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イタリアの冬を楽しもう!イタリア人の年末年始の過ごし方
今回は筆者が滞在している北イタリアで体験したイタリア特有の年末年始の過ごし方やアイテムをご紹介します。地方によって若干の違いはあるものの、イタリア全土に当てはまる物も多くありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
年末年始に欠かせないスイーツ「Panettone(パネットーネ)」
イタリアではクリスマスケーキの代わりに「パネットーネ」という大きなドライフルーツ入りのパン菓子を年末から年始にかけて何度も食べます。 オーソドックスな物は、レーズンやドライフルーツが入っていて、日本のおせちのように、それぞれの具材に意味があります。
- レーズン=お金が貯まる
- ドライフルーツ(赤)=愛情を得られる
- ドライフルーツ(黄)=長寿
年末年始の時期になると、レストランでコースメニューを頼んでも、友達の家に行ってもデザートはパネットーネ!最近ではチョコレート味やイチゴ味などもあり、色もサイズもさまざま物があるので、是非イタリアに来たら食べ比べてお気に入りを見つけてみて下さい。
挨拶は「Buon Natale!(ボン・ナターレ)」
イタリア人は新年を迎えることと同じか、それ以上に、12/25にキリストが生まれたことを「おめでたい日」と捉える人が多いため、12/25までに、はがき・メールで時候の挨拶をする人が多いです(ただし、年末年始は宗教上のお休みも多く、郵便局の遅配はお約束なので、メールのみで挨拶を済ませるイタリア人が最近は多いです)。
異教徒への配慮から「メリークリスマス」を使わない国が増えていますが、イタリアはカトリック教徒が殆どのため、基本的には挨拶は「ボン・ナターレ(よいクリスマスを)」でOK。
ただ、日本人に対しては(宗教が不明なため)「Buone Feste!(ボネ・フェステ/よい祝日を)」「Auguri!(アウグーリ/おめでとう)」と声をかけてくれるイタリア人もいます。
なお、クリスマスが過ぎると「Buon Anno(ボン・アンノ/よいお年を)」という挨拶も使われます。
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クリスマスツリーより欠かせない飾り「Presepe(プレゼッペ)」
キリスト誕生の様子を表現したミニチュア飾りがプレゼッペです。イタリア人にとっては、クリスマスツリーと同じかそれ以上にマストアイテムで、それぞれお雛様のように、家に飾って楽しみます。
教会などでは巨大プレゼッペが置かれたりオリジナルプレゼッペコンテストなども開催されるので、見に行く人もたくさんいます。
特にミニチュア好きの女性にはたまらなくロマンチックな物のようで「デートで教会を巡りプレゼッペ観賞したの!」「○○地方へプレゼッペを見に行ったの!」なんて嬉しそうにしている女性がたくさんいます。
男性も「○○教会のプレゼッペがすごかった!」などと、この時期は、パートナーを喜ばせるため、穴場プレゼッペスポットの情報収集に余念がありません。
最後に
イタリアは12月初週にクリスマスイルミネーションが点灯し、1/6(エピファニア)頃まで年末年始モードが続きます。クリスマスマーケット・スケートリンクなどもこの時期に登場します。
年末年始にイタリアへの旅行を考えている方もぜひカトリックの総本山ならではの年末年始の雰囲気を楽しんでみてください!