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友達に言われた「お前の英語ひどいよね。」〜アメリカ人友達から見る皮肉文化〜
日本でも友達に皮肉を言ってからかってみたりすることはありますが、第二言語での皮肉はとても理解が難しいです。さらに、アメリカでは日常的にコミュニケーションツールとして皮肉ジョークがよく使われます。
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突然言われた「Your English SUCKS」
ある日、私が友達と話していたとき、ある英単語が出てこなくて「なんだっけー、あれだよあれ〜」なんて話していると、一人の友達が突然
「Your English SUCKS.(お前の英語ひどいよね)」
と言ってきたのです。
当時の私は「えっ?」とキョトンとしてしまって何も言えませんでした。冗談なんだろうな、と思っていたのですが、彼は「just kidding!(冗談だよ)」も何も言わず、私はチョット落ち込んでしまいました。
後日、彼に「私の英語、そんなにひどいかな?」と聞くと、彼は「え?そんなことないよ!どうしたの急に?あ、この前のはsarcasm(皮肉)だよ!」と笑われました。
アメリカではsarcasm(皮肉)は日常的に使われる
映画館でも、私以外の観客が面白くもないところで笑うことが多々ありますが、これはセリフの皮肉さを笑っていることが多いです。皮肉は日本ではネガティブなイメージだったり、パッシブアグレッシブ*で使いますが、アメリカでは割とジョークやユーモアとして受け入れられています。私も未だに皮肉を理解するのに苦しんでいます(笑)
分かりやすい例で言うと・・・
- 話を聞いてない人に対して=You’re such a great listener!(なんてあなたは素晴らしい聞きてなの!)
- 似合わない服を着てる人に対して=Wow! That looks really good on you!(わあ、とってもいい感じだよ!)
- 新しいヘアスタイルを気に入ってない人に対して=Look at your hair! It’s so cool!(髪型を見てごらん、とてもクールだよ!)
大体の場合は、声のトーンや、表情、エアクオート**などで皮肉のサインがあるのですが、私の友達のように、トーンも何も変えず、むしろフラットにサラッと皮肉的なことを言っちゃう人もいます。
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皮肉を言うのは親しみの証拠?
日常的ジョークで使われる皮肉。しかし私の友達曰く(特に相手が私のように留学生だったら)相手を選んでいるようです。もちろん、初対面から皮肉ジョークを飛ばす方もたくさんいますが、人種に関わらずジョークとして取る人、取れない人、さまざまです。
もし、あなたの友達が突然皮肉なことを言ってきたら、親しみの証拠として受け取ってみるのがいいと思います。また、皮肉返しができるようになったら、更にいいと思います!もし皮肉を言われたら、まずはこんな感じで返してみましょう!
Oh, thank you.(あら、ありがとう)
You are so mean.(あなたって、本当に嫌ね)
That’s what people say.(みんなそうやって言うんだよね)
まとめ
本心で言ってるのか皮肉なのか、正直私もまだ判断しかねることもありますが、アメリカ人の友達の会話を聞いていると、ほぼ皮肉ジョークなんだな、とわかります。
日本では皮肉ジョークの文化がないので、慣れることにすごく時間がかかりますし大変ですが、アメリカのドラマを見てsarcasmを勉強するのもいいかもしれません。でも一番私がオススメするのは、皮肉ジョークを言われたらできるだけ皮肉ジョークで返すことです!
*パッシブアグレッシブ
受動的な攻撃性。消極的かつ間接的に不満や怒りなどを伝え攻撃すること。陰口や無視、わざと仕事を遅らせるなどの冷たい攻撃のことを表す。
**エアクオート
両手のピースサインをチョンチョンと折り曲げるハンドサイン。ダブルクォーテションを手で表現し、話の内容で強調していることを表現するのに用いる。
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