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イタリアの謝肉祭「Carnevale(カルネヴァーレ)」ってどんなイベント?
イタリアでは謝肉祭、いわゆるカーニバルのことを「Carnevale(カルネヴァーレ)」といいます。日本ではヴェネチアやリオデジャネイロ、浅草などの華やかな催し物ばかりが紹介されがちですが、実はキリスト教にまつわる重要なイベントのひとつなのをご存知でしょうか?ここでは、詳細について知らない人のためにCarnevaleとはどんなものかを簡単にご紹介します。
謝肉祭「Carnevale(カルネヴァーレ)」とは?
日本語の文字通り「肉に感謝する」日が謝肉祭(Carnevale)です。なぜ肉に感謝するのか、それはCarnevaleが終わってから復活祭(イースター)までの期間は、キリストの復活を祈り肉や食事自体を節制したり、慈善事業に努めるよう奨励されているためです。
この節制期間をイタリア語で「Quaresima(クアレージマ 四旬節)」といい、これを受けてできたた習わしをCarnevaleと呼ぶようになりました。
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Carnevaleの開催期間は?
イースターは春分を過ぎた最初の満月の後の日曜日にあたります。そこから46日前がQuaresimaの初日。それより前をCarnevaleと呼びます。ほとんどの場合約1週間前~前日を指し、後述の通り、この期間は日にちごとにさまざまな催しが行われます。
Carnevaleに行うこととは?
Martedì grasso
イースターが必ず日曜日なので、46日前は必ず水曜日となります。その前日(火曜日)を指すイタリア語が「Martedì grasso(マルテディ グラッソ)」です。直訳は「肥沃な火曜日」。この日は翌日からの四旬節を前に、思う存分、飲んだり食べたりして最高に盛り上がります。これが転じて日本でよく知られるカーニバルのような陽気なイベントが世界各地で行われるようになりました。
Martedì grassoは平日ではありますが、現在でも「カーニバルの最終日は(日曜日でなく)火曜日!」というイベントも少なくありません。カーニバルを目的にイタリア旅行を計画されている方はご留意ください。
Giovedì grasso
肥沃な木曜日をイタリア語で「Giovedì grasso(ジョヴェディ グラッソ)」といいます。これは、Martedì grassoの前週の木曜日を指す言葉で、この日がカーニバル週間の初日となる催しが多いことからこの名がつきました。
Giovedì grassoも平日ですが、夕方辺りから、なんとなく街は週末のような陽気なムードに。レストランなどで「肉の日」「食べ放題」イベントをするところも多いです。
Venerdì Gnocolar
Venerdì Gnocolar(ヴェネルディ ニョーコラ)はGiovedì grassoの翌日の金曜日。Venerdìは「金曜日」Gnocolarは「ニョッキ」を意味します。イタリア全州で行われるイベントではないものの、北イタリアのヴェローナなどではとても有名な行事のひとつ。Papà del Gnoco(パパ デル ニョッコ)というおじさんが、カーニバルのシンボルとして登場し、広場で市民に食べ物、飲み物を振る舞います。
なお、余談ですがイタリアでは一般的にニョッキは木曜日の食べ物。「Giovedì Gnocchi(ジョヴェディ ニョッキ:ニョッキの木曜日)」という言葉もあり、木曜日に腹持ちの良い物を食べるのが風習として今でも残っています。
Mercoledì delle ceneri
カーニバルの終わり(四旬節の初日)を「Mercoledì delle ceneri(メルコレディ デッレ チェーネリ)」といいます。いわゆる「灰の水曜日」と呼ばれているもので、祈りの際に灰を用いる為、このような名前となりました。
まとめ
今では伝統的な流れに沿ってカーニバルやその後の四旬節、イースターを過ごす敬虔なカトリック教徒はイタリアでも少なくなりました。しかし、その各行事の存在や内容自体は誰もが知っているものですので、私たち日本人も知識として是非知っておくと良いでしょう。
もちろん、カトリックでなくとも参加してオッケー!特にイタリアのカーニバルは世界的に有名なものが多いのでイタリアに滞在されている方はチェックしてみてください!
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