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小学生からプレイボーイ?スペインの家庭での子供教育

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スペインの学校の登下校や、筆者が働く子ども向け施設での親子の様子から見た日本とスペインの子供に対する家庭での教育の違いについてお伝えします。

ラテン男の教育は幼少期から

娘が校庭で男の子の投げたボールが当たったとき「ごめんね!大丈夫?それにしても、君、かわいいね!」と、さらっと言ったそうです。ちなみに、その生徒は11歳の娘よりもはるかに小さい少年だったとか。確かに筆者も10代の男の子に街で「飲みに行かない?」と声をかけられ、苦笑しております。

職場で見てみると3〜4歳同士の男女が一緒に偶然遊んだりしていると、男の子のお父さんが「一緒に遊んでいた女の子にキスはした?だめじゃないか、キスしておいで」と「教育」していました。

スペインの少年は小さいころから、髪の毛をワックスでばっちり決めて学校にも登校します。ラテン男の教育は幼少期から始まるようです。

体罰OK?

先日、学校の前で母親が娘にどなって、思い切りひっぱたいているのを目の当りにしました。アメリカだったら、犯罪になってしまう、この行為。周りの人達の反応を見ると、誰もなんとも思っていないようです。

子どもの洋服にはお金をかけている

スリッパにガウンのまま子どもの送り迎えをする保護者もいるスペインですが、子どもの洋服にはお金をかけているようです。小さい子も革靴、タイツ、シャツ、ワンピース、と言った小さい大人スタイルが多く、街には高額な子供服専門店が並びます。

大人は適当な恰好でも、子どもにはきちんとした格好をさせたいようで、おしゃれな子どもたちが目につきます。

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兄弟が多い家族が多い理由

シングルマザーで子ども1人、という家庭もいれば、兄弟が7人というのも珍しくないスペイン。どうやら、子ども手当が充実していて、兄弟が多い、という家庭と、連れ子同士のカップルの結果、兄弟が増えたという事情があるようです。

全く関連性のない人種の親子が目立つのも、こういった背景があるからのようです。

送り迎えをするパパが多い

インターナショナルスクールでは、お金持ち風夫婦がきちんとスーツを着て両親が送り迎えしているケースが目立ちました。コンセルタードでは、比較的、お父さんだけの送り迎えが目立ちます。法律では禁止されているバイクに子どもを乗せて登下校する姿もよく見られます。

学校でお祈りの時間で一番多いのが「お父さんが早く仕事が見つかりますように」、という娘の報告を考えると、母親が仕事していて、父親は休職中という背景があるようです。

おばあちゃんが大活躍

スペインではおばあちゃんが大活躍。孫のお迎えをするおばあちゃんもたくさんいますが、娘によると「帰りにおばあちゃんの家でご飯を食べて帰る子が多い」「夕飯はいつもおばあちゃんの家で食べている子も多い」とのこと。

他の外国人ママに聞いても、「家ではサンドイッチぐらいしか作らないで、食事は実家、って言う家族が多いわよ」とのこと。確かにスーパーで母親世代に会うことがあまりなく、買い物しているのは父親世代とおばあちゃん世代、後は外国人留学生が目立ちます。

一方で病院や銀行、市役所と働く女性が多いのも特徴的。南の国にありがちな、女性がしっかりもので働き者の構図がアンダルシアにもあるようです。

まとめ

いかがでしたか?日本とは異なる事情のスペインの家庭での教育事情をお伝えしました。

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