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イタリアで自炊をしたい方は必見!イタリアで良質な卵を見分ける方法とは?
生活必需品のたまご。イタリアではスーパーの常温もしくは冷蔵コーナーに並んでいます。買うときに役立つイタリアの卵に関するエトセトラをまとめました。
とにかく種類がたくさん!
イタリアの卵は常温コーナーの棚に並んでいることが多く、6個入り8個入りの他、2個入りや4個入り、30個入りなども多く見かけます。雌鶏(gallina)の他にquaglia(ウズラ)の卵もよく置いてあります。また、イタリアならではなのが「パスタ・お菓子用(per pasta e dolci)」で、こちらは普通の卵より少し黄身が濃いもの。日本では珍しい、ペットボトルやカートン入りの「tuorlo(卵黄)」「albume(卵白)」も、大きめのスーパーに行けば簡単に手に入れることが出来ますので一人暮らしの人にもお料理をする人にもバラエティ豊かで頼もしいです!
卵のパッケージからわかること
単語がわからなくてもパッケージの挿絵や数字から読み取れることも多いので、牛乳や小麦等他の食品と違って、「家で割ってみたら全く違うものだった!」というリスクは少ないですが、法律に従って様々なことが書かれているので是非いろいろ試してお気に入りを見つけてみてください!主には以下のようなことが多く書かれています。
飼育環境
「BIO(biologico)」「all'aperto」など、どんな環境で育った雌鶏の卵かが書かれています。日本でいう「平飼い」「地鶏」といったところでしょうか。詳しくは後ほどご紹介します。
新鮮さ
イタリアで決められた基準によってカテゴリー(categoria)AからCまであり、生卵はAでないと販売できないので確認の必要はないのですが、パッケージには安心安全をアピールするべくあえて「categoria(CAT)A」と書かれているものが多いです。これとは別に、購買欲をそそる「fresche(新鮮)」と大きく見出しを付けたものも良く見ますが、フレッシュかどうかはメーカーの独自基準なので賞味期限を見るのが一番確実です。
産卵月日・賞味期限
日 / 月 / 年の順で書かれていますが、数字を見れば察しが付くと思います。産卵月日は「 DEP(deposizione)」、賞味期限が「ENTRO(~以内になので記載日当日まで食べてOK)」で一方のみの記載の場合もあります。
サイズ
イタリアではgrandissime (XL)、grandi (L)、medie (M)、 piccole(S)の4つに分かれていてパッケージにこれらが記載されています。
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卵にも流通経路に関する記載があります
家に帰ってパッケージを捨ててしまっても大丈夫。イタリアの卵は殻の所にアルファベットと数字から構成された車のナンバーのようなコードが印字されていて、左から「飼育環境」「生産国」「生産地自治体番号」「生産地域」「養鶏場の登録番号」が書かれています。コードの読み方は以下の通りです。
飼育環境
以下の基準で番号で記されています。
0 biologico(BIO):放し飼いかつエサに有機農作物を使用
1 all'aperto:放し飼い
2 a terra:屋内の大きな養鶏場の中で飼育
3 in gabbia:鶏舎で飼育
生産国
例えばイタリアなら「IT」と印字されています。
生産地自治体番号:生産地のISTAT(政府中央統計局)IDコードが3桁の数字で印字されています
生産地域:例えばトリノなら「TO」ヴェローナなら「VR」と印字されています
養鶏場の登録番号:3桁の数字が印字されています
また、上か下には賞味期限もしくは産卵月日が併記されています。
最後に
イタリアでも生卵や半熟卵を食べる文化があるため諸外国に比べ、品質の管理がしっかりとなされています。周りの日本人の中には良い卵を買ってきて、生卵ですきやきや卵掛けご飯を楽しんでいる人もいます。イタリアで自炊をする方は楽しんでみてください。