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イタリア版七五三!洗礼式ってなにをするの?

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「洗礼式」という言葉をみなさん聞いたことはありますでしょうか?洗礼式はカトリック教徒における大切なしきたりです。ここではそんなイタリアの洗礼式や、それにまつわる関連イベントについてご紹介します。

1歳くらいまでの赤ちゃんの行事、洗礼式「Battesimo」

洗礼(洗礼式)はイタリア語で「Battesimo(バッテジモ)」といいます。一言で言うとお宮参りのようなもの。だいたい1歳くらいまでの赤ちゃんが教会に行って、神父さまからの洗礼を受けます。

主な登場人物は赤ちゃん、そして親御さんとPadrino(パドリーノ)とMadrina(マドリーナ)です。全員が他の参列者の前に出て、神父さま進行のもと、カトリック教徒になるための儀式に参加します。

赤ちゃんはこの時もちろん、自分の意思をまわりの人達に伝えることは出来ません。そのため、親御さんが赤ちゃんに代わって、カトリック教徒になることを宣誓し、神父さまが聖水でお浄めをします。

親御さんは赤ちゃんに代わって、Battesimoまでの期間、教会へ行って神父様からのお言葉に耳を傾け、PadrinoとMadrinaという、自分たちに何かあった時に親の代わりになってくれる存在を探さなければなりません。

だいたい午前中に1時間ほどで、式は終あり、その後は参列者も含め皆で大昼餐会。ケーキを食べたり、プチギフトが振る舞われたり、ちょっとした結婚式のような雰囲気となります。

イタリア版七五三の「Prima comunione」

日本で「初聖体拝領(はつせいたいはいりょう)」と呼ばれている儀式が「Prima comunione(プリマ コムニオーネ)」です。この日は、“初めて聖体を拝領する日”。つまり子供たちが初めて、イエスさまの心と一体になる日です。主人公は9歳のキリスト教徒の子供たち。赤ちゃんの時はカトリックについて理解できなかった子供たちも、小学校で1年間しっかりキリスト教について勉強し、この日を迎えるので準備は万端です。

教会でのミサが終わったらまたも、大昼餐会。多くの子供たちがこの日、お祝いのプレゼントをもらえるので、Prima comunioneが近付くとわくわくが止まりません。かつては時計や金のアクセサリーなどが伝統的に贈られていたそうなのですが、最近ではゲームやスマートフォン、バッグやアクセサリーなんだとか・・・。

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プチ成人式?「Cresima」

小学校高学年から中学生の頃(10〜15歳頃)に行うのがCresima(クレージマ)。日本で「堅信式(けんしんしき)」と呼ばれるものです。Prima comunioneの後も、熱心にキリスト教について勉強し続けた子たちがミサを経て、めでたく正式なカトリック教徒となる大事な日。

こちらも昼餐会+お祝いのプレゼント付きなので、さぞかし子供たちは楽しみに・・・と思いきや、中学生くらいになると全員が全員、熱心にカトリックの勉強を続けている子ばかりではないそう。ということで、前二つの儀式に比べると、Cresimaをやらないイタリア人も結構いるそうです。

まとめ

ちなみに日本では七五三の時に専用の晴れ着を着ますが、ご紹介した儀式もそれぞれ独特の衣装を身に纏います。興味がある方は是非チェックしてみてください。運が良ければ滞在中に実際に目にする機会もあるかもしれません。

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