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スペイン・カタルーニャ州の冬季限定ローカルフード「カルソッツ(calçots)」とは?
スペインのグルメといえばパエリアやアヒージョ、トルティーヤなどが有名ですが、カルソッツ(calçots)をご存知の方は少ないのではないでしょうか?それもそのはず、カルソッツはバルセロナがあるカタルーニャ州のみで、しかも冬だけに現れるローカルフードなのです。もしこの時期にカタルーニャ州周辺に滞在していたら是非挑戦していただきたい一品!そんなカルソッツについてご紹介していきます。
カタルーニャ州で冬に現れる野菜「カルソッツ(calçots)」とは?
「カルソッツ(calçots)」とは、バルセロナを含むカタルーニャ州にあるタラゴナ県の内陸に位置する街、バイス(Valls)が発祥の、見た目は長ネギのようで、実は玉ねぎの一種である野菜です。
12月から3月までの冬季限定の食べ物として、カタルーニャ州の各地の街では、この季節になるとスーパーの野菜売り場に並び、レストランのメニューにも登場します。
独特すぎるカルソッツの調理方法
そんなカルソッツですが、非常に独特な方法で調理されます。土がついた収穫されたままの状態で、洗ったり切ったりせず網の上に並べ、薪で直火焼きにするのです。
ちなみに、このときに使われる薪は、スペインの有名なスパークリングワイン「カバ(CAVA)」を作るときに収穫される葡萄の木の枝を使用するのが伝統的な方法とのこと。
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これまた独特すぎるカルソッツの食べ方
薪で直火焼きするので、表面は黒こげになりますが、その黒く焦げた一番外側の皮を引っ張って剥くと、火が通ってトロトロになった柔らかい内側の部分が現れます。
これにナッツやパプリカなどをペーストにしたカルソッツ用のソース「ロメスコソース」に付けていただきます。
面白いのがその食べ方で、ロメスコソースを付けたカルソッツを高く持ち上げ、上を向いて口を開け、真上から一気に口へ運ぶようにして食べます。当然、このような食べ方ですので前掛け必須です。ないと服が汚れてしまいますので注意しましょう。
カルソッツの甘みと直火焼きされたことで加わる香ばしい風味にロメスコソースのコクが加わり、シンプルながら味わい深いご馳走となり、つい止まらなくなってしまいます。
発祥の地・バイスで行われる「カルソッツ祭り」
先述したカルソッツ発祥の街であるバイスでは、毎年1月末、街をあげての盛大なカルソッツ祭が行われ、各地より多くの人が訪れます。広場では大食いコンテストも開催されるという盛況ぶり。
本場のカルソッツを、伝統的な衣装を着た人々が焼く様子は見ものです。
ちょっと不気味なカルソッツ人形も街を練り歩きます(笑)
まとめ
カタルーニャ州・バイス発祥の野菜、カルソッツについて、その独特な調理法と食べ方、そして、バイスで行われるカルソッツ祭りについてご紹介しました。スペインのみならず、世界でも、ここだけしか食べられないものですので、機会があれば是非挑戦してみてくださいね。
もし、スペインのレストランでスペイン語の注文に不安がある方は 「割り勘」「おごり」ってスペイン語で?レストランで使える便利な会話フレーズ9選 の記事を参照しましょう!
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