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ボストンの公共交通機関MBTAを利用する際に知っておきたい4つのこと
ボストンの足であるMBTA。アメリカでは初となる地下鉄ができた歴史もあり割といい交通機関ですが、日本と比べると異なる点もあります。そんなMBTAにまつわる知っておきたいことをご紹介します。
MBTA(マサチューセッツ湾交通局)とは?
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マサチューセッツ湾交通局(Massachusetts Bay Transportation Authority)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州の公共交通機関事業者。MBTAという略称でよく呼ばれる。Tと呼ばれる全米最初の地下鉄をはじめ、近郊列車や路線バス、さらにはマサチューセッツ湾のフェリーも運営している。これらの交通機関は、ボストン市およびその周辺を広くカバーしており、通勤・通学の足として、また観光客の移動手段として用いられ、ボストン都市圏の渋滞緩和に役立っている。
- Wikipedia マサチューセッツ湾交通局
MBTAとは、ボストンの公共交通機関全般を指しますが、中心地で主に使用するのは路線バスと地下鉄です。なので、ここでご紹介する内容については、主にその2つのことになります。
1.ICカード「Charlie card」が便利!
Charlie cardとはボストンのICカード乗車券です。 定期券金額でも自分の好きな金額でもチャージ可能です。このカードはPark st駅でタダでもらえます。駅員さんを見つけてCharlie Cardが欲しいと言えばポケットから出してくれます。
このカードはバス、地下鉄場内でもチャージできますが、こちらのチャージ専用のマシーンでチャージするのがおすすめです。
というのも、ミスなのか運転手が意地悪なのかわかりませんが、車内でチャージをすると、たまに2回分の乗車金額を取られることもあるからです。
2.時刻表よりアプリでバスの到着時刻を確認
時刻表は存在しますが、ほとんど見たことがありません。なぜなら、こちらのドライバーは適当だからです。来る予定の時間にバスが来ないのは当たり前で、遅れてきたと思ったら2台続けて同じバスが来ることもあります。
そこで、スマートフォンのアプリを使うことをおすすめします。おすすめはGoogle mapです。Google mapでスタート場所と行き先をタイプして次のバスが何分で来るかを調べることができます。また、Transitというアプリも同様の機能があります。
更に、地下鉄のGreen lineを利用するのではあれば、MBTAによるアプリ、Greenline - MBTA Real-time Tracking for the Green Lineっもおすすめです。
Google Map ダウンロードページ
Transit ダウンロードページ
Greenline - MBTA Real-time tracking- ダウンロードページ
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3.地下鉄の路線が急に変更になることがある
ボストンの地下鉄にはGreen Lineと呼ばれる、全部で4つの行き先が違う路線グループがあります(B-line、C-line、D-line、E-line)。
混み合っている場合や通勤ラッシュなどの時間帯、ごくまれにですが乗っている地下鉄の行き先がKenmore駅で変わることがあります。例えば、B-lineに乗っているとき、Kenmore駅に着いたらD-lineに変わる、ということが起こります。
きちんとアナウンスで路線が変わることを伝えているのですが、留学して間もない頃は全く聞き取れないものです。また、たまにですが急にExpress(急行)になることがあります(主にB-line)。Expressになった場合、駅を何個か飛ばして走るので、これも注意が必要です。もちろんExpressに変わる場合も同様にアナウンスがあります。
アナウンスが聞き取れない場合のヒントとしては、今までiPhoneをいじっていたり本を読んでいた周りの数人が焦って降りる準備をしだしたり、アナウンスが流れたときに数人が「oh man」と言ったりタメ息をしたときです。
4.バスの乗車を拒否されることがある
これはアメリカ全土でそうなのかわかりませんが、ボストンのバス運転手はバス停で待ってる人を無視することがあります。筆者も何度もスルーされました。
あるときは車内に十分な空席があるのにも関わらず次のバス停をパスし、またあるときはバス停で待っていた人が赤信号で止まっているバスのドアをノックしても完全に無視。特に多いのが、一人でバス停で待っているときに止まってくれないことです。
つい最近も、雪が降り寒い午後8時に筆者はバス停でバスを待っていました。このバスは1時間に1本しか走らないので、乗り過ごさないように早めにバス停で待っていたのです。バスが見えたので定期カードを準備し、道路に近い歩道でバスが停まるのを待っていました。
すると、バスの運転手は私が待っているのにもかかわらず「No」というボディーランゲージをして筆者の前を通過していきました。ちなみに筆者が待っていたのは始発の次のバス停だったので、乗客は誰もいませんでした。
さすがに腹が立ったのと、誰も乗っていなかったのに無視された意味がわからず友達にテキストをしたところ、友達も同じ経験があったのです。友達曰く、運転手はバス停で待ってる人が一人のみの場合、止まらない傾向にある。しかし「とにかく乗りたい!」「止まってくれ!」というアピールをする必要がある、と教えてくれました。
厳密に言うと「You have to basically jump out in front of it to make it stop.(バスを止めるためには基本的にバスの前に踊り出ないとダメだよ。)」と言っていました。実際にバスの前に踊り出るのは難しいですが、それぐらいのアピールがないと停まってくれない、と言うことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?日本の公共交通機関とは大きく違っている部分があるMBTAですが、知っておけばびっくりすることも少なくなるでしょう。便利に利用して快適なボストンライフを!