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発音や文法なんて関係ない!アメリカ留学前知っておきたいアメリカの授業への取り組み方とは?

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アメリカと日本の教育システムは全く違います。だからこそ留学する意味があるのは事実ですし、だからそこ刺激的ですよね。日本ではノートを取るタイプの受身授業、アメリカは自発性が求められます。慣れない自発的な授業、さらに第二言語を使って授業についていかなくてはいけない留学生。私自身が経験して思ったことや留学前にできる事を紹介します!

ジャパングリッシュ(JAPANGLISH)は問題ではない!

自分の発音が気になって喋れない、という経験談をよく聞きます。私自身も昔はそうでした。きちんと喋れないと笑われるんではないかと心配になるんですよね。でも実際の所、発音は全く問題ないのです。どれだけキツイ中国語なまり、インド語なまり、日本語なまりの英語でも、周りの人はちゃんと聞き取ってくれますし、一回で聞き取れなかった場合、何度も聞き返してくれます。むしろその国独自のアクセントはユニークでもあり、恥ずかしがる事ではありません。私自身これに気づけたのは、アメリカに来てから2年後です。

日本人はよく「完璧を好む」「恥の文化」と言われますが、これは事実だと思いました。「完璧に発音できない」=「恥」に無意識のうちに頭に焼き付いているんですよね。きっとこれは、英語の授業で先生が発音について厳しく指導するからだと思います。完璧に発音できるに越したことはありませんが、アメリカ人でさえ訛っていたり、完璧に発音できない単語が多々ありますので、発音にこだわりを持つのは今からやめましょう。ちなみに私のアメリカ人の友達は「milk」と「water」が完璧に発音できません。育った地方の訛りと、ただ単に、個人的に言いづらいというのがあるようです。繰り返します、発音は問題ありません!

とにかく喋る!意見を持つ!

私はアメリカに来て最初の1年、語学学校へ行きました。初日のオリエンテーションで仲良くなった スペイン人の子はコミュニケーションは取れるけれど、英語をしゃべるという意味では単語を並べる、文法がゴチャゴチャという状況でした。私はと言いますと、一応英語に力を入れてる高校だったので、「スペイン人の子よりは喋れるかな〜?」というちょっとした自信を持っていたことを覚えています。しかし、語学学校の授業初日、彼女は自分の文法、発言を気にせずガンガン自分の意見を発言するのです。これによってクラスの流れはどんどん彼女の発言を交えたディスカッションに発展していきました。

一方の私は、みんなが何を言ってるかも理解できて、自分なりの考えも持っていたのですが、何も発言できず…。情けない、悔しい、そんな思いにかられたことを覚えています。アメリカではとにかく、自分の意見を言わないと意味がない、喋らないとクラス内に居ないのと同じ事になるのです。私の印象では日本以外のアジアの子たちも自分の意見をどんどん言います。発音や文法なんて全く関係ないのです。意見を持つという事がとても大事です。

留学前にできる事として、どんなに小さなグループ内(家族内、友達内、クラス内)でもなんでもいいので、発言するという事を習慣づけるようにしましょう!質問でもなんでもいいのです。とにかく喋ることが大事です。そして、できるだけニュースを見て日本のことを知りましょう。どんだけお茶らけキャラの私のアメリカ人の友達達も、政治のことや時事ニュースについてはとても真剣に語り合ってます。そしてよく「日本はどうなの?」と聞いてきます。自分の国のことを知らないのは、それこそ大変恥ずかしいので(私自身、毎回反省してます笑)留学する前に一度、自分の国について知ることは大事ですよ。

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それでも喋れない!怖い!

人には色々アドバイスできるものの、私も未だに苦しんでいます。そこで私が実践していることは、とにかく、1回は発言するということと、ひたすら頷いて、先生に対して何かしらのresponseをするということです。こちらの大学ではペーパーやレポートが占める成績配分のパーセンテージより、多くの場合プレゼンテーション、クラス内発言のパーセンテージが高いのです。どれだけ初歩的な質問でも、発言することによってクラス内発言と取ってもらえることもあります。クラス内には必ずと言っていいほど、「え?そんな質問今する?」という質問をする人も多々いますが、アメリカではどんな質問も大事な質問なのです。

それでも、どうしても喋れないという人は、ノートをとることに集中しすぎず、先生の目を見て、うなずき、「私はちゃんと話を聞いています」とアピールをすることを心がけましょう。そして他に効果的なことは先生のoffice hourに先生を訪ねて直接話をすることです。第二言語を喋る留学生にとって、アピールするということは本当に大事なのです。

他に、私がこちらに来てしばらく戸惑ったのが先生と生徒の距離です。大半の場合、日本では先生に敬語を使い、一歩引いた距離感がありますよね。こちらでは(もちろん先生にもよりますが)、生徒が先生のfirst nameで呼ぶことがほとんどで、日本の英語の授業で教えられた丁寧 / 敬語英語 (Could I ~ ? May I ~ ? Would you ~ ?) を先生に対して話す生徒はほとんどいません。私的にこれに慣れるまではかなり戸惑いました。

まとめ

発音は言うほど重要ではありません。一番大事なのは自分の意見を持って、声に出すということです。簡単なことではありませんが、留学前から少しずつトレーニングしていけば必ずこっちに来てから活きると思います。ちょっと自分の思ってることを言いすぎると、日本では「出しゃばり」なんて言われちゃうことも有りますが、アメリカではそれくらいが普通です。私も引き続き頑張ります、皆さんも一緒に頑張りましょう!

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