１．die Freude（喜び）

ドイツ語で「die Freude」は「喜び」を意味します。

ベートーベンの交響曲第9番4楽章で歌われる「An die Freude（歓喜の歌）」は、EUにおいて欧州の歌として採択され、ドイツを始めヨーロッパ諸国の人々に大変馴染み深いものとなっています。

２．der Freund（友だち）

ドイツ語で「der Freund」は「友だち」を意味します。

女性の友だちの場合は「die Freundin」、複数の場合は「die Freunden」で対象によって冠詞や語尾が変化します。また「freuen（喜ぶ・楽しむ）」という動詞があり「der Freund」との関連性があるように思えてなりません。

３．der Friede（平和）

ドイツ語で「der Friede」は「平和」を意味します。作品の題名や新聞によく出てくる単語です。

「Krieg und Frieden」はロシアの有名な小説のタイトルですが、何だかわかりますか？

４．die Frau（女性）

ドイツ語で「die Frau」は「女性」を意味します。北欧神話の女神フレイヤを語源としていると言われています。

「Frau 〇〇（名字）」で女性に対して「〇〇さん」という呼びかけになります。ちなみに、男性は「der Mann」で、呼びかけは「Herr ○○（名字）」です。

５．frei（自由な〜）

ドイツ語で「frei」は「自由な〜」を意味します。die Frau同様、フレイヤが語源とされています。

「der Freitag（金曜日）」、「Freiburg（フライブルク）」、「Freiheit（自由）」など、自由を用いた単語は多く存在します。一方、英語同様「free」=「空いている」という意味として使われることもあります。

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６．frisch（新鮮な〜）

ドイツ語で「frisch」は「新鮮な〜」を意味します。

ちなみに「魚」は「der Fisch」で発音がよく似ていて、「新鮮な魚」は「der frisch Fisch」となります。

７．froh（幸せな）

ドイツ語で「froh」は「幸せな〜」を意味します。

派生語として「fröhlich（幸せな）」、「die Fröhlichkeit（幸福）」などがあります。発音の仕方は「風呂〜」という感じです。

８．die Frucht（果物）

ドイツ語で「die Frucht」は「果物」を意味します。

同義語として「das Obst」があります。果物の単語として「die Bananae（バナナ）」、「der Apfel（りんご）」、「die Kirsche（チェリー）」、「die Erdbeere（いちご）」は抑えておきたいところです。

９．der Frühling（春）

ドイツ語で「der Frühling」は「春」を意味します。

ドイツの冬は極寒で、さらに日照時間がとても短いので、どこもかしこも春を待ち望んでいます。しかし気付いたときに突然春がやってくるのです。日本のそれとは大きく異なります。

春夏秋冬は順に「der Frühling」、「der Sommer」、「der Herbst」、「der Winter」です。日本にいると春が四季の始まりのようなイメージがありますが、ドイツでは秋が四季の始まりのような印象です。

１０．die Frage（質問）

ドイツ語で「die Frage」は「質問」を意味します。

「Sind noch Fragen?」は「他に質問はありますか？」のお決まりフレーズです。ドイツで暮らすと、分からないことをその場でやり過ごして家に帰って調べようという姿勢より、積極的にどんどん質問する方が好まれます。

まとめ

いかがでしたか？すべてがフレイヤから派生したのかは定かではありませんが、こうしてみると何か繋がりがありそうな予感がします。

「fr」の発音は日本人にとってはとても難しいものとして知られています。紹介してきた言葉を見てみると、発音同様手に入れることが難しいモノばかりですね。