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外国で生活している小学生が一時帰国したときにやって欲しくない3つのこと

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家族で海外に住んでいる場合、夏休みは一時帰国の時期になります。一時帰国の際、日本で迎える親御さんや友達の親御さんにやってほしくないことをまとめました。子供にとって日本への帰国はとても楽しみだけど、不安でいっぱいでもあるのです・・・

1.どのくらい外国語が話せるのかを試さないで!

久しぶりに会った祖父母、休みの期間にしか会えない従兄弟。以前通っていた学校の友達、そのご両親。みんな外国で暮らしている子供は「どのくらい英語が話せるのか」興味津々です。

一時帰国した子供が一番困るリクエストは「ねえ英語喋ってみて」。言われた子供は何を話せばいいのやら困ってしまい、口数が少なくなってしまうことも。あと「(日本で流行ってる)これ、知ってる?」という質問も困ります。日本の情報はインターネットなどで手に入れやすくなりましたが、環境によっては知らないことも多いのです。

2.日本と外国の環境を比べさせないで!

自分たちが生活している日本の環境と、彼らが生活している外国の環境を1つ1つを比べないでください。彼らは自分の意思ではなく親の都合で外国の生活を始めさせられた場合がほとんどです。

外から見たら恵まれてる生活かもしれません。でも彼らがどう思っているか、子供の社会ではどのような交流があるのかは「子供しか」わかりません。日本と比べて「〇〇」はいいでしょう!と外から言われても、本人からすると真逆かもしれないのです。

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3.選ばせないで!

家、食事、学校、習い事環境など、日本と今生活してる国の〇〇、どっちがいい?という質問をしないでください。

大人から見たら小さな違いも、子供から見たらものすごく大きな違いです。そして彼らは自分の意思でその場で生活しているわけではありません。選択肢があったとしても、親の意向が多大に反映された上での選択です。

現在の状態に至るまでは多大な苦労があり、その苦労は今も継続しています。そんな状態の彼らに「日本と今生活してる国の「〇〇」、どっちがいい?」という質問の安易な投げかけは、あまりにも酷です。

一番良いのは本人たちが話したいことを聞いてあげること

ここまで読んでいただいた方は「じゃあどうしたらいいの?」と思うでしょう。海外で頑張っている子供の親としては安易な質問攻めではなく、まずは一時帰国の子の「話したいことを聞く」を徹底して頂きたいと思います。

彼らが話したいことを聞いてください。そしてその話題の中から彼らの新しい発見を引き出すようにしてほしいです。例えば、昔からあるお菓子を用意しておいて、そこに最新のバージョンを混ぜ込んだりしてみましょう。そして彼らから話題にしてきたら少しずつ「今」の共有を図ってみてください。それは彼らにとって新しい発見につながります。

まとめ

子供にとって日本への一時帰国は楽しみだけど不安がいっぱいでもあるのです。自分の育った環境がどのように変わったか、以前の友人はどのように交流してくれるか、不安で不安で仕方がないのです。

故郷が大好きでいられるように、ゆっくり休養できるように、そして生活している国に帰る際に更に前向きな気持ちでいられるように、周囲の大人が温かく見守っていきたいものです。

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