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ファッション大国イタリアでの洗濯の仕方・洗い方のコツ

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イタリア人は洋服選びはもちろんのこと、大切な衣類の洗い方にも強い愛情とこだわりを持っています。そのため洗剤の種類や洗濯機のボタンの数は日本の倍以上!恐らく、イタリア留学直後は混乱される方も多いと思いますので、ここではイタリアで生活する際に役立つ洗濯事情についてまとめました。

基本的な洗濯関連に関するイタリア語

まずは基本的な洗濯に関するイタリア語をご紹介します。

  • Lavatrice:洗濯機
  • Asciugatrice:乾燥機
  • Stendino:物干し台
  • Detersivi bucato:洗濯用洗剤全般
  • Lavatrice liquidi:液体洗剤(日本同様一番多く出回っており詰め替え用もあります)
  • Lavatrice in polvere:粉洗剤
  • Sapone da bucato:洗濯石鹸
  • Sapone in scaglie:フレーク状の粉洗剤(ヨーロッパでは割と多くみかけます。粉洗剤と同じ要領で使用します。)

洗濯便利アイテム

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次に、持っていると便利なイタリアならではの洗濯便利アイテムをご紹介します。硬水での洗濯対策にもおすすめです。

Ammorbidente(柔軟剤)

日本でも有名な海外ブランドの柔軟剤がイタリアでも簡単に手に入りますし洗濯機にも柔軟剤投入口があるので、そこまで扱いに苦労しないでしょう。あれこれ洗剤を使いたくない人は、お酢や白ワインビネガーなどを使って水を中和させて洗うのも手ですし、洗濯後にアイロンのスチームを使って柔らかく仕上げる人もいます。

Candeggina(漂白剤)

パッケージに真っ白なシャツ・タオルなどの絵が描いてあることが多いので比較的迷わず探し出せるでしょう。硬水で白物衣類が黒ずむことが多いので、必要に応じて使用します。漂白剤とは逆に、色染めできる洗剤もあります。

Smacchiatore(シミ取りジェル)

トマトソースなどの色の濃い料理が多いので、シミ取りジェルは意外と重宝します。プレケア洗剤としてワイシャツの首元汚れなどに使うこともできます。

Anticalcare(抗石灰石洗剤)

イタリアは硬水のため、衣類のダメージが激しく、色移りもします。そのため、毎回でなくてもこれを洗剤に混ぜて使用すると洗濯機の詰まり防止の意味でも安心です。お酢などで代用してもOK。最近では既に洗剤に同成分が含まれているものも多く売っています。

L'Acchiappacolore(色移り防止ペーパー)

色移り防止のために洗濯機にポンと入れる紙です。これを入れると色のついた水を紙が吸い取ってくれるので、洗濯ものを色ごとに洗い分けしなくても、ある程度色移りを防ぐことができます。

その他にも除菌剤、色落ち防止剤など、まだまだ色々な洗剤がありますので、気になる方はドラッグストアなどでチェックしてみてください。

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イタリアで一般的な洗濯機と注意点

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イタリアで洗濯機というと大抵はドラム式で、台所のシンク下にあります。そして、日本との最大の違いは洗濯時間。1回スイッチを入れると終わるまでに2〜3時間かかるため、外出の予定がある場合などは注意が必要です。

なお、乾燥については乾燥機もありますがそこまで普及しておらず、外干しもしくは部屋干しが一般的です。日本のようにベランダに干す人が大半ですが、街中や観光地に住居がある場合、景観を損ねるため「外干し禁止」の物件もあり、その場合は物干し台を使用して部屋干しします。

洗濯の仕方・洗い方のコツ

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洗濯機の使用方法については、基本的には洗濯機の表示や説明書に従って、洗剤投入口に洗剤を入れてスイッチを押せばOKです。

ポイントは硬水との付き合い方。「普段着orお洒落着」で洗い分ける要領で「白」「それ以外」に大別してから白物は高温(60〜95度設定)で、それ以外は一般(〜30度)で洗うと色移りのリスクが減るため安心です。ちなみに、温度設定ダイヤルは大抵の洗濯機についています。

イタリア人はしわ取り、殺菌、乾燥、柔軟剤代わりに、全ての衣類にアイロン掛けする人が少なくありません。もし使用する場合は、アイロンに入れる水は硬水だと詰まるのでアイロン用の水(Acqua demineralizzata)を購入するか、濾過した水を使用してください。

まとめ

いかがでしたか?慣れるまでは大変だと思いますが、最近では洗濯機に「お急ぎモード」「白・色物ミックスモード」などがついていたり、洗剤も「オールインタイプ」が出ているので、無理せず気楽に、文化の違いを楽しみながらトライアンドエラーでがんばりましょう!

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