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日本とどう違う?イタリア人の子どもたちの夏休みの過ごし方5選

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イタリアのちびっこたちは、夏休みが約3か月あります。最近では共働き家庭も増えたため、親は、長期休暇中の子供に悪戦苦闘!では、いったいイタリアのちびっこたちは、どのようにこの長期休暇を過ごしているのか。現地よりレポートします。

祖父母の家で過ごす

最も一般的な夏休みの過ごし方がコレ。夏休みがはじまってスグ、祖父母の家に行き、夏の終わりとともに家に戻ってくるというパターンです。

イタリアでは小さな子供を1人で家に置いておくのは育児放棄とみなされてしまいます。ゆえに、多くの子供たちが夏休みに入ると、年金暮らしの祖父母の家に行って、おじいちゃん、おばあちゃんと楽しい夏の思い出をつくります。

Oratorio Estivo

祖父母の家と違ってこちらは「タダ!」「24時間滞在オッケー!」とはいきませんが、共働きの家庭にとって、なくてはならない存在が「Oratorio Estivo(オラトリオ エスティーヴォ)」です。

日本でいう学童(放課後児童クラブ)のようなところ。元々は恵まれない子供たちを預かる目的で設立したものが、どんどん拡大していきました。カトリックの教会が開催しているものが多く、専門員(Animatore/アニマトーレ)や高学年のお兄さんお姉さん、ボランティアの皆さんが、1日数ユーロで、食事から運動、遠足、プールなど様々な夏のアクティビティを親の代わりに面倒みてくれます。

Centro Estivo

直訳は「サマーセンター」。Oratorio Estivoは6歳くらいにならないと入れない為、それよりも下の年齢の子を持つ親たちはCentro Estivo(チェントロ エスティーヴォ)を利用することが多いです。

Oratorio Estivoとおなじような通学スタイルのものもあれば、泊まりがけでどこかに連れて行ってくれるものまでさまざま。プログラムに応じて費用も様々なので、親は目的やスタイルに合わせて、数ある中から最適なものを選びます。

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Campo Estivo

Campo Estivo(カンポ エスティーヴォ)の直訳は「サマーキャンプ」。「英語を勉強する」「プールで泳げるようにする」といった目的別のコースから、習い事教室主催で、フランスやスイスなどの海外に行くものまでさまざま。

イタリアには日本のような「塾」がない為、勉強系のCampo Estivoも人気で、約1週間、親元を離れてキャンプに出かけるものが主流です。

親と過ごす

最後は「親と過ごす」というパターン。親が子供の休みに合わせて職場で長期休暇を取ってしまうケースもイタリアでは少なくありません。ちなみに「長期休暇」というと、日本では1週間ほどを想像されるかもしれませんが、イタリアでは1か月~取る人もいます。

まとめ

イタリアの絵本や小説などを読んでいると、夏におじいちゃんちで過ごす子供の様子や、キャンプに行った時に不思議な夏の体験をした描写などが出て来ることがあります。文化の違いを知ることで、それらへの理解がもっと深まるハズ・・・。普段イタリア語を勉強していない方にも、是非本記事が参考になれば幸いです。

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