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選択肢は無限!新しい発見をハートフルな国カナダで!--カナダ留学フェア2016 秋レポート
北米留学といえば、アメリカだけだと思っていませんか?今回おすすめしたい留学先は、ハートフルな国カナダです!カナダは学生にとって、たくさんの選択肢があふれている国であり、安全な国としても知られています。今回はそんな魅力たっぷりのカナダの大使館が主催する、カナダ留学フェアの取材に行ってきました!北米、英語圏に留学を考えている方や、その親御さんは必見の記事です。
カナダ留学フェア2016秋とは!?
カナダ留学フェア2016秋は、カナダの81校もの学校/教育機関やStudy in AlbertaやStudy in BCといった州政府機関が一堂に会す、日本最大級のカナダ留学のイベントです。 カナダ大使館 主催の下、2016年11月2日、3日にカナダ大使館(東京)で主催されました。カナダ留学をイチから学べるセミナーも豊富で、当日は大盛況でした。
カナダ留学フェアの取材に向かったのは、アメリカ留学経験をもつ早稲田大学3年のTakao Saiです。そこで今回はアメリカ留学経験者の視点から、カナダ留学フェアの魅力をたっぷりお伝えします!
2017年春も開催されます!
カナダ留学フェアは実は秋だけでなく、毎年春にも開催されてます。今年2017年は3月17日、18日が開催日。この記事を通して、カナダ留学フェアの雰囲気や当日の流れのイメージを掴んだら、ぜひ春の留学フェアに参加してみてほしいです。
カナダ留学フェアは年に2回、誰でも日本語で気軽に、直接学校や教育機関のスタッフに相談できる絶好の機会。「まだ留学を考え始めたばかりだし…」という方も、「次の秋に行けばいいかな…?」と思っている方も、迷ったらまずは春に参加してみるのがおすすめです!
〜カナダ留学フェア2017春の詳細〜
- 公式サイト: http://www.canada-ryugaku-fair.com/ ( 参加教育機関一覧 から、事前に気になる学校や都市をチェックできます。)
- 日時:2017年3月17日(金)17:00〜19:00、18日(土)11:00〜17:00
- 場所:カナダ大使館(地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目」駅より徒歩約5分)
※カナダ大使館入館には、写真付身分証明書の提示が必要です。
※2017年春からは、カナダ留学フェアのロゴ及びイメージが秋から変更されています。
ではここからは、2016年秋のカナダ留学フェアのレポートをお伝えします!
会場に到着
カナダ大使館全体を使っていることもあり、とても広いのが印象的でした。本当にたくさんのブースがあり、魅力的な学校ばかり。2日間に渡って行われるこのフェアは主にカナダの概要や魅力・教育制度を学べるセミナーと、学校担当者や団体の方と直接お話ができるブースの2つで成り立っていました。
セミナーに参加
カナダ留学フェアの特徴として、まずセミナーの数が多いことがあげられます。上の画像にもあるように、カナダの概要に始まり、TOEFLやIELTSテスト、語学留学、中学・高校留学、大学留学などかなり具体的な内容まで教わることができます。
今回はそんな中でも「カナダの概要」「カナダの教育制度」の2つを中心にお話ししたいと思います。
1.カナダの概要
カナダの基本データ
- 首都:オタワ
- 面積:約998万平方km²
- 人口:約3,645万人(2016年10月)
- 公用語:英語、フランス語
- 通貨:カナダ・ドル(C$)
- 時差:日本時間マイナス12.5〜17時間
出典: http://www.statcan.gc.ca/daily-quotidien/161215/dq161215c-eng.htm?HPA=1&indid=4098-1&indgeo=0 (カナダ統計局2016年) According to preliminary estimates, Canada's population was 36,443,632 on October 1, 2016, up 157,207 from July 1, 2016.
カナダは、10の州と3つの準州から成り立っています。カナダの大きな特徴としては、1971年に当時のピエール・トルドー首相が世界で初めて多文化主義政策を導入した国であり、外国人を歓迎する社会が形成されていることです。 日本外務省 によると、カナダには200以上の民族があります。また、毎年20万人以上の移民を受け入れているということもあり、日常的に公用語だけでなく、たくさんの言語が使われています。
カナダは多様な民族が平和に共生し、一つの国家を形成する「モザイク社会(mosaic society)」の好事例として、世界から注目を集めています。そのため日本人も溶け込みやすい環境があります。
2.カナダの教育制度
個人を尊重する教育
先ほど、カナダの特徴は多民族国家であることだとをご紹介しましたが、「個人を尊重する教育」も大きな特徴の一つです。
日本の学校(中学・高校)の多くは授業のカリキュラムがあらかじめ組まれていて、生徒全員が同じ授業を受けるというケースは多くあります。対して、カナダでは個人を尊重する文化が根付いているので、ツーリズム、ジャズ、経済学などたくさんの科目から取りたい授業を自由に選択できます。多くの学校が、生徒や学生のニーズに合った学びを提供しているのです。
留学生に対しての手厚いサポート
カナダの教育レベルは世界的に見てもかなり高いと言われていますが、留学生へのサポートもとても厚いです。カナダの教育機関の多くが留学生を受け入れており、到着後留学生がいち早くカナダに溶け込めるように数多くのプログラムが企画されています。
さらに、カナダの高等教育機関へ正規留学した学生は(8か月以上のプログラムを)修了後、カナダ国内で最長3年間働くことのできる就労許可証を申請できます。海外で働いてみたい、グローバルな人材になりたいという学生にとってカナダはとても魅力的です。
カレッジ?大学?
「大学ももちろんおすすめですが、カレッジも魅力的なんですよ!」こんなフレーズがプレゼンターから飛び出しました。筆者はこのフレーズを聞いた瞬間は、とても混乱しました。というのもアメリカ留学経験者の筆者にとって、カレッジと大学は同じ意味だからです。しかし、カナダではカレッジと大学は意味が大きく違います。
一般的にカレッジはカナダでは ”Community College” のことを指しています。カナダのカレッジではビジネス、芸術、教育、スポーツなどより実践的なことを学ぶことができます。イメージとしては日本の専門学校に近いですが、卒業時に学士号をとれるカレッジや1年のコースなど様々なものがあるので、日本の専門学校とは少し違います。もちろん、カレッジ卒業後は最長3年間の就労許可証を申請することができるので、とても魅力的です。
それに対して、大学(総合大学、University)はカレッジに比べてよりアカデミックな勉強をします。カナダの大学はレベルが高いところが多く、世界中から多くのハイレベルな学生が集まります。
編入制度の充実
カナダの大学はレベルが高いことで有名ですが、多くの日本人が留学しようと思ったときに直面する問題の一つに「英語力」があります。一般的にカナダの大学に入学しようと考えたとき、最低でもTOEFL iBTで90点以上必要です。海外経験が少ない日本人学生がTOEFL iBTで90点以上を取るのはかなり難しいことです。
それに対して、カレッジの必要スコアは大体TOEFL iBTで80点くらいだと言われています。海外経験が少ない学生でも、頑張れば80点を取ることができます。
カナダの大学編入制度は充実しているので、最初は1、2年カレッジで専門分野と英語を学び、3年生や4年生になるときに大学に編入するのも選択肢の一つです。
カナダではネームバリューは大事ではない!?
アメリカや日本では大学の知名度、すなわち「ネームバリュー」が大事なことが多くあります。例えば、ハーバード大学やブラウン大学などはアイビーリーグ(Ivy League)と呼ばれ、「ネームバリューがとても高い」とされています。日本でも東京大学や京都大学、慶応義塾大学は「ネームバリューが高い」と言われています。
それに対して、カナダでは大学の名前は日米両国に比べて重要ではありません。もちろんトロント大学をはじめハイレベルな高等教育機関が多いですが、どの大学やカレッジでも高い水準で平等な教育を受けることができます。逆にトロント大学を出ているからと言って特別な待遇を受けることもまずありません。
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学校ブース巡り
カナダ留学の特徴が掴めたところで、ここからは各学校のブースでお話を聞いてみることにしましょう。ブースコーナーでは、学校の担当者に直接学校の魅力や具体的なお話を聞くことができます。今回は4つの教育機関の担当者の方々に以下の3つの質問をぶつけてみました!
1.University of Guelph English-Language Program
University of Guelphはカナダのオンタリオ州に位置する大学です。今回の留学フェアではEnglish-Language Programの担当者の方にお話をお伺いしました。
ーー 北米に留学と言えばアメリカをイメージする人は多いと思いますが、カナダならではの魅力とは何でしょうか。
そうですね。もちろんアメリカは素晴らしい国だと思いますし、いい大学もたくさんあります。しかし、安全性の面で問題があるのは事実ですよね。
その点、カナダはとても安全なので、留学生の方も安全安心に暮らすことができます。他にも、素晴らしい気候や文化など、カナダにも魅力がたくさんあります。
ーー 留学生が早く溶け込めるような環境はありますか?
もちろんです。オリエンテーションだけでなく、たくさんのインターナショナルパーティーが開催されており、多くの日本人の学生もそういったイベントで友達を作っていますね。そもそも、カナダは温かい人がとても多いので、すぐにでも溶け込めると思いますよ。
ーー あなたの学校の魅力を教えてください。
魅力は何といってもレベルの高さだと思いますね。ただカナダでは、どんな大学に行っても素晴らしい教育を受けることができますから、私たちだけの魅力というわけではないですね。(笑)
私たちの大学はトロントから車で1時間のところに位置していますから、立地の良さも長所の一つだと考えています。
名称 | University of Guelph(ゲルフ大学) |
---|---|
国・都市 | カナダ / オンタリオ州 / ゲルフ |
学校形態 | 大学 大学院 |
住所 | 50 Stone Rd E, Guelph, ON N1G 2W1 カナダ |
電話番号 | +1 519-824-4120 |
公式サイト | http://www.uoguelph.ca/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/7950/ |
2. Centennial College
Centennial Collegeはカナダオンタリオ州のトロントにあるカレッジです。
ーー 北米に留学と言えばアメリカをイメージする人は多いと思いますが、カナダならではの魅力とは何でしょうか。
これは、本当に皆さん同じことを言われると思うのですが、やっぱりカナダは安全ですよ。私は、もちろんカナダで仕事をしているので、カナダに 住んでいるのですが、確かに最初は慣れないことが多かったです。でもカナダは本当に安全だし、周りの人もとても温かいのですぐに溶け込むことができましたね。
ーー 留学生が早く溶け込めるような環境はありますか?
そうですね。何といってもイベントが本当に多いです。サッカー大会や、トロント市内を掃除するイベントだったり、たくさんあるので、他の学生と交流する機会はたくさんありますよ。
ーー あなたの学校の魅力を教えてください。
Centennial Collegeには芸術やスポーツケアなど、専門的な知識を学ぶことができるのが特徴の一つです。すべての学生のニーズに合った教育を提供できることですかね。
また、全体で5万人の学生がいますが、日本人が30人くらいしかいないのもメリットの一つです。日本人が少ないということで、英語を勉強するにはとてもいい環境だと言えます。さらに30人の日本人留学生に対して、日本人スタッフが2人いるので、サポートは手厚いです。
ーー 日本人スタッフの方には相談される学生さんが多いんですか?
はい、多いですね。やっぱり最初は言語の問題が多いと思います。しかし、これは皆が通る道なので、相談に乗りながら学生の皆さんには頑張ってもらっています。たしかに、最初のセメスターは辛いと思うこともあるかもしれませんが、その次のセメスターに入ると慣れてくる学生が多いですよ!
名称 | Centennial College(センテニアル・カレッジ) |
---|---|
国・都市 | カナダ / オンタリオ州 / トロント |
学校形態 | 大学 大学院 |
住所 | 941 Progress Ave, Toronto, ON M1G 3T8 |
電話番号 | +1 416-289-5000 |
公式サイト | http://www.centennialcollege.ca/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/14781/ |
3. International Student Education-Nanaimo Ladysmith Public Schools
ISE-Nanaimo Ladysmith Public Schoolsは、ナナイモの小・中・高校公立教育委員会の留学生を担当する機関です。こちらの機関は international students education program を提供しています。
ーー 北米に留学と言えばアメリカをイメージする人は多いと思いますが、カナダならではの魅力とは何でしょうか。
すべては選択肢が多いことだと思いますね。カナダの生徒や学生は、たくさんの選択肢から自分の本当にやりたいことを選ぶことができます。安全面ももちろんですが、私は選択肢の多さこそがカナダの最大の魅力の一つだと考えています。
ーー 日本人にはシャイな人が多いと思うのですが、留学生が早く溶け込めるような環境はありますか?
その質問は本当によくされるのですが、私はそもそも日本人はあんまりシャイじゃないと思うんですよ。
ーー 本当ですか!?
ええ。確かに北米やヨーロッパの学生に比べたら授業中の発言などは積極的ではないですが、そもそも発言したくても英語力に自信がないから発言できないのであって、シャイだからではないと思うんですよ。
日本人の生徒さんたちは本当にいい子ばかりで、すぐに学校にも慣れますしホームステイ先の家の人ともすぐに仲良くなります。もちろん、私たちもたくさんのイベントは用意しますよ!
ーー あなたの学校の魅力を教えてください。
先ほどもお答えしたのですが、選択肢が多いことです。それは入る学校、プログラム、ホームステイ先をすべて選べるということです。
選択するプログラムを提供している学校の中で、どの学校に入るかはそれぞれのニーズに合うようにしています。申請フォーム内に複数の質問やアンケートがあるのですが、それを答えることによって自分に合った学校が分かるんです。
ホームステイ先もたくさんの条件を希望することができます。家族構成、ペットの有無など様々なニーズに応えることができます。
4. Heartland International English School Winnipeg
Heartland International English School Winnipeg Schoolはカナダ、マニトバ州にありますインターナショナルイングリッシュスクールです。カナダの「心」のようなこの学校にはたくさんの魅力であふれています。
ーー 北米に留学と言えばアメリカをイメージする人は多いと思いますが、カナダならではの魅力とは何でしょうか。
そうですね、カナダ全体でいうと日本に似ているのかなって少し思う時があります。例えば、カナダ人は "Sorry" って言葉をよく使うんですよ。日本の方も多く使いますよね。こういう風に、日本とカナダは文化的に似ているところがあるのかなって思うので、日本人の方はとても住みやすい国だと思います。
マニトバに関していうと人々が本当に温かいんですよ。マニトバのニックネームをご存知ですか?
ーー すみません。分かりません...。
マニトバは、"Friendly Manitoba" って呼ばれてるんです。それくらい人が温かい。
ーー 留学生が早く溶け込めるような環境はありますか?
その点に関しては、我々が一番力を入れているところです。43もの国々から留学生は来ていますし、我々もできるだけたくさんの交流の場やイベントを設けているので、日本人の生徒の皆さんもすぐに溶けこむことができますよ!
ーー あなたの学校の魅力を教えてください。
そうですね、それはもちろん「空気」の良さだと思います。この場合の空気とは気候や環境だけでなく雰囲気も最高に良いということです。皆がリラックスして英語を学んでいます。生徒は皆仲が良く、素晴らしい関係を築いています。
名称 | Heartland International English School, Winnipeg(ハートランド・インターナショナル・イングリッシュ・スクール・ウィニペグ校) |
---|---|
国・都市 | カナダ / マニトバ州 / ウィニペグ |
学校形態 | 語学学校 |
住所 | 294 William Avenue Winnipeg, Manitoba, Canada R3B 0R1 |
電話番号 | 1 204 989 8448 |
公式サイト | http://www.heartlandenglish.com/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/14784/ |
州政府教育機関のブース巡り
学校のブースを回った後は、2つの州政府教育機関のブースにもお話をお聞きしました。お話を通して見つけた、各州の魅力をお伝えします。
Study in Alberta
アルバータ州の州政府在日事務所がブースを運営されていた Study in Alberta のブース。カナダで唯一、州税がかからない州がアルバータです。そのため授業料や生活費が他の英語圏よりも抑えられることが、アルバータ州を留学先としておすすめする理由の一つなのだそう。
またアルバータ州にはアルバータ大学やカルガリー大学など、QS世界大学ランキングでも100位以内に入るトップレベルの大学があるため、研究と留学生の受け入れに熱心な州であるとも言えます。いきなり学部生としての留学は少しレベルが高いかもしれませんが、そんな人には先にESLコースを選択してカナダ留学を始めることをおすすめされていました。
Study in BC
ブリティッシュ・コロンビアの州国際教育委員会の Study in BC のブース。小学校から中学・高校・大学まで、世界的にもレベルの高い教育が受けられる地域としてブリティッシュ・コロンビア州はとても人気です。
カナダで一番気候が穏やかな地域で、どの都市も住みやすいのが特徴とのこと。人々も温かく、週末や休日にはアウトドア・アクティビティも楽しめる、留学先として最適な州のひとつです。
ブース巡りを終えて
どのブースもとても興味深いものばかりで、参加者の皆さまはとても真剣にお話を聞いていました。やはり、担当者の方と直接お話しできるというのは非常に貴重な体験だと言えますね。
編集部コメント
今回の留学フェアは80を超える団体が参加し、数多くのセミナーが開催されましたが、そのすべてのイベントが大盛況でした。たくさんの担当者の方々とお話しさせていただきましたが、どの方にも共通していたのはカナダでは「安全、幅広い選択肢、高い教育水準が保証されている」ということでした。
日本では皆で同じ授業を受けたりと、自分が本当に学びたいことが学べる環境が十分に整っていないのが現状です。しかしカナダでは、たくさんのオプションが学生一人一人の幅や観点を大きく広げてくれます。2017年春にはまた カナダ留学フェア2017春 が開催されますので、ぜひカナダを留学先の選択肢に入れてみては?
ライター
Takao Sai/早稲田大学国際教養学部3年/アブログインターン
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