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シンガポール経営大学の仲間たちと切磋琢磨する留学生活--トビタテ!留学経験者インタビュー Vol.8前編

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シンガポールで生のビジネスに触れたいと、シンガポール経営大学にトビタテ!留学JAPAN日本代表として留学した名東悠宇さん。英語が母語ではないことからディスカッション形式の授業に苦労しながらも、現地の学生と切磋琢磨しながら成長していきました。今回はそんな名東さんへのインタビューの前編をお送りします。

今回インタビューしたトビタテ生

名東悠宇さん

名東悠宇さんは現在一橋大学商学部の4年生で、トビタテ生※としてシンガポール経営大学に留学されていました。留学中は大学での勉強以外にもコンサル系の会社でインターンをしていました。

※トビタテ= トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 。官民協働の留学支援制度で、返済不要の奨学金が給付される。

そんな名東さんの留学について2回に分けてお送りします!前編の今回は留学先の大学での様子をメインにお伝えします。

2度目の挑戦で受かったトビタテ!プロジェクト

ーー どうしてトビタテ!を目指したんですか?

大学の留学プログラムに応募して、留学先の大学が決まった後、友達の誘いでトビタテの説明会に行ったんです。そこで初めて存在を知って、いろいろ調べてみると充実した奨学金がもらえると知りました。

帰ってからHPを見てみると、奨学金がもらえるだけでなくトビタテのコミュニティにも参加できると知りました。とても魅力を感じ、すぐに書類を準備し始めましたね。留学計画書は、何回も推敲して提出しました。

ーー 選考突破の際に意識したことを教えてください。

書類では実現可能性が大事だと思います。1回目の挑戦では落ちて、2回目で受かったんですが、違いはそこだったと思います。1回目では大学は決まってましたが、インターン先が決まっておらず、こういう職種で、こういうことをやりたいという漠然としたことしか言えなかったんです。

ですが、2回目の時はインターン先も決まっていて、この会社でやりたいことも実現可能性の高い計画として自信をもって言えました。

ディスカッション重視のシンガポール経営大学で学ぶ

(↑一番左が名東さん。大学の先生とチームメンバーとの一枚)

ーー どうしてシンガポール経営大学を選んだんですか?

留学中にインターンをしたいと思っていたので、まずインターンをしやすいシンガポールを選びました。そしてシンガポールで一橋大との提携校はシンガポール経営大学だけでした。自分の専攻が商学系のマーケティングや経営なので、学びたい分野とも合致していたので良いなと。

ーー シンガポール経営大学の雰囲気はどんな感じですか?

アメリカのような自由な校風の大学です。授業は日本の大人数で行うレクチャー形式と違って、ディスカッション形式でした。少人数なので発言が求められます。グループワークで考えて発言することもありました。

ーー それは高い英語力が必要ですね。

そうなんです。英語は得意でしたが、現地の学生はシングリッシュ(シンガポール人が話す英語)訛りで喋るのも速く、最初は苦労しました。ですが友達も増え、だんだん慣れたことでシングリッシュで会話・発言ができるようになりました。さらに授業では、日本人という外国人ならではの観点を活かした意見も提供できるようになりました。

ーー 留学生の割合や、留学生に対するサポートはどうでしたか?

留学生は全体の1〜2割で、日本人は10人くらいでした。日本人留学生とも交流して仲良くなりました。また大学には国際課やシンガポールの学生と組むバディー制度があります。バディー制度は現地の学生とマッチングしてくれるので、相手から色々なことを教われます。

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留学生であるからこその奮闘の日々

(↑大学のプロジェクトメンバーとの一枚)

ーー 大学生活で一番悩んだり、苦労したことを教えてください。

シンガポールでは大学の成績が就職に響くため、現地の学生は絶対に一番上のAを目指して必死に勉強します。なので留学生は英語で引けを取ると置いて行かれてしまいます。

最初は、グループワークでタスクの割り振りが留学生の自分だけ少ない時もあって、留学生というフィルターを通して見られているのが辛かったです。ですが逆にその分、自分が貢献できる分野は何だろうとよく考えるようになりました。

ーー 逆に一番嬉しかった瞬間、感動した瞬間は何ですか?

USS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)を運営している企業のプログラムに10週間近く参加し、最後にプレゼンコンテストがあったんですが、そこで自分のチームが準優勝しました。自分が貢献できた分野もあったし、結果として賞が取れたのが嬉しかったです。

シンガポール人のチームメイト2人と毎晩のように話し合ってプランを立てて挑んだので、達成感もありました。プログラム終了後は、彼らとかなり仲良くなることができました。

ーー 大学で印象に残っている授業があったら教えてください。

後期のホスピタリティーの授業で、飲食店のオーナーと新規事業を考える授業がありました。5人チームだったのですが、その内のフランス人の女の子と意見がぶつかってしまったことがあります。

物事を理論的に詰めていきたい僕と、アイディアをとっさに挙げていく彼女との間でなかなか上手くいかなかったからです。でも結果的には僕の緻密に詰めていった理論に、彼女の斬新なアイディアが加わることでよりよいアウトプットができ、良かったと思っています。

大学での学びを振り返って

ーー 大学生活を通して心がけていたことモットーを教えてください。

最初はついていくだけで精一杯だったのですが、とにかく食らいついていくことをモットーとしていました。自分で本を読むなどして勉強して、負けん気根性でついて行きました。

留学の後半は、慣れによってダレないように目標を決めてやっていかなければと思っていました。なので毎日その日にやったことをまとめて、今度はこうしようと反省し、次の目標を考えるというサイクルを大事にしました。短期的な目標を毎日設定して行動していました。

ーー シンガポール経営大学は、どんな人にオススメですか?

日本の大学の受け身的な授業に物足りない人、自分の意見を積極的に発言したい人、授業をアクティブに受けたい人にオススメです。たくさん発言することが求められる場所であり、他の学生にモノ言われる中で成長していける場所であると思います。

ーー 今振り返ってみて、留学生活は自分にとってどんな経験になりましたか?

正直僕の中で大学は留学経験の2〜3割くらいしか占めていないのですが、友達もできたし、楽しんで受けられる少人数授業やグループワークもあり、シンガポール経営大学は自分にとってオアシスのような場所でした。やっていたインターンに比べて気楽に受けれるという意味でも楽しい場所だったと思います。

前編を振り返って

今回は名東さんのシンガポール経営大学での様子を中心にお伝えしました。英語力など留学生ならではの苦悩を感じながらも、名東さんは自分の貢献できる分野を探求し行動に移したことで、実践的な授業や企業のプログラムで成功を収めることができました。僕もその自己分析力と行動力をぜひ見習いたいです!

さらにインタビューは、 名東さんのインターンでの経験をお伝えする後編記事 に続きます!ぜひご覧ください!

名称 Singapore Management University(シンガポール・マネージメント大学)
国・都市 シンガポール  / シンガポール
学校形態 大学 大学院
住所 81 Victoria St, シンガポール 188065
電話番号 +65 6828 0100
公式サイト http://www.smu.edu.sg
口コミサイト https://ablogg.jp/school/9827/

インタビュアー

保坂福斗(ほさかふくと)/ 早稲田大学1年 / アブログインターン生

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