Gesto scaramantico（ゲスト スカラマンティコ）

Gesto Scaramantico（ゲスト スカラマンティコ）は魔除け（scaramantico）のジェスチャー（gesto）のことを表します。

アメリカなど英語圏でも定番の、人差し指と中指をクロスさせるおまじない（Incrociare le dita：インクロッチァーレ レ ディタ）などもイタリア人はテスト前などにやりますが、人差し指と小指を立てて手でキツネのような形を作る厄除けのおまじない（corna：コルナ）も定番。

立てた2本の指が「角」を表し、不幸を取り去るとされています。これらの手の形をモチーフにしたTシャツやチャームなども人気。是非チェックしてみてください。

Quadrifoglio verde（クアドリフォッリオ・ヴェルデ）

Quadrifoglio verde（クアドリフォッリオ ヴェルデ）は、緑（verde）の四葉のクローバー（quadrifoglio）です。四葉のクローバーは日本だけではなく、世界中で「幸運の印」とされており、イタリアでも子供たちが原っぱで探す姿をよく見ます。

幸運の印である理由は「十字架に似ているから」「アイルランドの言い伝えから」など諸説ありますが、最も単純明快なのは「なかなか見つからないから！」だそう。

「見つけただけでラッキー！」だなんて、なんともイタリア人らしい素敵な発想です。

Cornetto rosso（コルネット ロッソ）

Cornetto rosso（コルネット ロッソ）はイタリアのお土産としても定番の、ご当地ならではのお守りアイテムです。唐辛子のようにも見える真っ赤（rosso）な角（cornetto）は、厄除けになるとされています。その歴史はなんと紀元前3500年までさかのぼるというのだから驚き。

何と、イタリア人ですら、もはや歴史が長すぎて「どうしてラッキーアイテムかわからない！」そう！

実際にはプラスチックやシルバーなどでできた赤い角型のチャームを身に付けることがほとんどで、小さいものは日本のお守りのようにストラップ状になっていて鞄やスマホに気軽に付けられるので、是非1つ買ってみてはいかがでしょうか？

Ferro di cavallo（フェッロ ディ カヴァッロ）

Ferro di cavallo（フェッロ ディ カヴァッロ）は馬の蹄鉄のことでし。日本でも「ホースシュー」の名で時々売られていますが、アルファベットの「U」のような形をしたアイテムで家のドアに下げると運気アップとされています。

こちらも幸運の印である理由は諸説あり、ドアへの吊り下げ方法も地方によってルールがばらばら！是非滞在先の地域のしきたりに従って試してみてください。

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Mutanda Rossa（ムタンダ ロッサ）

Mutanda Rossa（ムタンダ ロッサ）は赤い下着のことです。コルネット・ロッソと同様に、「赤」はイタリアでは幸運の印とされており、年末はショウウインドウに新年に身に着けるための赤い下着がたくさん並びます。

特に新年に身に着けるアイテムとして有名ですが、試験前などここ一番の時に付けるのもオッケー！見た目からしてパワーがみなぎるので、それだけで運気が舞い込んでくるような気がします。

Coccinella（コッチネッラ）

こちらも赤色のアイテム。そう！Coccinella（コッチネッラ）はイタリア語でテントウムシのことを表します。コッチネッラはマリア様の使いとされる大変縁起の良い生き物で、幸運の象徴。

実際に本物のコッチネッラを飼育している人はまずいませんが、スマホの待ち受け画面にしてみたり、コッチネッラが主人公の絵本を飾ったりして運気を取り込む人が多いです。

Fiocco di nascita（フィオッコ ディ ナシタ）

Fiocco di nascita（フィオッコ ディ ナシタ）は赤ちゃんのためのお守りアイテム。「誕生のリボン」という意味があり、出産直後にベビーベッドや家のドアノブなどに飾られます。魔除けと神様からのパワーを呼び込むための必須アイテム！

イタリア人は手作りする人も多いですが、赤ちゃん用品店で既製品もたくさん売られていますので出産間近のお友達へのお土産にも良いかもしれません。

まとめ

以上、イタリアに伝わるラッキーアイテムをご紹介しました。この他にも迷信好きのイタリア人たちは、地方によってさまざまなお守りや言い伝えを大切にしています。滞在先での風習をチェックしてみると、よりその町が好きになるハズです。是非調べてみてください！