Spuntino（スプンティーノ） / Merenda（メレンダ）

「Spuntino（スプンティーノ）」と「Merenda（メレンダ）」は、どちらも「軽食」「おやつ」と訳されることが多いですが、「Spuntino（スプンティーノ）」は午前中や深夜に小腹が減ったときに食べるちょっとした軽食、「Merenda（メレンダ）」は午後に食べるいわゆる甘いやつを指すことが多いです。

イタリア人は朝ごはんをしっかり取る人が少ないので、10〜11時頃ちょっとしたコーヒーブレイクを取ります。そのときに食べているものはたいていSpuntinoと呼ばれ、チョコやビスケット、ミックスナッツ、パニーニなどで小腹を満たします。

一方、学校帰りに皆でジェラートやケーキを食べに行く時は「Merendaを食べに行こう！」といいます。

Cibo（チーボ） / Alimento（アリメント）

「Cibo（チーボ）」も「Alimento（アリメント）」も、日本語では「食べ物」と訳され、イタリア人に聞いても「どちらも同じ」という人もいます。ということで、日常生活ではそこまで気にしなくてOKですが、実際にはCiboのほうが「食べ物」、Alimentoのほうが「食品」といったニュアンスを持つ傾向があります。

例文

• Cibo preferito（チーボ・プレフェリート）：好きな食べ物
• Alimenti ricchi di fibre（アリメンティ・リッキ・ディ・フィブレ）：食物繊維豊富な食品
• Prodotti alimentari biologici（プロドッティ・アリメンターリ・ビオロジチ）：有機食品

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Verdura（ヴェルドゥーラ） / Erba（エルバ） / Insalata（インサラータ）

「Verdura（ヴェルドゥーラ）」が「野菜」、「Erba（エルバ）」が「ハーブ」、「Insalata（インサラータ）」が「サラダ」を意味します。スーパーに行くと野菜コーナーに「Insalata」と書いてあったり、メニュー表のサラダの欄に「Verdura」と書いてあったりして混乱しますが、落ち着いて一度しっかり覚えれば大丈夫！

Verduraは緑を意味する「Verde（ヴェルデ）」と同じルーツを持つ言葉、Insalataは塩を意味する「Sale（サレ）」と同じルーツを持つ言葉であることを覚えておけば忘れないでしょう。

Erbaは基本的にはハーブを指しますが、本来は「草」という意味のイタリア語なので、ホウレンソウなどの葉物野菜を指すときに使うこともあります。

Marmellata（マルメラータ） / Confettura（コンフェットゥーラ）

「Marmellata（マルメラータ）」と「Confettura（コンフェットゥーラ）」は、どちらも辞書では「ジャム」と書かれており、普段の会話の中でも、そこまで厳密に区別していないようですが、正確にはMarmellataは、柑橘系由来のジャムのみに使用する言葉。それ以外はConfetturaを使用するという決まりがあるそうです。

イタリアのスーパーに行ったら是非チェックしてみてください。

まとめ

以上、似ているけれど異なる意味の食べ物に関するイタリア語をご紹介しました。イタリアに滞在していると辞書で学んだ文字が生き生きと動き出してきます。また、地方によっても言いかたに違いがあるのが面白いところです。是非皆様も滞在中に生きたイタリア語をたくさん吸収してくださいね！

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