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【体験談】ニュージーランド地震発生時の現地大学側の対応まとめ

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2011年2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチはM6.5の大地震に見舞われ、日本人も含む185名の死者が出る大きな災害となりました。著者はその当時、現地の大学に通い住んでいましたが、地震直後から、大学側は迅速にこれらについて対応していました。今回は、そうした災害時の大学の対応について、著者の体験も含めご紹介いたします。

避難場所までの誘導の対応は迅速かつ的確だった

地震直後、著者は大学施設の図書館にいました。とてつもない揺れを体験し、床のタイルが波のようにうねり、身動きひとつできませんでした。一瞬揺れが収まったのを見て、職員が迅速に外の広場に出るよう指示していました。

外は、生徒で溢れていましたが、地震直後のクラスごとに綺麗に集まっていて、混乱は最小限でした。大学内のセキュリティースタッフも加わり、しっかりと統率のとれた行動でした。

地震直後に安否確認と飲食料の提供に関する連絡が来た

地震直後に日本大使館と大学側から電話が掛かってきて安否確認がありました。それと同時に「飲食料がなければここに来てください」と教えてくれました。後で著者の現地在住の日本人の友達数名に確認したところ、遅くても2日目には安否確認が来たということでした。

休校のアナウンスは翌日

地震発生から次の日には、大学のホームページで大学の休校が決まったことがアナウンスされました。大学施設も多々亀裂が走ったり一部破損したりしたので、危険ということで休校が決まりました。

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他大学への編入を希望する学生には学費の全払い戻しを保証

大学施設の復興と開校の時期が未定ということもあり、生徒の中には他の大学への編入を考える生徒が数多く出ました。それに伴い、大学側は学費の全払い戻しを保証してくれました。

その手続きは震災後わずか二ヶ月以内に行われたので迅速な対応だと言えます。在学を希望した生徒は開校まで休学ということになり、払い戻しの対象外となりました。コースを辞退し、大学を変える場合に飲み払い戻しが起きるということです。

試験を受けることができない場合は特例を認める

震災により通学もしくは試験を受けることが難しい場合は、大学側と個人と相談の上、特例が認められました。

試験の際に余震で退席、避難しなければならない事態に陥り、再試験日の設定が難しい場合は特例でそのコースの単位取得、パスを認めるというものもありました。

そのコースで震災前までの成績を総合判断して評価するということでした。なので、実際レポートをひとつしか提出しなかったのに、そのコースを楽にクリアした生徒もいます。

まとめ

ニュージーランドのクライストチャーチにあるカンタベリー大学は、震災時とても迅速に震災と生徒に対応していたと思います。震災後、時折大学から電話が掛かってきて、何か足りないものはないかなど気にかけてくれました。休校となった数ヶ月間はしっかりと、大学のホームページに新しい情報が更新され、パニックに陥ることはありませんでした。

留学時、どんなことに巻き込まれるかわかりません。そんな時こそ大学側がしっかりとサポートして欲しいものですね。

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