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親や祖父母を海外に呼ぶ際に注意すべき7つのこと【イタリア編】
先日、筆者の両親と祖父母(全員初めての海外旅行)をイタリアの滞在先に招待したところ、しっかり準備して来てもらったはずなのに、ハプニングの連続で大変苦労しました。ここでは、そんな筆者の失敗談を交えながら、ガイドブッグには載っていない、親や祖父母を海外に呼ぶ際に注意するべき点についてご紹介します。
海外で「絶対に」買えないものは忘れないようにする
例えば常備薬や眼鏡、入れ歯といったものは親子・孫間でも共有することができません。荷造りする際は是非「買える or 買えない」を意識しながら荷造りしてもらうようにしましょう。
加えて、スーツケースには大事なものを入れないようにしてもらうこともお忘れなく!イタリアではスーツケース紛失の話をよく耳にします。到着後、荷物が紛失した瞬間から早速困ってしまいますからね。
最高気温より「最低」気温が肝心
旅行前にインターネットで最新の天気予報をチェックするのは親世代でももはや常識?ですが、多くの人が「最高気温」にばかり目がいってしまいがちです。
イタリアは湿度がとても低いため、記載されている最高気温と体感気温が異なることが多め。日なたと日影の気温差も激しいです。ということで、是非「最低気温」に注目してもらうようにしましょう。街歩きの服装は「ちょっと暑いかな?」くらいの方が安心です。
歩きやすい靴を用意しておく
せっかくのヨーロッパ!憧れのイタリア!できればおしゃれにヒール靴を履いて歩きたい!ところですが、イタリアは公共交通機関の乱れが激しいのと、日本からの直行便もミラノ・ローマにしかないことから、思った以上に歩くことになります(1日1万歩前後はザラです)。
また、歴史的地区では石畳も多く大変危ないので、できたら基本的には運動靴など歩きやすい靴で行動してもらうように伝えましょう。
ホテルの外観・名前はスマホで撮っておく
ホテルに宿泊する場合、外観や看板をスマホで撮影しておいてもらいましょう。というのも、イタリアの建物は本当にどれもこれもソックリ!日本語しかできない私の母は、ホテル名が覚えられなくて近くで何度も迷子になってしまいました。ホテルカードは持っていたのですが、そこに書いてある「Albergo(イタリア語でホテルの意味)」の意味がわからなかったので、全く機能せず。
写真に収めておけば、いざというとき、かなり役立ちます。
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ホテルでも貴重品の管理は慎重に
街歩きのときは肌身離さずバッグを持って歩いている方でも、ホテルに入るとすっかり気が抜けてしまうもの。私の両親・祖父母は朝食会場でおかわりを取ってくるとき、早速、席にバッグを置いて出かけてしまいました。
イタリアはホテル内であっても絶対油断は禁物です。たとえ客室内であっても、出かける前は逐一ある程度荷物をまとめて鍵を閉めてから出かけてください。
食事の開始時間の違いを認識しておく
イタリア人は食事のスタート時間がだいたい日本より1〜2時間遅いです。(朝:9時頃〜、昼:13時半頃〜、夜20時半頃〜)
時差の影響も相まって、普段規則正しい生活をしている人ほど、初日は4時頃起床してしまい、その後、お腹が空く時間がどんどんズレてしまって、さあ大変!なんてことも多いですので、ちょっとしたつまめるものを持ち歩いておくと良いでしょう。
イタリアではご飯の時間帯以外は店を閉めているレストランがほとんどなので、大いに役立ちます。
食事の様子の違いを認識しておく
上記に関連して、イタリアの食文化は日本とは大きく異なります。特に以下の点に驚く方が多いので事前に知っておくと安心でしょう。
朝ご飯は基本的には「甘いモノ」しかない。
菓子パン・ビスケットなどが中心で、塩気のあるものはない場合も。
ふわふわしたパンはない。
基本的にどれも固めでなので、歯に自信がない方や入れ歯の方は控えた方が良いでしょう。
1皿1品ずつ乗ってきます。
ワンプレートランチや御膳のようなものはありません。
なお、イタリアではチップは不要です。
まとめ
以上、親や祖父母を海外に呼ぶ際に注意すべきことをご紹介しました。
ご紹介した以外にも「水が硬水」「コンセントプラグが異なる」など、日本とイタリアでは異なる点はたくさんあります。是非ガイドブッグなどと合わせて本記事もご活用いただければ幸いです。
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