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イタリアでサッカー観戦!初心者が覚えておきたいイタリアのサッカーの基礎知識

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イタリア人は本当にサッカー(Caicio)が大好きです。私は元々サッカーに全く興味がなかったのですが、イタリアであまりにサッカーの話題を振られるので、慌ててルールやリーグ戦について勉強しました。その時の経験を踏まえ今回は、サッカーに疎い方が最低限覚えておくと良い基礎知識(概略や観戦のコツ)をご紹介したいと思います。

セリエAとUEFAチャンピオンズリーグについて

イタリアの国内プロリーグは日本同様3つで「Serie A (日本のJ1)」「Serie B (日本のJ2)」「Lega Pro (日本のJ3)」です。その他にも沢山あるのですがとても複雑な為、サッカーに疎い方はまずは地元チームとSerieAの概略だけ覚えておけばOKです。

セリエAについて

1シーズン制

1シーズン制で、毎年8月末~翌年5月にかけてホーム&アウエーで試合が行われます。

全20チーム

全20チームあり、試合は週1回、主に週末(日曜15時)に開催されます。

一番人気は「Juventus F.C」

地元愛の強いイタリア人は基本的には大人も子供も地元チームを応援しますが、 スター選手が多い点、2011年~連続優勝している点から、全体を通じて一番人気が高いのは「Juventus F.C.」というピエモンテ州トリノのチームです。

開幕戦と移籍話

毎年8月に入るとイタリア人は開幕戦に向けてそわそわしはじめ、翌年4月を過ぎると優勝予想や、有名選手の移籍の噂話などに花を咲かせます。

他のヨーロッパリーグもチェック

「最近のSerieAは強いチームと弱いチームの二極化が進んでしまい、物足りない!」といったサッカー通も多く、そのような人は、他のヨーロッパリーグの行方も常にチェックしています。人気が高いのは「プレミアリーグ(イギリス)」「リーガ・エスパニョーラ(スペイン)」「ブンデスリーガー(ドイツ)」で、これらのリーグもSerieAとほぼ同じスケジュールで優勝争いを繰り広げます。

UEFAチャンピオンズリーグについて

先述した他国のチームも含め、皆でヨーロッパNo.1を決めるのが9月~翌年5月に開催する「UEFA champions league」です。現在テレビ視聴者数世界一位のビッグイベントで、アメリカのスーパーボウルやW杯を遥かにしのぐ人気っぷりです。2016年の決勝戦は5月28日にMilanoのStadio Giuseppe Meazza(通称San Siro)で行われる為、いまやSerieAよりもこちらの行方に一喜一憂しているファンも少なくありません。

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スタジアムに行く際の注意点

百聞は一見にしかずです。少しでも興味が持てた方は、是非スタジアムに足を運んでみましょう!サッカー初心者が応援に行くときの注意点は以下の通りです。

デイゲーム(日曜15時)の観戦がおすすめ

21時頃キックオフとなるナイトゲームより、デイゲーム(日曜15時)の観戦が安全でおすすめです。 当日券はキックオフ約2時間前から販売されるので、イタリア人は日曜15時キックオフの場合、午前中教会に行った後、支度をし、13時頃チケットを買って、近くのバールで軽くつまみながらサッカー談義を繰り広げた後、スタジアムに向かいます。

初心者はメインスタンド(Tribuna)からの観戦の方が安全

基本的には強豪チームの試合やダービーマッチであっても、今は当日券があります。ただ、心配な方はイタリア人に相談してみましょう!ゴール裏(Curva)のチケットの方が安いですが、熱狂的なサポーターが陣取っているので、初心者はメインスタンド(Tribuna)からの観戦が安全でおすすめです。チケットはだいたい50ユーロ前後です。SerieAは海外ファンも多いため、地方スタジアムのチケット売り場の店員も、だいたい英語が話せます。

座席は指定されていないも同然!

日本と違って、座席はあってないようなもの。自分の席に行くと別の人が座っていたり、足置きにしていたり…。はたまた警備員が観戦していたりなんてことがしょっちゅうあります。また、デイゲームは日差しが強いので日陰を求めて、ハーフタイム中に勝手に移動してくる人などもいます。もちろん言えばどいてもらえますが、ここはイタリア人らしく、気楽に考えて自分たちもベストポジションでご観戦ください。(イタリアは屋外での喫煙ルールがないため、煙が苦手な方は受動喫煙にもご注意ください。)

ゲームは座りながら見ない

SerieAは座席の位置に関わらず、座って飲み物やお弁当を広げている人よりも、90分間立って試合の行方に一喜一憂している人の方が多い印象です。場所によっては座っているとゲームが全く見られないことがありますのでずっと立っていることが辛い場合は、様子を見ながら空いている席へ移動しましょう。

試合途中では帰らない

決着がほぼついている試合でも、90分間しっかりと観戦してからスタジアムを立つ人が殆どなので、帰りの混雑が心配な方は5~10分前くらいに帰路につけば、混雑回避できる可能性が高いです。

チケットは捨てないようにする

転売を避けるため、チケット購入時、入場時にパスポート提示を求められますので必ず持っていきましょう。(イタリア滞在歴が長くなればなるほど家に忘れがちなのでご注意を!)また、入場時だけでなく退場時まで、スタジアムによってはチケット提示を求められますので、チケットは途中で捨てず、家に着くまでは持っておいてください。

最後に

いかがでしたか?イタリア人にとってサッカーは国技。ぜひ国の文化に触れるつもりで一度観戦に行ってみてください!

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