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1年休学と正規交換留学どっちがいい?大学生の長期留学と就職活動の影響

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一昔前と比べると、現在の留学事情について大きな変化が見られます。ここでは、長年の海外生活で多くの日本人留学生のサポートをしてきた筆者が見てきた、昨今の留学事情の変化と合わせて、留学する上で休学すべきなのか、また、留学が与える就職活動の影響などについてお伝えします。

留学を取り巻く状況の変化

昔は1年留学する場合、大学を1年休学し、5年で卒業するのが普通でした。理由としては以下の通りです。

  • 留学が単位として認められていなかったから
  • 就職活動の期間と留学の期間が重なってしまうから

しかし、近年は留学を取り巻く環境が変化したことにより、留学をしたとしても4年で日本の大学を卒業することが、昔と比べてハードルが下がってきているのです。

認定留学制度

現在では、多くの日本の大学と欧米の大学が提携しており、留学先で履修した授業が日本の大学の単位として申請できる「認定留学」の制度を取り入れている日本の大学も増えてきました。これによって単位を落とすことなく留学をすることが可能です。

就活時期の変化

欧米の大学に留学する場合、大抵9月からの留学になり、留学終了時期が6月〜7月であることが一般的でした。そのため、就職活動時期がもっと早かった時期は、留学生はその年の就職活動を諦め、その次の年に持ち越すパターンが多かったのですが、近年では、大学4年が開始する直前の3月からエントリーの開始、試験や面接が6月からになりました。

そのため、留学をしている学生は、ひと昔前なら同学年の人と一緒に就職活動をするのが困難でしたが、この就職活動のスケジュール変更に伴い、留学国によっては留学後の就職活動がしやすくなりました。

留学期間を短くすることでのデメリット

ひと昔前までは、6月くらいまで海外の学校に在籍し、夏休みなどに旅行、それから9月の新学期に合わせて帰国する学生のほうが多かったのですが、現在は就職活動の時期の変化により、早ければ4月、遅くても5月には帰国する学生が増加しています。

ただ、帰国の時期を早めるということは、留学期間もその分短くなります。9月から4月までの場合、実質的には7カ月ほどの留学になってしまい、本来の1年間の留学より、5ヶ月ほど短いものになってしまいます。

もちろん、大学卒業に5年間かかるよりは、ちょっと先に日本に帰国して就職活動をしっかりしたほうが良いという考えもできますが、もし、留学の目的のひとつが語学学習、語学力の向上であるのなら、留学期間は語学力向上の上で重要な要素のひとつです。

また、本来の留学で得るべき国際化を目指すという意味での語学力や、海外での生活力の獲得という点から見ても、少しでも長い期間、海外生活を続けた方が、得られるものがあるのかもしれません。

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留年(休学)が就職に与える影響とは?

それでは、実際に4年間で卒業するのと5年間で卒業する場合、また、正規留学と語学留学は、就職にはどのように影響するのでしょうか。筆者はこれまで多数の留学経験者からその後の進路について聞いたところ、さほどそれが関係しているようには感じませんでした。

どちらかというと、どこにどうやって留学したのか、ではなく、留学で何をして何を得たのかを就職活動のときにきちんと説明できることが重要です。

1年間休学して大学付属の語学学校に通っていた学生でも、一流企業に問題なく就職が決まった人もいれば、1年間の正規留学でも、ある程度苦労して就職活動をしていた人もいました。

やはり、どんな形態の留学にしろ、頑張っている学生は就職もすぐ決まっていた印象でした。

まとめ

いかがでしたか?お伝えした通り、昔と比べると留学をしても1年間のブランクを開けることなく日本の大学を卒業できる環境にはなってきているものの、その場合は留学期間が短くなってしまうこと。また、もし留学が理由で卒業が遅れたとしても、さほど就職活動には影響がないことをお伝えしました。

これから留学を検討されている大学生の方の参考になれば幸いです。

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