天気にまつわる基本的なフレーズ６選

英語ですと「雨が降る」は「It rains.」ですが、このときの「it」には意味がありません。天気について話すとき、非人称構文（主語を明示しない構文）を用いるのはイタリアも同じです。

まずは基本的な表現をご紹介します。

１．晴れです

「晴れです」はイタリア語で「È sereno.（エ・セレーノ）」といいます。晴れに関する表現は非常に沢山ありますので、後程詳しくご紹介します。

２．曇りです

「曇りです」はイタリア語で「È nuvoloso. （エ・ヌヴォローゾ）」といいます。「雲」自体は「Nuvola（ヌーヴォラ）」といいます。

形が曖昧で空全体に広がっているものは「Nube（ヌーベ）」ということもあり、複数形の「Nubi」は天気予報でよく見かける言葉です。

３．雨です

「雨です」はイタリア語で「Piove.（ピオーヴェ）」といいます。「Sereno」や「Nuvoloso」が形容詞なのに対し、こちらは「Piovere（雨が降る）」という動詞を使います。（その為“È”がありません）。「雨」自体は「Pioggia（ピオッジャ）」といいます。

４．雪です

「雪です」はイタリア語で「Nevica.（ネヴィーカ）」といいます。こちらも「Nevicare（ネヴィカーレ）」という「雪が降る」という意味の動詞からきているフレーズ。「雪」自体は「Neve（ネーヴェ）」といいます。

５．雷です

「雷鳴（雷の音）」はイタリア語で「Tuono（トゥオーノ）」といいます。「稲光」は「Lampo（ランポ）」、「雷（雷鳴＋稲光）」そのものは「Fulmine（フルミネ）」といい、すべて名詞です。

日常生活で「雷」に関して発言する場合は「Ho sentito un tuono.（雷の音が聞こえた！）」「Un fulmine colpisce la chiesa.（雷が教会に落ちた！）」などといいます。

６．霧です

「霧です」はイタリア語で「E nebbia.（エ・ネッヴィア）」といいます。「Nebbia（霧）」という名詞を使ったフレーズです。

筆者の住む北イタリアは特に冬場は霧が非常に発生しやすく、朝の交通渋滞を引き起こすこともしょっちゅうです。朝起きて窓の外が真っ白だと、早めに家を出なければならず一気に焦ってしまいます。

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「晴れ」にまつわるさまざまな表現

続いて、普段の会話で是非使いたい、さまざまな「晴れ」にまつわるフレーズをご紹介します。

C'è il sole.（チェ・ィル・ソーレ）

「C'è il sole.」は直訳すると「太陽があります」という意味で、つまり「晴れています」という意味になります。他の語に置き換えれば例えば「C'è il vento.（風が吹いています）」といった風に使うことも可能です。

Fa bella.（ファ・ベッラ）

「美しい」という意味のイタリア語「Bella」を用いた表現で「いい天気です」という意味のフレーズです。覚えやすいので朝、窓を開けたときに是非使ってみてください！

Oggi è una bella giornata.（オッジ・エ・ウナ・ヴェラ・ジョルナータ）

「Una bella giornata」は直訳すると「美しい一日」となり、天気の良い日によく使うフレーズです。「今日はいい天気だ」という意味です。

Fa bel tempo.（ファ・ベル・テンポ）

「Bel tempo」は直訳すると「良い天気」となり、イタリア語の辞書などではよく出てくる表現です。「Fa bel tempo.」で「良い天気です」となります。

まとめ

いかがでしたか？ちなみに「天気予報」はイタリア語で「Previsioni del tempo（プレヴィジオーニ・デル・テンポ）」といいます。会話の中では「Tempo（天気）」とだけ言うことも多いですし、天気予報のことは「気象学」という意味の「Meteo（メテオ）」ということもあります。

これらの語を検索すれば日本からでもイタリアの天気をチェックできますので是非語彙力アップにお役立てください！