ドイツのカフェにある「アイススパゲッティ」とは？ドイツのカフェ事情

世界各国同様、ドイツでもカフェは非常に人気があり、多くのお店でさまざまメニューを楽しむことができますが、日本とはちょっと事情が異なる点も？ここでは、そんなドイツのカフェ事情についてご紹介します。

ドイツではチェーン店系のカフェは人気がない？

日本のカフェやコーヒーショップといえば、チェーン店が主流となっていますが、多くのドイツ人あえてチェーン店を選びません。なぜなら、チェーン店のメニューはほぼ統一されており、その店の独特さを味わえないからです。メニューに対して厳しいドイツでは、多くの個人経営のカフェが独自のメニューを打ち出しています。

それでも一部の若者はチェーン店を好んで利用します。それは、大抵のチェーン店はWi-Fi環境が充実しており、研究や勉強に役に立つからです。また、基本的にチェーン店はセルフサービスで、チップのような別料金が発生しないことも理由として挙げられます。

ドイツでは日本と同様、スターバックスがある以外に「 Coffee Fellows 」という、ミュンヘン発祥のチェーン店のカフェがあり、おすすめです。ここは飲み物のほか、種類豊富のベーグルも有名で、カフェランチなどの軽い食事を取るのに最適です。

またイタリア系のチェーン店カフェ「 Vapiano 」も人気があり、ここで使用されているコーヒーマシンや豆はイタリアから輸入されたもので、本場に近い味です。また、イタリア系のパスタやピザなどの食事メニューも充実しています。

料理は注文を受けてから顧客の目の前で、好みを聞きながら作ってもらえるので、自分の口に合う料理をオーダーすることができます。

最初にお伝えした通り、ドイツでは個人経営のカフェの方が人気で、さまざまなカフェがあります。多くのカフェでは、コーヒーやお茶などの飲み物やケーキなどのスイーツだけではなく、スープなどの温かい軽食も提供しています。

それ以外にも、自家製レモンネードもお店によって独自のアレンジで提供しているので、美味しいものが楽しめるうえ、自分にとっても良いグルメの勉強にもなります。

また、最近ドイツでは、菜食主義（ベジタリアン）が流行ってきていることから、動物性たんぱく質を一切使用しない「ヴィーガン」カフェも増えてきました。ヴィーガンカフェで提供されるスイーツや軽食に使用される原材料はすべて植物からのもので、ヘルシーな成分になっています。

筆者の経験では、ヴィーガンカフェの食事は味付けも薄く、日本人の口に合っていることが多いです。

＊ベジタリアンやヴィーガンなど、菜食主義の種類については海外では当たり前の食生活？ベジタリアン（菜食主義）の種類９選を参照下さい。

一点注意すべきなのは、どこのカフェでも所謂「アイスコーヒー」はありません。メニューに「アイスコーヒー」と書かれているものは、コーヒーフロートのことになります。

ドイツで良く見かけるのはアイスカフェです。アイスカフェとは、アイスクリーム屋とカフェが一緒になっているところです。

メニューはスイーツとアイスクリームをメインとして、カラフルなパフェは何十種類もあります。冬などアイスを食べない時期には、アツアツのワッフルも期間限定で登場したりします。

パフェ以外にも「アイススパゲッティ」も有名なメニューです。アイススパゲッティとは、スパゲッティ形をしているアイスのスイーツで、ボリュームもかなり大きいです。

飲み物は主にコーヒー系をメインにしつつ、冬になると、期間限定のスペシャルブレンドココアも登場します。また、お酒が大好きなドイツ人が好むカクテルやワインなどもあります。

ドイツではアイスカフェは老若男女問わず大人気です。夏場になると、テラス席などはどこでもほぼ満席です。しかし、冬季節になると一時閉店するところもあります。

以上、ドイツのカフェ事情についてご紹介しました。

ドイツ人はみんなコーヒーが大好きで、いろいろなところで「Coffee to go（持ち歩きコーヒー）」という看板を出しながら、持ち帰り用のコーヒーを提供しています。ぜひ一度、カフェでドイツのコーヒーを試してみましょう。

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