シンガポールのNational Day Parade（NDP）では、どのようなことが行われるの？

National Day Parade（NDP）はシンガポールの中心地、マリーナ・ベイエリアにて行われます。

軍隊のコマンダーによるマーチ、国としての誓い（Pledge）、「国を愛する」がテーマのダンス、ライブコンサート、空軍（AirForce）による航空ショーなど、多くの催し物が行われます。

一般の人々も観客席で楽しむことができますが、観客席は無料のため、席は抽選となっています。観客はシンガポールのナショナル・カラーである赤い服を着てイベントを楽しみます。

また、パレード前日のリハーサル時には、シンガポール中のある学年（Primary 5）の小学生たちは招待され、パレードのショーを観ることができます。

パレードのプログラムは 公式サイトで確認することができます 。

ナショナルデーの前から盛り上がりを見せるシンガポール

ナショナルデーの1ヶ月前から、シンガポールの 公団HDB やマンション、戸建ての家などでシンガポールの国旗を掲げ始めるため、シンガポールのあちこちでシンガポール国旗が目につき始めます。

また、ナショナルデーまでの1ヶ月間は、毎週土曜日にリハーサルが行われるため、マリーナ・ベイエリアに行くと空軍の航空ショーの演習や花火など、本番さながらのパフォーマンスを観ることができます。

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パレードから見えるシンガポール人の国に対する忠誠心

パレードで行われる国歌斉唱では、観客席一同皆立ち上がり、胸に手をあてて国歌を斉唱します。そして皆、笑顔でシンガポールの旗を振り、建国記念日を心から祝っている姿を見ることができます。

航空ショーではマリーナ・ベイ・サンズエリアをバックに、一瞬ヒヤッとするくらいの勢いで戦闘機が空を旋回し続けると、観客席は大きな拍手を送ります。

イベントの最後には、ヘリコプター3機が国旗を吊るしながらシンガポールの島全体を周遊します。イベント会場まで行けない国民は空を見上げ、ヘリコプターに向かって旗や手を振ります。

パレードのハイライトは盛大な花火！

パレードのハイライトは、なんと言っても盛大な花火！たくさんの花火がマリーナ・ベイで打ち上げられます。これだけを見に来る外国人もいるくらいで、マリーナ・ベイエリアのホテルやオフィスビルなどでは、この花火を見ている人も多くみられます。

当日シティエリアにいると、大きな花火の音が聞こえてくるので、知らずとも臨場感が高まります。場所がよければ、シティエリアからも花火が見えることでしょう。

毎年作られるナショナルデーのテーマソング

毎年、シンガポールのミュージシャンによってナショナルデーにちなんだテーマソングが作られます。シンガポールのTV局では頻繁にCMでその曲を流し、パレードの日までに皆が口ずさめるようになっているのです。

毎年、国の建国記念日に合わせてテーマソングを作る国というのもユニークですね。

まとめ

以上、シンガポールの建国記念日に行われるパレード、National Day Parade（NDP：記念式典）についてご紹介しました。

このパレードを見るたびに、シンガポール人は老若男女問わず、シンガポールの国家と政府に尊敬の意を覚え、シンガポール人として誇りを感じられる日であることが分かります。

ちなみに、この様子はTV中継もされますが、できれば滞在中にマリーナ・ベイ辺りに足を運んで、その場のムードを感じることをおすすめします。

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