日は6月24日。この日は学校も会社も休みで、チェーン系のスーパー等を除いてお店も半分近くがシャッターを下ろしています。学生は6月1〜2週目あたりから夏休みが始まる為、ヴァカンスに出かけてしまう人もいますが、6月24日が週中の場合は、街に繰り出し、中心街で行われる各種イベントに参加することが多いです。

博物館や美術館ではスペシャルイベントも

少し前まで守護聖人の日は休館の施設が多かったですが、最近ではむしろ、積極的に開館し、集客を図る博物館・美術館が増えてきました。開館時間を深夜まで延長したり、入場無料にしたりする施設も多いので、観光客にとってはありがたい限りです。

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目玉企画その1「Farò di San Giovanni」

「Farò di San Giovanni(ファロ ディ サン ジョヴァンニ)」は縁起物のかがり火で、守護聖人の日の前の日の晩(23日の晩)に灯ります。魔除けや夏至をお祝いする意味などが込められたもので、イブの夜を幻想的な世界へといざないます。

目玉企画その2「Droni」

「Droni」は、イタリア語でドローンのこと。少し前までは例年打ち上げ花火が守護聖人の日のフィナーレを飾っていたトリノですが、最近ではドローンが夜空を彩るようになりました。

祝日なこともあって、日本の打ち上げ花火のように早くから場所取りをするイタリア人もたっくさん!高い建物の無いトリノでは、立ち見で遠くからちょこっと見ることも出来ますので、6月24日にトリノ滞在予定の方は、是非チェックしてみてください。

まとめ

滞在する都市が決まったら是非守護聖人の日がいつなののかチェックしてみてください。地元の人は市街に遊びに出かけてしまうことも少なくありませんが、せっかくなので是非地元に残って、教会や中心地でのイベントを満喫してください。

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