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教会近くは鐘の音がうるさすぎる?イタリアで部屋を借りるときに注意したい4つのポイント
イタリア在住の自身の経験も踏まえ、ついつい見落としがちなイタリアの物件チェックポイントをご紹介します。大家さんがいるときに一緒にチェックしておきましょう。
1.物件全体について
家賃・光熱費等支払関係
これは「何を支払うのか」しっかり確認するとともに、入居後もしっかり支払ができているか継続して確認しましょう。
「間違って、隣の家と水道代を反対に払っていた」「IHコンロなのにガス代が異常に高くて確認したら2軒分払っていた」などのトラブルは、イタリア人からも耳にします。支払関係は毎月しっかり確認しましょう。
ゴミ捨て場の場所
家の前にコンテナがあることがほとんどですので、当日一緒に見に行って「何をどこに捨てるか」指差し確認するのがベストです。
2.備品(家具・家電)について
備品の有無
現地で家具家電を揃えても帰国後使いものにならなかったり、購入後の配送遅延も多かったりするので、すぐに生活が始められる「家具付物件」はおすすめです。
家具付の場合は、寝室に靴箱があるなど、日本と勝手が違うことが多いので「何がどこにあるか」大家さんと一緒に確認しましょう。冷蔵庫、洗濯機、オーブンなどは、ない場合買ってもらえるケースもあります。
家電の使い方
イタリアの家電はパンフレットに英訳すらないことが多いです。コンロ、オーブン、電子レンジ、エアコンなど、スイッチを入れるだけでは使えない家電は、是非大家さんのいるときに実際使って流れを確認しましょう。エアコンは部屋ごとでON/OFFできない(セントラルヒーティング)タイプもあります。
リフォーム済か否か
入居の目途が立ってからリフォーム開始する大家さんが多いため、リフォーム済か否か確認しましょう。
大がかりなリフォームの場合「すぐに仕上がるから」と言われても数か月〜数年単位で遅延が発生したり、追加で費用を徴収されたりする場合もあるので注意が必要です。
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3.周辺について
近隣での工事
近所で工事をしている場合、最悪何年も遅延するケースがあります。騒音に敏感な方は近くで工事をしている場合、いつからやっているかなど、念のため聞いておくと安心です。
周辺施設情報(教会・レストラン・日曜朝市など)
イタリアの教会は1日に何回も鐘がなります。家の裏からコップが振動するほどの大音量で毎日聞こえてくると、さすがに生活に影響が出ると思うので気になる方は聞いてみてください。
また、レストランは夏になると屋外テラス席を歩道いっぱいに張り出します。イタリア人の夕食は夜遅くまで続くので、夜眠れるか心配な方は夏、夜の営業状況なども確認してみましょう。
日曜の朝市などもイタリア特有の文化なので注意が必要です。
公共交通機関
「繁華街へのバスは1時間に1本だけ」などというケースもあります。是非公共交通機関の有無だけでなく、行き先・時刻表もセットで確認しましょう。
最寄りのスーパー
イタリアの公共交通機関は天候による遅延、ストライキが多発(しかも終日〜数日単位で)しますので、徒歩圏内にチェーン系のスーパー(土日祝営業)があると安心です。
買い置きをしようにも、冷蔵庫が小さいことが多く、また、たくさん荷物を持って歩いていると物騒なので、意外とまとめ買いができません。小さくても良いので、いざというときに駆け込めるスーパーを聞いてみましょう。
4.防犯について
イタリアは残念ながら日本ほど治安が良いとは言えません。イタリア人ですらスリ、泥棒被害にあうことはザラにあります。主に以下の点に注意をしましょう。
部屋全体(専有スペース)について
ドア・窓の立てつけ
きちんと開閉できても隙間があると冷暖房費にも大きく影響しますので、その点からもしっかりチェックしましょう。
住居が何階か
「日本の1階=イタリアの0階」とカウントするケースもあるので「何階建の何階に住むのか」確認しましょう。
周りの日本人の間では「(イタリアの)1階は泥棒に入られるリスクがやや高く、上過ぎるとエレベーターが壊れた際に昇降が大変(イタリアではすぐに修理に来ないため)なので3〜5階がベスト」と言われています。
共用スペースについて
郵便受けに鍵がかかるか
残念ながら他の住人に郵便物が盗まれるケースがあるので、しっかり確認しましょう。
駐輪場(駐車場)の位置
中庭(住人以外立ち入れない場所)にあるとベスト。車上荒らしに合わない場所でかつ、停めやすい場所にあるか確認しましょう。
大家さんの所在地
同じ建物や近くにいる方が、トラブル発生時(泥棒・鍵紛失等)すぐに頼れるのでベストです。大家さんが「何語が話せるか」も合わせて確認しましょう。
エントランス(共用玄関口)が常に閉まっているかどうか
イタリアの集合住宅(アパート・マンション)はチャイムを押してエントランスを抜けた後に郵便受けを通過し、その先にある階段やエレベーターで部屋に向かう造りの所がほとんどです。
外扉が常に閉まっていて安全か、しっかりチェックしましょう。
周辺環境
最寄の交通機関から家への道のり、治安
できたら時間帯や曜日を変えて何回か歩いてみることをおすすめします。意外にも平日の日中の方が移民や無職の方が出歩いていて物騒な場合が多いです。
先述の通り、イタリアでは一度工事が始まると数年単位で長引くことが多いため、留学中ずっと工事をしている可能性も十分ありえます。物件サイトやインターネットに掲載された最短経路が使えないケースも珍しくないので、実際に足で歩いて情報を得ることをおすすめします。
まとめ
今回挙げたものはなにも「全て二重丸でないとダメ!」というものではありません。基本的にはどんな時も前向きに異文化受け入れて、イタリア生活を楽しめるのが一番です。
ただ、慣れない海外生活を始めるにあたり、さらにストレスとなってしまうと辛いので、是非自身の気になるポイントだけでもチェックしてみてください!