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ドイツ人は挨拶で「グーテン・ターク」と言わない?ドイツのローカル挨拶フレーズ5選
ドイツ語の挨拶といえば「Guten Tag(グーテン・ターク:こんにちは)」というフレーズを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にドイツにいると周りの人々はあまり挨拶でこのフレーズを使っていないことに気付きます。現地の人たちは一体どんなフレーズで挨拶をするでしょう。ここでは、これまでさまざまなドイツの地域に住んだことのある筆者の経験から、ドイツの各地域で使われる挨拶の口頭のフレーズをご紹介します。
「おはよう」から「さようなら」まで。ドイツ語の挨拶で使われる単語&フレーズ15選 でもご紹介している通り、ドイツ語で「こんにちは」は「Guten Tag(グーテン・ターク)」です。しかし、このフレーズは少々かしこまった言い方で、実際にローカルのドイツ人の人たちは、地域ごとにさまざまフレーズで挨拶を交わします。
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キリン先輩
また日本ではドイツ語を話す機会は少ないですが、旅行や留学・ワーホリに行く前に覚えたフレーズを実際に使えるドイツ語教室やオンラインスクールに利用する方法もあります。
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1.Hallo(ハロー:こんにちは)
「これは英語でしょう?」と思うかもしれませんが、英語の「こんにちは」は「Hello」で「Hallo」というスペルは正真正銘のドイツ語です。
これは元のドイツの西側の地域、例えば日本でも有名な街であるケルンを中心としたその周りの地域で良く使われる挨拶言葉で、特に若者がこのフレーズを良く使う傾向にあります。
2.Grüß Gott!(グリュース・ゴット:こんにちは)
ドイツ語を勉強した経験のある人ならば、このフレーズ「Grüß Gott!(グリュース・ゴット)」に見覚えがあるかもしれません。かつて筆者が日本でドイツ語を勉強したとき、教科書にこのフレーズが書いてありましたが、実際にドイツへ行ってみたところ、多くの人々が「Hallo」で挨拶していて、びっくりした経験があります(筆者が当時行ったのはドイツ西部でした)。
その際、現地の若者にこのフレーズについて聞いてみたところ、ほとんどの人たちから「古臭いからここじゃ使わない」と言われました。
しかし、その後ドイツ南部(ミュンヘンを中心とした地域)に行ったとき、多くの人々がこのフレーズを使って挨拶をしているのを聞きました。特にお店の店員さんとお客さんとの間の挨拶や、やや年配の方との挨拶の間でよく使われています。
南ドイツの言葉遣いは古臭いというより、むしろ方言のような、地域ごとの言葉遣いの習慣の違いと言えるでしょう。
3.Servus(ゼアヴス:こんにちは)
では、ここでひとつ、バイエルン方言で、かつ南ドイツでネイティブの人しか使わないフレーズ「Servus(ゼアヴス)」をご紹介します。読み方は少し難しいですが、唇を上の歯で軽く噛んで、よりネイティブの「ヴ」の発音に近づけます。
これは南ドイツでよく使われます。老若男女問わず、会社の同僚の間で使うこともあれば、大学生の友達同士の間でも使われます。
もし南ドイツに友達がいたら、ぜひこのフレーズで挨拶してみてください。きっと驚かれるでしょう。
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4.Moin Moin(モイン・モイン:こんにちは)
「Moin Moin(モイン・モイン)」はドイツ北部の地域でよく使われる有名な挨拶のフレーズです。北ドイツで有名な街と言えば、ハンブルクやブレーメンなどの街が挙げられます。
このフレーズはもともとドイツ語ではなく、北オランダやデンマークの一部の地域で使われる言語から来たものですが、地域が近いため、ドイツの北部でも使われるようになりました。
5.Tschüss(チュース:さようなら)
「Tschüss(チュース)」はドイツ語の口頭でよく使われる非常に有名なフレーズのひとつで「さようなら」を意味します。以前、筆者が日本でドイツ語の勉強をしていたとき「さようなら」のドイツ語として「Auf Wiedersehen」を習いましたが「これは長い!」と思いながら暗記したものの、実際にドイツに行ってから、実際には多くの人たちはこの長い挨拶を使わないことがわかりました。
「Tschüss(チュース)」は、西ドイツでは殆どの人が使い、南ドイツでは一部の人が使っています。
6.Ciao(チャオ:さようなら)
「これはイタリア語じゃない?」と、思われた方も多いのではないでしょうか。そうです。「Ciao(チャオ)」はイタリア語です。
面白いことに、ドイツでは「Ciao」が日常の挨拶でよく使われます。特に若い方や、おしゃれな人達が良くこの単語を使います。
なぜドイツ人がイタリア語を挨拶として使うのか。それはイタリアがヨーロッパの中でもおしゃれの代表になっているからです。言い換えれば、ドイツ人の中でも、言葉をおしゃれに表現したい人は「さようなら」を言うときに「Ciao」を使うのです。
まとめ
いかがでしょうか?どこの国でも挨拶は基本だとされていますが、教科書に書いてるものだけ頑張って暗記しても、結局堅苦しい言葉の勉強になりがちです。
グローバル化しつつある社会の中で、いろんな国のネイティブの方と会ったり、または現地に行ってみたりすることで意面白い口頭のフレーズをたくさん覚えることができ、スピーキングスキルをグッと上げることができますので、是非、今回ご紹介した挨拶フレーズを実際に使ってみてください。
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