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イタリアの世界遺産「ポンペイ遺跡」意外と日本では知られていない13のこと

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日本でも大人気のイタリアの世界遺産のポンペイ遺跡ですが、実は日本ではあまり紹介されていない隠れた魅力や観光情報もあります。ここでは、そんなポンペイ遺跡の魅力についてご紹介します。

1.「Pompei」と「Pompeii」は、どちらが正しい?

Wikimedia Commons

ポンペイ遺跡はイタリア語で「Scavi archeologici di Pompei(スカーヴィ・アルケオロジシ・ディ・ポンペーイ)」といいます。「ポンペイにある考古遺跡群」という意味ですが、現地でも「ポンペイ(地区)」といえば「遺跡」ですので「Pompei(ポンペイ)」だけで遺跡のことだとわかってもらえます。

また「Pompei」と「Pompeii」の2種類の綴りがありますが、前者はイタリア語、後者はラテン語の綴りです。英訳されたもの(パンフレットやサイト)には「Pompeii」と書かれています。お土産も2種類の綴りで展開されていますが、どちらもホンモノですのでご安心ください。

2.後ろにアクセントが来る発音が正しい

日本では「ポンペイ」の「ポン」の方にアクセントを置いて呼ばれますが、本来は「ペイ」の方にアクセントがあり、尻上がりの発音で「ポンぺーイ」と発音します。

3.実は駅から徒歩1分の駅チカ世界遺産

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遺跡周辺には3つの駅がありますが、ナポリ中央駅(Napoli Centrale)地下、ナポリ・ガリバルディ駅(Napoli Garibaldi)から向かう人が多いと思います。

ナポリ・ガリバルディ駅からヴェスヴィオ周遊鉄道(Ferrovia Circumvesuviana)で最寄駅である、ポンペイ遺跡駅(Pompei Scavi)まで約40分。ここから遺跡までは、なんと徒歩1分なんです。

小高い丘の上や郊外にあると思っている方も少なくないそうで、多くの観光客が駅前に広がる古代遺跡にびっくりされるそうです。

4.時は日本の「弥生時代」

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「紀元前」「古代ローマ都市」といったキーワードからなんとなく「はるか昔に出来た都市」というイメージだけをポンペイ遺跡に対して持っている人も多いと思います。ではどのくらい前なのかというと、日本で言うちょうど弥生時代の頃にあたります。

青銅器に竪穴住居など、弥生文明を想像しながらポンペイの遺跡群を見つめると、その高度な文明にさらに深く感動できることと思います。

5.ポンペイ遺跡は悲劇の舞台。だけではない!

日本のガイドブックなどでは、ポンペイ遺跡について「ヴェスヴィオ山の噴火によって壊滅した悲劇の街」という点ばかり紹介されますが、イタリアで、ポンペイ遺跡はそのような切り取られ方はあまりされません。

確かに、ポンペイ遺跡には噴火で逃げ遅れてしまった人の遺体や遺品など、悲劇を物語る重要な遺跡もたくさんありますが、その一方で、実はとっても楽しい遺跡の数々も残されています。

有名なのは、壁に書かれた「選挙で僕に投票してください!」の落書き文字や、家の前に書かれた「猛犬注意」の看板。他にも居酒屋やパン屋などの遺跡もあって、街を歩けば、2000年前のその暮らしぶりに、親近感を覚えずにはいられないでしょう。

6.「超セレブのお宅訪問!」これぞポンペイの魅力のひとつ

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先述の通りポンペイ遺跡の噴火による壊滅は「結果」であって、ポンペイの街はそれまで少なくとも約千年の間、人が住んでいたとされています。街を歩けば庭付きの豪邸や、大浴場、サウナなどが右に左に建ち並んでおり、1軒1軒お邪魔しながら歩いていくのもまた醍醐味です。

是非2000年前の「豪邸訪問」もあわせてお楽しみください!

7.実は「奥」が一番凄い

Pompei Scavi駅より観光をスタートすると、あまりの広大さに途中で引き返してしまう人も少なくないようですが、一番の見所は最東端にある「Anfiteatro romano(円形闘技場)」です。これを見ないで引き返すなんて勿体ないです!

約2000年前に建てられた闘技場は、街中がごった返さぬよう、あえて街外れに建てられた約2万人収容できる世界最古の闘技場です。その保存状態の良さと、壮大さに筆者はローマのコロッセオよりも感動してしまいました。

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8.ヴェスヴィオ山の絶景も楽しめます

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噴火前は約1,900m、現在も1,281mもの高さがある「Monte Vesuvio(ヴェスヴィオ山)」は、ポンペイ遺跡内の広場(Foro)から富士山のようにきれいなアーチを臨むことができます。

ナポリには富士山型ならぬヴェスヴィオ山型のチョコやビスケットなども売っておりますので、是非その形を目に焼き付けておいて後で比較してみてください。

9.世界遺産でフェス?夏は野外コンサートも楽しめます

「Pompei Festival」というものをご存知でしょうか。実はポンペイ遺跡では夏の間野外コンサートやお芝居が上映され、たくさんの観光客で賑わいます。ウェブサイトを観ているだけでもうっとりしてしまいます。是非チェックしてみてください。

リンク

Pompei Festival Facebookページ

10.さすがイタリア?世界遺産の中にピザ屋とジェラート屋

遺跡内はとにかく広い!夏の暑い日などは、あっという間に直射日光で体力を奪われます。しかし、ご安心ください。なんと遺跡内にはカフェレストランがあるのです。

ピザやジェラートなどを提供する、日本のサービスエリアのような所なのですが、2000年以上前に栄華を極めた街並みの中に、突如、本当に営業しているカフェレストランが現れたときは思わずとても驚いてしまいました。

11.いつでも見られる!わけではない?

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ポンペイ遺跡は現在も修復・発掘作業が行われており、全てのエリアを見学できるわけではありません。むしろ見学できないエリアも数多く存在します。

立ち入り禁止エリアは時期によって変化していきますので「いつか観に行こう」と思っている方は是非明日にでも。「1度行ったから」という方も、是非何度でも足を運んでみてください。また違った角度からポンペイ遺跡を観ることができるでしょう。

12.合わせて行きたい「ナポリ考古学博物館」

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ポンペイ遺跡の中で特に重要な遺跡や絵画は、レプリカを設置し、本物はナポリ考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale di Napoli)に収蔵されています。

ナポリはローマやフィレンツェなどの他の観光都市と比べ「美術館・博物館巡り」をする人は少なく、ガイドでもあまり紹介されていませんが、遺跡に足を運んだ方には是非ナポリ考古学博物館にも足を運んでみましょう。

徒歩10分の所に有名なナポリピッァのお店「Starita」もありますので是非こちらも合わせていってみてくださいね!

13.隣の「エルコラーノ遺跡」も世界遺産!

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また、ポンペイ遺跡に比べて日本で取り上げられることは少ないですが、ポンペイ遺跡の隣には「Scavi archeologici di Ercolano(エルコラーノ遺跡)」という、同じくヴェスヴィオの噴火で埋もれてしまった遺跡群があり、こちらも世界遺産です。

時間がある方は是非こちらも訪ねてみてください。

まとめ

全てご存知だったでしょうか?もし新しい発見があった方はそれらをチェックしに足を運んでみてください!

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