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スリや泥棒に注意!フランスの治安について気をつけるべきこと
今週、筆者が家のカーテンを閉めようとした所、道路に防弾チョッキを着た警察官が数人ウロウロしていました。そんなことは初めてだったので、何があったのか驚きましたが民間の建物に泥棒が入ったようです。事なきを得ましたが、いつ何が起きるか分からないのがフランスの現状です。
テロ事件だけはなく、フランスでは日本より危険な事件がたくさんあります。昼間の明るい時間帯で人が多くても、事件が起きることもあります。
フランスのストラスブールで強盗事件が発生
つい先日、フランス北部の街ストラスブールにて、夕方の明るい時間帯にも関わらずNGOの事務所に拳銃を持った強盗が押し入り、職員をトイレに閉じ込めて1万ユーロが奪われる事件が発生しました。まだ犯人は拳銃を持って逃走中です。
このように、フランスでは日中でもよく犯罪が起こります。
フランスでは銃の所持は違法
フランスでは一般人が拳銃を持つことは日本と同じく法律で禁止されています。拳銃を所持しているのは、警官や軍人です。
筆者の知人の警察官から聞いたところ、警察官は職務が終わると拳銃は指定の厳重な管理場所に片付けることになっているそうです。犯罪者の拳銃の入手ルートはマフィアや海外からで、なかなか警察もすべてを把握できていないようです。
ちなみに、ハンター用の猟銃に関してはハンター専門のお店があり、購入にはライセンスが必要です。また、誰がどの銃を持っているのかを国に届けることが義務付られています。猟銃を持っている人は定期的に銃の保管状況のチェックがあるそうです。
多いのは泥棒被害、車上荒らし、スリや置き引き
このような銃による犯罪は、それほど多くないのですが、フランスでは泥棒による被害がとても多いです。普通の家でも泥棒の問題は深刻なので、フランスの住まいは鍵がたくさんあったり、ドアが重いのが普通です。
車上荒らしも日本より多く、車そのものが持って行かれるばかりか、車のタイヤなどのパーツの泥棒、最悪な場合は車ごと焼かれることもあります。車を持っている場合は、窓やドアをきちんと確認しましよう。なるべく、駐車場が見えない場合や長く駐車する場合は、車が安全か確認しましよう。
また、スリや置き引き、ひったくりの事件も多発しています。特にパリなどの観光地では、さまざまな手口を使って奪っていきます。パリ警視庁が作成した動画「パリ安全ガイド(日本語字幕付き)」が非常に防犯に役立ちますので、一度チェックされることをオススメします。
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治安が悪い場所に住んでいる場合は引越しも検討する
その他の防犯対策としては、居住地区の見直しもあります。
家賃が安い場合は治安が悪い場所も多いので、少しお金がかかってもなるべく明るい場所で、近隣の人たちが親切な場所に居住した方が良いでしよう。
留守の場合は、気心の知れた本当に信頼できる近所の人に、何かあったときの連絡をお願いしておくと良いでしよう。日本のように隣近所の顔を知らないのは、フランスではとても危険なので、常日頃から近所の人と仲良くしておいた方が良いです。
日本人は犯罪に巻き込まれやすいという認識を持つ
あと、そもそも日本人は狙われやすい傾向にあることも肝に命じておいた方が良いです。
特に日本人でブランド品を持っていたりする場合は、狙われる対象になります。フランスで高価な物を身につけるのは危険なので、ときにはなるべく控えた方が良いでしょう。
また、フランス語ができないと簡単にだまされてしまうので、変な人だと感じたら、だまって目を合わせずその場を立ち去り、人通りが多い所に行った方が良いでしよう。常日頃からの自己防衛は忘れないように。
自分の滞在先の地方紙をチェックしローカル情報を知っておく
フランス語がある程度分かる人でしたら、フランスの地方紙のWEBサイトなどを小まめに確認して置いた方が良いでしよう。
日本の大使館から来る事件の詳細は、事件経過後、一日以上過ぎた後で連絡が来るので、今回のような犯人が拳銃を持って逃走している場合などは、特に危険なので滞在先のローカル情報が大事なこともあります。
まとめ
フランスに住んでいると日本は、平和な国だということが分かります。特にフランスでは犯人が身体が大きい人も多く、日本人が事件に遭遇すると腕力の差で助からないこともあるかもしれません。なぜフランス人がカードでお金を払い現金をあまり持ち歩かないのか、その意味もフランスに来るとよく分かります。
身近に犯人が逃走している場合は、なるべく自分の安全確保のために、人の少ない所に行かない、なるべく早く自宅に帰宅する方が、気持ち的にもホッとするでしよう。