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「甘い」や「酸っぱい」はイタリア語で何という?味にまつわるイタリア語9選

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「甘い」「辛い」「酸っぱい」など、基本的な味を表現する言葉は、レストランに行ったときやレシピを見るときなどに必要となってきますよね。ここでは、そんな味にまつわるイタリア語やイタリアでの表現方法をご紹介します。

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基本的な味にまつわるイタリア語

1.甘い

甘いはイタリア語で「Dolce(ドルチェ)」といいます。「お菓子」のこともイタリア語では「Dolce」というため、覚えやすい単語のひとつです。「甘い!」というときは「Che dolce1(ケ・ドルチェ)」といいます。

Dolceは「甘い」や「お菓子」以外でも、さまざまな場面で使う単語です。例えば「可愛らしい」や「愛くるしい」といったことを表現する際も使いますので、街中で、可愛い赤ちゃんを見かけた時はぜひ「Che dolce!」と声をかけてみてください。

このときは「甘い!」ではなく「なんて愛くるしいの!(超可愛い!)」といった意味になります。可愛い動物などを見たときなどにも同じ表現が使えます。

ちなみに日本ではネガティブな意味で「甘い(例:お前の考えは甘い!)」という言葉を使うことがありますが、イタリアではネガティブな意味で「甘い」を使うことはありません。

2.塩辛い(しょっぱい)

塩辛いはイタリア語で「Salato(サラート)」といいます。「これ、ちょっとしょっぱいなぁ」と言いたいときは「Questo è un po' salato.(クェスト・エ・ウンポ・サラート)」と言えばOK。「塩」のイタリア語が「Sale(サーレ)」のため、こちらも覚えやすい単語のひとつです。

3.酸っぱい

酸っぱいを表すイタリア語はたくさんあります。1つ目は「Aspro(アスプロ)」で、こちらは、フルーツはもちろん、ワインや野菜の風味を表す際などにも使われる「酸っぱい」です。「Sapore aspro(酸っぱい香り)」といったように香りについて表す時には「Aspro」が使われることが多いです。

また、人物像などを表す際にも使うことが出来、人に対して「Aspro」というとキツイ性格であることを表します。

2つめは「Agro(アーグロ)」で、こちらもフルーツから野菜にまで幅広く使える「酸っぱい」です。イタリアで売られている日本の醤油には「Agrodolce(甘酸っぱい)」と書かれ、売られているものも多くみかけます。

3つめは「Acido(アーチド)」で、こちらは「酸」を表すイタリア語です。例えばイタリアで売られている日本の梅干のパッケージにはよく「Acido」と書かれています。またバルサミコ酢などのパッケージでもおなじみの単語です。

一定の傾向はあるものの、どの食べ物にどの語をあてたら良い、悪いということはございませんので、是非暮らしながら徐々に「酸っぱい」の使い方の感覚を掴んでいってください。

4.辛い

辛いはイタリア語で「Picccante(ピッカンテ)」といいます。唐辛子入りのパスタを「アラビアータ」というため、ときどき日本の友人に「辛いはアラビアータじゃないの?」と聞かれたりしますが「Arrabbiata(アッラビアータ)」は「怒り」を意味する単語です。

「Cosa fare con una donna molto arrabbiata?(とても怒っている女性にはどう接したらいいの?)」といった話題は、ラジオなどを聞いていると、しょっちゅうお悩み相談コーナーに寄せられています。

また「ディアボロじゃないの?」と聞かれることもありますが「Diavolo」は「悪魔」という意味。スパイシーな味付けを表す比喩表現が由来となっております。

5.苦い

苦いはイタリア語で「Amaro(アマーロ)」といいます。「アマレット」というアーモンド風味のリキュールがございますが、これは「Amaretto(少し苦い)」というイタリア語に由来するものです。

お酒を飲まない方も、最近ではチョコレートなどにも入っていたりすることがあるので、見かけたときは是非「苦い」という単語を思い出しながら味わってみてください。

「Amaretti(アマレッティ)」というイタリア版のマカロンをご存知の方は、こちらも同じ意味ですので、こちらで「苦い」という単語を覚えるのもよいでしょう。

2つ以上の味に関する単語を組み合わせてつかうことも可能

先ほどご紹介した「Agrodolce」のように、2つ以上の味に関する単語を組み合わせる表現方法はイタリアにもたくさんございます。「Agrodolce」や、ビターチョコレートのパッケージの定番文句「Dolceamaro(ほろ苦い)」などはよくみかける定番の言い回しです。

また、最近では「Dolce e un po' salato(甘くてちょっとしょっぱい=あまじょっぱい) 」といったものもよく見かけます。「塩キャラメル味」のチョコレートやジェラートなどによく書かれておりますので、是非チェックしてみてください。

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食事の席で良く使う表現

最後に味にまつわるものではないものの、食事の席で良く使う表現をご紹介します。

6.薄味

薄味はイタリア語で表すならば「Leggero(レッジェーロ・あっさりした)」や「Delicato(デリカート・繊細な)」といった表現が使用されます。

日本では「味付けが薄くておいしい」「甘さ控えめでおいしい」といった言い方をしますが、イタリアでは「薄い」「控えめ」といった言葉はネガティブな印象を持つため、美味しい味を表現するときには使われません。

「マイルドでおいしい」といったことを伝えたい場合は先の表現を使ったり、「Dolce」を使って「Peperoncino dolce(辛さひかえめの唐辛子)」といった言い方をします。

7.濃い

濃い味は「Pesante(ペサンテ・こってりした)」や「Cremoso(クリーミー)」といった単語を使って表現します。お肉などで脂がたっぷりのっていて美味しい場合は「Grasso(グラッソ)」という言葉も使われます。

もし濃すぎて嫌な場合は「Troppo(英語の"Too"にあたる言葉)」と、基本的な味にまつわるイタリア語の単語を使って「Troppo dolce(甘すぎる)」といったように言いましょう。逆に「味がない」ときは「Insipido(インシピド)」という語を使います。

例文

Questo e' troppo salato!(しょっぱすぎ!)

8.熱い

熱いはイタリア語で「Caldo(カールド)」といいます。日本では「熱い」と「暑い」は区別されますが、イタリアではどちらも「Caldo」を用いて表現します。

9.ぬるい

ぬるいはイタリア語で「Tiepido(ティエピド)」といいます。温かくてちょうど良いときは「Caldo」なので「熱くも冷たくもない」場合にこの言葉を使いましょう。

もし、もう一度温める必要がある場合は「Può riscaldare(プォ・リスカルダーレ・温め直して?)」と尋ねてください。

まとめ

いかがでしたか?味にまつわる表現方法はインターネットのレストランレビューなどを使っても楽しく学ぶことができます。是非チェックしてみてください!

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