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海外で日本語を教える仕事に就くには?日本語教師に関するアレコレ

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留学などで海外に滞在する際、仕事の選択肢のひとつとして日本語を教える仕事がありますが、実際に海外で日本語教師になるためには、どのようなことをすべきなのか。また、待遇はどうなのかなど、気になることも多いでしょう。ここでは、実際に日本語教師の資格を取得しフランスの大学院で日本語教師をしている筆者が、そんな日本語教師に関するアレコレをお伝えします。

意外と難しい?「語学」としての日本語

「日本人だから日本語を教えることなんて簡単でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが「語学」としての日本語教育を行う場合、例えば以下のような説明がきちんとできる必要があります。

  • 「私は〇〇です」と「私が〇〇です」の違いは?
  • 「て形」の活用 とは?
  • 「イ形容詞」と「ナ形容詞」の活用とは?

大学の専攻などで日本語に関する文法をしっかり学んだ方を除き、多くの方は上記のような質問に答えることが難しいのではないでしょうか。日本語文法は意外と簡単なものではございません。

また、日本語を教えるにあたって、現地の言葉(外国語)の能力も必要になるので、外国で日本語を教えることを仕事にするのは、意外とハードルが高いのかもしれません。

日本語教師に関する資格とは?

現状、日本語教師をするための専門的な資格は、特にないです。もちろん、ボランティアや個人的なレッスンなどは特に資格がなくても日本語を教える仕事をすることができますが、海外の公的な教育機関(小・中学校など)で勤務する場合は、その国の教員免許が必要な場合があります。

また、海外にある民間の日本語学校などに勤務する際、以下のいずれかの条件が必須である場合が多いです。

1.日本語教育能力検定試験に合格する

公益社団法人日本語教育学会 が認定している日本語教育能力検定試験に合格する。

2.420時間以上の日本語教育に関する研修を受講する

主に民間が主催する日本語教師養成講座を420時間以上受講する。

3.大学・大学院を卒業する

大学・大学院において日本語教育に関する主専攻を終了し卒業する。

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海外での日本語教師の待遇は?

現在筆者はフランスの大学院で日本語教師をしていますが、実際に日本語の教師の仕事でどれくらい貰えるものなのでしょうか。以下、筆者が見たフランスでの相場です。

日本語をプライベートで教えることができれば通常は1時間10ユーロ以上はもらえます。広告を出している方を見ていると、大体1時間15〜30ユーロほど提示しています。

また、資格などがあればさらにプラスされることもあります。大学などで教える場合は1時間20〜25ユーロ以上は期待できます。

ただ、時給だけ見れば比較的良い条件ですが、授業の準備に数時間かかったり、それ以外にも費やされる時間が多かったりもします。また、授業は1〜2時間と短い場合が多く、結局移動時間などを考えれば時給そのものだけではなくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?これから海外で日本語を教える仕事がしたいと考えている方にとって参考となれば幸いです。

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