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シンガポールの旧正月に欠かせないお菓子「パイナップル・タルト」
クリスマスを過ぎると、街は一気に旧正月のデコレーションに入るシンガポール。旧正月を迎える1ヶ月前ともなると、日本でいう「師走」のような慌ただしさを感じ始めます。中でも旧正月を祝う際に出すお菓子の準備も大事な準備のひとつで、シンガポールでは「パイナップル・タルト」が人気のお菓子です。日本では馴染みのないパイナップル・タルトとは、一体どのようなお菓子なのでしょうか。その人気の秘密を探ります。
シンガポールの旧正月でダントツ人気のパイナップル・タルト
旧正月を祝うにあたり、定番かつ大人気なお菓子のパイナップル・タルト。この時期になるとスーパーでもお菓子屋さんでも、どこでも販売しています。
生のパイナップルを粗いジャム状にしたものをクッキーの上に乗せたものだったり、クッキーの中身だったりと、「パイナップル・タルト」といっても、その形はさまざまですが、甘酸っぱさとクッキーの甘さが重なりあい、いくつでも口に入ってしまう美味しさです。
旧正月を祝うシンガポール中華系の人たち以外にも、好まれる味わいのクッキーであります。
また、この時期になると、家族総動員でこのお菓子作りに励むシンガポール人も多く、オフィスなどでもおすそ分けで配る様子も見られます。それぞれの家で作られるパイナップルタルトは、少しづつ違ったレシピを楽しむこともできます。
また色々なショップでも、そのお店のオリジナルの味で販売しているので、食べ歩きも面白そうですね。
パイナップルは縁起物?
旧正月のデコレーションのひとつとして、パイナップルの飾りもあちこちに見られますが、そもそも、何故旧正月にパイナップル・タルトなのでしょうか。
パイナップルは、中国語で「黄金」と呼ばれており縁起がよいものとされています。また福建省で使われている方言では「鳳梨」と呼ばれており、この言葉が「旺来」という音に近いため(旺は繁栄を意味。旺来は繁栄が来るという意味)縁起がいいとされているのです。
福建系の人が多く占めるシンガポール中華人だけに、この文化はシンガポールにもしっかり根付いているようですね。マレーシア、インドネシア、台湾などでもみられる様子です。
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自分でパイナップルタルトを作ってみよう!
毎年旧正月前になると、家族はもとより、親戚、友人たちに40個入りのパイナップルタルトを作り、大好評を得るミッシェルおばさんから簡単なレシピを伺いましたので、ご紹介します。
材料(タルト部分)
- 小麦粉:200g
- Self raising flour(薄力粉1カップにベーキングパウダー小1、塩少々が入ったもの)・・300g
- ミルクパウダー:1カップ
- 卵黄:3個分
- バター:310㎎程度
作り方
1.すべての材料をよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で20分寝かす
2.オーブンで170度で15分焼く
3.パイナップルの実をおろし器などでこまかくすりおろしたものを、弱火で砂糖と一緒に煮ます。ジャム上になったら火からおろし、冷めたら形を丸めて先に焼いたクッキーの上に乗せます(お砂糖はパイナップルの実2カップに対し半カップ分)。
まとめ
旧正月の時期にシンガポールに滞在される方は、ぜひ、縁起物のひとつであるパイナップルタルトを探してみてくださいね。
ちなみに、シンガポールの旧正月ではパイナップルタルト以外にも、ビーフ・ジャーキーに似た バクワ(Bak Kwa:肉乾) が人気の食品のひとつです。また、 アン・パオ(紅包) と呼ばれると赤い袋にお金を包んで渡す習慣もあります。
このような旧正月の風習を事前に学んでからシンガポールで過ごすと、よりシンガポールの旧正月を楽しめるでしょう。
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