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イタリアには6月にも祝日あり!「6/2イタリア共和国記念日」とは?
日本の友人と話していると、よく「6月は休みが無いよね・・・」という話になります。が、嬉しいことにイタリアにはなんと6月にも祝日があります!ここではそんなイタリアの6月2日の祝日「イタリア共和国記念日」について詳しくご紹介いたします。
Festa della Repubblica Italiana(イタリア共和国記念日)とは?
イタリア共和国記念日はイタリア語で「Festa della Repubblica Italiana(フェスタ デッラ レプッブリカ イタリアーナ)」といいます。長いので、ニュースや会話の中で話す際は「Festa della Repubblica(フェスタ デッラ レプッブリカ/“共和国記念日”の意)」と略すことがほとんど。
Festa della Repubblicaは、イタリアの祝日の中でも珍しい、宗教に関係のない国民の休日。ゆえに、世界で唯一イタリアだけがお休みとなります。
そもそも“共和国”とはどんな国のこと?
「ローマ帝国」「サヴォイア王家」「王室御用達」など、観光ガイドで見かけるイタリア情報には「王様」の文字がたくさん!しかし、現在、イタリアには王様はいません。
イタリアは正式名称を「Repubblica Italiana(レプッブリカ イタリアーナ/イタリア共和国)」といい、王政は1946年に廃止となりました。第二次世界大戦後、国民投票によって共和制(王制でない国家)に生まれ変わり、現在に至ります。
6月2日の共和国記念日は、まさに1946年に王政を続けるかどうかを問う国民投票が行われた日。ゆえに、祝日当日は、イタリア国内の多くの場所でイタリア国旗が掲げられます。
イタリア共和国記念日の過ごし方とは?
正直なところ「何もしない」と答える人がほとんど。学生は翌週から長い夏休みが始まるため、一足お先にヴァカンスに出かけてしまう人もいます。強いて言えばローマの式典パレードが有名。空に飛行機雲で描かれる3色旗は、イタリア人でなくとも一見の価値ありです。
現在イタリアの王様はどうしているの?
イタリアの最後の王様は「ウンベルト2世(Umberto II)」という人物でした。王政が廃止された後は、ポルトガルへ亡命。彼自身は1983年にこの世を去りましたが、ポルトガル亡命後は、穏やかな余生を過ごし、たくさんの子供にも恵まれました。彼を含め旧王族たちは現在も穏やかな暮らしを送っております。
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おまけ:お茶の間のアイドル「エマヌエーレ・フィリベルト」
旧王族の中で、是非チェックして欲しいのが、異端児「エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイア(Emanuele Filiberto di Savoia)」。ウンベルト2世の長男ヴィットーリオ・エマヌエーレ・ディ・サヴォイア(Vittorio Emanuele di Savoia)の一人息子。つまりウンベルト2世の孫です。
実は彼はお茶の間のアイドル。旧王族たちは2002年より、条件付きでイタリア国内に入ることを許され、彼はその中でもイタリアメディアに多数登場し、人気を博しています。
ちなみにお父さんのVittorio Emanuele di Savoiaも、かなりのお騒がせ伊達オトコ。イタリアゴシップ紙にとって、2人は欠かせない存在です。
まとめ
国民の祝日に欠かせない飛行機雲で描くイタリア三色旗は、共和国記念日以外でも、一年で数度見るチャンスがあります。専門部隊が演出する圧巻のパフォーマンス。イタリアに短~長期滞在予定の方は是非1度は見てみてください!