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ギリシャ神話・ローマ神話でお馴染み!オリンポス十二神のイタリア語
イタリアで生活する上で切っても切り離せないのが「神話(ギリシャ神話・ローマ神話)」の存在です。ここでは神話に出てくる12名の最重要人物「オリンポス十二神」について、イタリア語名と簡単なエピソードをご紹介します。なお、ギリシャ神話とローマ神話は厳密には別物ですが、ギリシャ神話が発展したものがローマ神話なので、主要登場人物は、名前は違うものの、それ以外の点はほとんどが重複しています。
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ゼウス
ギリシャ神話の全神、地上をつかさどるゼウスはイタリア語で「Zeus(ゼウス)」といいます。ローマ神話では「Giove(ジオーヴェ)」。日本では「ジュピター(Jupiter・英語)」と呼ばれている神様です。
ポセイドン
ゼウスの兄弟であり、海をつかさどる神であるポセイドンはイタリア語で「Poseidone(ポセイドーネ)」といいます。ローマ神話における、いわゆる「ネプチューン」である「Nettuno(ネットゥーノ)」のことです。
海の神様であるネットゥーノモチーフのものはイタリアではあらゆるところでお目にかかることができ、特に噴水のモチーフに取り入れられることが多く「Fontana del Nettuno(フォンターナ・デル・ネットゥーノ/ネットゥーノの噴水)」はイタリア各地に有名なものがあります。
また、伊高級車マセラティのエンブレムにもネットゥーノの持つ武器(三叉の銛)があしらわれていますので要チェックを。
ヘラ
ゼウスの后ヘラはイタリア語で「Era(エラ)」といいます。イタリア語では「H」は発音しないため「Hera」が「Era」となりました。なおヘラはローマ神話では「Giunone(ジウノーネ)」です。
日本でジュピターやジュノーと呼ばれている神様で、6月を表す英語「ジューン(June)」の語源となった神様です。
ヘスティア
ヘスティアはイタリア語で「Estia(エスティア)」といいます。ローマ神話では「Vesta(ヴェスタ)」。ヘラの姉妹で、かまどと火をつかさどる神様として、家庭の安定を守る大切な役割を担っています。
デメテル
デメテルはイタリア語で「Demetra(デメートラ)」といいます。ローマ神話では「Cerere(チェーレレ)」。彼女もヘラ・ヘスティアとは姉妹で、収穫の神様。いわゆる「シリアル(cereal)」の語源となった神様でもあります。
アテナ
戦いや知恵、芸術の女神としてゼウスから一番の寵愛を受けていたとも言われるアテナはイタリア語で「Athena(アテーナ)」といいます。ローマ神話では「Minerva(ミネルヴァ)」です。
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アフロディテ
アテナの姉妹であり、愛と美の女神として有名なアフロディテ(アプロディーテ)はイタリア語で「Afrodite(アフロディーテ)」といいます。ローマ神話では「Venere(ヴェネーレ)」となり、いわゆる「ヴィーナス」にあたるのが彼女です。
日本でもおなじみのヴィーナスは、なんといってもミロのヴィーナス(仏・ルーブル美術館所蔵)が有名。イタリア語では「Venere di Milo(ヴェネーレ・ディ・ミロ)」もしくは「L'Afrodite di Milo(ラァフロディーテ・ディ・ミロ)」といいます。
ヘルメス
アテナ、アフロディテと兄弟の商業や旅人の神様ヘルメスはイタリア語で「Ermes(エルメス)」といいます。ヘラと同じく「H」を発音しないため「ヘ」が「エ」となりました。
エルメスはローマ神話における「Mercurio(メルクーリオ)」にあたる神様。日本では「マーキュリー(Mercury)」と言われることが多いですね!
「水星」「水銀」のことも英語ではMercuryと言いますが、イタリアではもちろん、いずれも「Mercurio(メルクーリオ)」となります。
アポロン・アポッロ
ゼウスと並ぶ色男のアポロンはイタリア語で「Apollo(アポッロ)」といいます(ローマ神話でも同じ)。男性美の象徴であり、太陽のように輝くほどに美しいとされていたアポロンは、古代彫刻のモチーフとしてもひっぱりだこ。イタリア各地で素晴らしい作品の数々を見ることができます。
アポロンモチーフの物があった際は、是非その美しい佇まいにもご注目ください。
アルテミス
アポロの双子の妹である出産の女神アルテミスはイタリア語で「Artemide(アルテーミデ)」といいます。ローマ神話では「Diana(ディアーナ)」となり、いわゆる英語の「ダイアナ」に当たるのが彼女。ダイアナ妃の影響もあいまって、現在でも世界中で女の子の名前として根強い人気があります。
アレス
ゼウスと后ヘラの正当な嫡子、軍の神様であるアレスはイタリア語で「Ares(アレッス)」といいます。ローマ神話では「Marte(マルテ)」といい、いわゆる日本でマーズ(Mars)と呼ばれている神様にあたります。
ヘパイストス
ヘパイストスはイタリア語で「Efesto(エフェスト)」といいます。ローマ神話では「Vulcano(ヴルカーノ)」。日本人には少々馴染みが薄い神様かもしれませんが「ヴルカーノ」のフレーズにピンと来た方もいらっしゃるかも。そう、英語の「バルカン(Vulcan)」に当たるのが彼で、バルカン砲の語源となった言葉です。
ということで彼は火や火山の神様。アレスとともに、ゼウスとヘラの正当な嫡子です。
まとめ
ギリシャ神話・ローマ神話でお馴染み!オリンポス十二神のイタリア語と簡単なエピソードをご紹介しました。
オリンポス十二神は以上のようにゼウスの兄弟&子供たちから構成されています。日本でいう七福神のようなものでしょうか。イタリアが世界に誇る美術作品から通りの名前、人名に至るまでさまざまなシーンで顔をだす古代の神々は主要人物についてだけでも、ちょっとした知識があると、よりイタリアでの生活が豊かなものになりますので是非頭の片隅に入れて置いてください。
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