美味しいステーキの焼き方

まず最初に、イギリス流美味しいステーキの焼き方をご紹介します。

１．ステーキは予めキッチンペーパー等で水気を拭き取っておきます。厚めのフライパンを強火にかけ、小さじ１～２のバターまたはオイルを入れます。少し蒸気が上がってくるまで待ち、フライパンの上にステーキを並べます。このとき、フライパンとお肉との間に空洞ができないように、ヘラなどを使ってステーキをフライパンに押し付けるようにします。

２．火力を強めの中火まで下げ、１～２分ステーキを触らずに焼きます。良い焼き色が着いたらトングなどでひっくり返します。

３．焼き色がついた面にコショウをします。更に数分そのまま焼き（レア～ウェルダンまで好みに合わせて焼きます）、ひっくり返したらもう片方の面にもコショウをします。更に１～２分毎にひっくり返しながら好みの焼き加減まで焼きます。

４．フライパンからステーキを取り出し、予め温めておいた皿の上で３～４分休めてから、お好みのソースをかけて頂きましょう。

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いろいろなステーキソース

ここからは、イギリスのレストランやスーパーなどで見かけるいろいろな種類のステーキソースについてご紹介します。

１．Blue cheese sauce

「Blue cheese saucee」は、その名の通りブルーチーズをメインとした、かなりこってり目のソース。チーズ大好きイギリス人の間では特に人気があります。このソースは、ブルーチーズ、白ワイン、玉ねぎ（シャーロット）、生クリーム、バターなどを入れて作ります。

２．Chimichurri sauce

名前が珍しい「Chimichurri sauce」は、アルゼンチン発祥のハーブがたくさん入った緑色のソースです。やや酸味があり、爽やかな風味が人気。このソースには、オリーブオイル、レモンまたは酢、にんにく、唐辛子の他に、パセリ、パクチー、オレガノなどのフレッシュハーブが入っています。

３．Hollandaise sauce

「Hollandaise sauce」は、もともとはオランダで作られていたためこのような名前がついています。日本でも最近人気がある「エッグベネディクト」にかかっている黄色のソースがこちらの「Hollandaise sauce」になります。ステーキだけでなく魚介や野菜にもよく合う万能ソースです。メインの調味料は、レモン、酢、卵黄、黒胡椒とバターです。

４．Peppercorn sauce

「Peppercorn sauce」は、レストランなどでも特に人気がある、コショウとバター、生クリーム、白ワインをメインにしたやや暗めのクリーム色が特徴のソースです。筆者のイギリスの夫も、ステーキを頼むときには必ずこちらのソースを注文します。イギリスでは、どのスーパーでも小さなパックに入った「Peppercorn sauce」を購入することができます。

５．Red wine sauce

「Red wine sauce」はその名の通り赤ワインをベースにしたソースです。ステーキを焼いたフライパンを拭かずにそのまま赤ワインを投入し、お店によって様々なハーブや、にんにく、バターなど少しずつ違う調味料を加えて、煮詰めて作る風味高いソースです。

６．Bearnaise sauce

「Bearnaise sauce」（日本語ではベアルネーズソース）は、フランスの伝統的なクリームソースです。主な調味料としては酢、バター、白ワイン、玉ねぎ（シャーロット）、タラゴン、卵黄など。弱火でゆっくり煮詰めて作られる手の込んだソースです。

まとめ

イギリス人が大好物ステーキ。さすが本場ステーキの国というだけあって、焼き方にもソースの種類にもとってもこだわりが感じられます。こちらの記事を参考に、イギリスに旅行や滞在される際には是非レストランでステーキを注文したり、滞在先で美味しいステーキを焼いてみたりしてはいかがでしょうか。

そもそも「イギリスに美味しいものなんてあるの？」と思っている方は 本当にイギリスの料理はまずいのか？＜不味いと言われる理由の検証編＞ を読んで見ることをおすすめします。