会話の始まりに便利な略語

毎回打つことになるであろう、お決まりフレーズは是非略語も覚えて使ってみましょう。

１．bgg（buongiorno）：こんにちは！

「bgg」の「gg」は元々「oggi（今日）」の略語として使われていたものでしたが、派生して、ほぼ同じ意味の「giorno（1日）」を表すときにも使われるようになったため「bgg」となります。

２．cm stai?（come stai?）：元気？

「come（どのように。英語のhow）」以外にも5W1Hには全て略語があり、以下の通りとなります。

イタリア語版５W１Hの略語

• ki（chi）：誰（who）
• ke cosa（che cosa）：何（what）
• qnd（quando）：いつ（when）
• dv（dove）：どこ（where）
• xke（perche）：なんで（why）

ちなみに、会話の始まりで「come?」と聞かれた場合は「何でしょう？（もう一回言ってください）」のこと。相手が自分のイタリア語が聞き取れなかったときなどに言われるフレーズなので覚えておきましょう。

３．c6?（ci sei?）：今平気？そこにいる？話しかけてOK？

会話の始まりなどで使われ、6の読み方（セイ）と「sei（essereの二人称単数）」をかけています。他に1の読み方（ウノ）と「un/una（1つの）」をかけたものも定番です。

あいづちに便利な略語

テンポよく会話を進めたいとき、長々とイタリア語を打つのは大変！覚えたものから是非使ってみてください。

４．ank’io（anche io）：私も！

アルファベットの「k」はイタリア語ではほぼ使われません。それを逆手に取ったのがこの表現で、前述の5W1Hでも出てきましたが「che（ケ）」を「k（e）」に置き換えています。このパターンは良く出てくるもので、例えば「che fai?（何してるの？）」も「Ke fai?」と置き換えられたりします。

５．bn（bene）：良い！いいね！

「元気？」と聞かれたときなどに「bn」といった形で使います。「buono（おいしい）」を表す場合に使われることもありますし、とてもを表す「mlt（molto）」をつけて「mlt bn」と表現することもあります。

６．cpt（ho capito）：了解！

「OK！わかった！」というときに使います。母音を省略する略語は良く見かけ、他には「grz（grazie）：ありがとう」などもよく使われます。

７．frs（forse）：たぶんね！

こちらも母音省略パターンで「多分」を表しています。「frs」はイタリア人に期限を聞いたときのお決まりの返事。よく送られてきます。

８．nn（non）：いいえ

母音の中でも「o」を抜かす表現はよく使います。「sono（私/彼ら・それら）は〜だ」や「con（〜と一緒に）」も「sn」や「cn」と略されます。

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会話の終わりに便利な略語

急に用事ができて会話を切り上げなくてはならないときこそ、略語はササっと打てて便利です。いざというときのために覚えておきましょう。

９．tvb（ti voglio bene）：大好き！

直訳すると「貴方のことを大切に想っている」ですが、日本語の「大好き！」のようなニュアンスで「愛してる（ti amo）」よりカジュアルです。「大好き！じゃあね！」といった感じでイタリア人は一日に何回も家族や友達へのメールや別れ際に使います。

１０．cvd（ci vediamo dopo）：またあとでね

「dopo（後で）」は、状況次第で「明日」を意味する「dmn（domani）」などに置き換えて使ってみましょう。

１１．ap（a presto）：じゃあね！また近いうちにね！

英語の「See you!」のようなカジュアルな場面で便利な別れのフレーズです。どちらかというと次会う約束が特に決まっていない場合に使われます。

まとめ

日本語に「ありが10」という略語がありますが、イタリアにも全く同じ「ありがとう」を使った「Grazie1000＝Grazie mille（1000の読み方とmilleをかけている）」という略語があり、これはテレビや雑誌などでもよく見かけます。

定番化した略語は若者向けのお店の店名や商品名に採用されることも沢山あるので、是非覚えたものから積極的に使ってみてください。