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なぜフィンランドと台湾の2ヶ国へ留学!?ーートビタテ!留学経験者インタビュー Vol.2 前編

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トビタテ!留学JAPAN日本代表としてフィンランドと台湾に留学した大学生。日本と海外の社会における女性の立ち位置や役割の違いを比較し、これからの日本をより良くしたいと語る彼女の留学を2回に分けて紹介していきます。今回は、どうしてフィンランド?なぜ台湾?といった「Why」について紹介していきます。

今回インタビューしたトビタテ生

青木優さん

今回のトビタテ!留学経験者インタビューは、青木優さん(お茶の水女子大学生活科学部4年生)です。トビタテ※のプログラムでフィンランドと台湾に留学していました。

※トビタテ= トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 。官民協働の留学支援制度で、返済不要の奨学金が給付される。

日本代表に憧れてトビタテに応募した

ーー では、インタビューを始めていきたいと思います。まず、どうしてトビタテを選んだのですか?

名前がカッコよかったからです(笑)。

ーー えっ?

いや、本当なんです。昔からカッコいいことが大好きで、聞こえが良いことが大好きだったんですよね。そしたら、トビタテを見つけたんです。だって、トビタテ!JAPAN日本代表プログラムってカッコよくないですか?

ーー たしかに(笑)!トビタテって選考が難しいイメージがあるのですが、選考を突破できるコツのようなものはありますか?

「好奇心、創造性、情熱」の3点が大事だと思います。なんかそんな話聞いたような気がします!私が思うに、トビタテ生は話を伝えることが上手いんですよね。話の盛り方が上手いというか。実際、申請する時点ではっきりとしたビジョンが見えていない人も多いけど、その中でもいかに一貫したビジョンを情熱をもって伝えられるかが重要ですね。

ヨーロッパ/アジアという反対の2ヶ国を選んだわけ

ーー では、どうしてフィンランドに留学しようと思われたのですか?

大前提として、私の留学テーマが「日本の女性の働き方や子育て環境などの社会システムを海外と比較しよう」だったので、その分野で日本より進んでいるフィンランドを選択しました。

ーー どうして加えて台湾も留学先として選ばれたのですか?

女性の働き方や子育て環境を海外と比較しようと考えた時に、フィンランドに行く選択はほとんどの人に理解してもらえるんです。でも、日本とは社会のシステムがあまりにもかけ離れているので、それを日本で実現することは難しいと考えました。それだったらフィンランドだけでなく、日本に近い国でも勉強したいと思って台湾を選択しました。

ーー 中国語は大丈夫だったのですか?

 

第2外国語が中国語だったのですが、なかなか思うように上達しなくて。いっそのこと中国語話している国に留学しちゃおうかなって思ったんです。あと、台湾では女性の働き方も日本と大きく違うと聞いたので、そこもテーマと一致していたので台湾は良い留学先でした。

ーー ちなみに、スケジュールをフィンランドが先で、台湾を後にした理由はありますか?

ありますよ。フィンランドに8月に行けば夏と冬を両方体験できるし、フィンランドのクリスマスも体験してみたかったんです(笑)。

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日本と似ている!?フィンランドの大学

University of Tampere / Tampereen yliopisto

ーー では、フィンランド留学で行かれたタンペレ大学について教えてください。

タンペレはフィンランドの中でも2、3番目の都市です。タンペレ大学はタンペレの中で一番大きな大学だったのですが、キャンパスの規模的には私が通っているお茶の水女子大学とあんまり変わらないし、そんなに圧倒されることはなかったです。

違いといえば、日本の大学に比べて、フィンランドの授業は実践的だと感じました。グループで課題やったり。ただ、日本の大学と大きな違いがあるかと言われたら、実際そうでもなかったので自分としては馴染みやすかったです。

ーー 私自身、留学中食事で困ったことが多かったのですが、フィンランドでは食事の面はどうでしたか?

それが、全然困らなかったんですよ。自分に合っていたんですかね?食堂のご飯もすごく自分に合っていったし、2.5ユーロとかで食べられたので。食で困ったことは、ラーメンが食べられなかったことぐらいです(笑)。

アジアなのに!意外に苦労した台湾生活

ーー 次に国立台湾大学についてお話を聞かせてください!

台湾の大学は東京大学並みにキャンパスが大きくて、とても圧倒されました。私の夢はキャンパス内を自転車で移動することだったので、それが実現してちょっと嬉しかったです。また、図書館がすごく良くて、勉強する環境として申し分なかったです。

ーー 台湾は物価も安いし、ご飯も美味しいし、いいですよね!

それが、実はそうでもないんですよ...。みんな言ってくれるんですよ。台湾うらやましいなーって。確かに、2泊3日の旅行とかで行けば夜市とか美味しいものがたくさんあるだろうし、物価も安いと感じると思うんですけど。ただ、毎日となるとなかなかお金もかかるし、結構飽きてきました。美味しかったことには変わりないんですよ!

ーー 他に困ったことはありますか?

困ったというか、これは自分の勉強不足だったというのもあるんですけど、トイレで紙を流せないということを最初は知らなくて、最初は全然慣れませんでしたね。ここまでだと台湾を悪く言ってるみたいですけど、いいところもたくさんあったんですよ!

ーー そうですよね!

本当にたくさんあるので、後で言うんですが、一番感じた事は人が温かくてつながりがたくさんあるということです。電車の中とか、席の譲り合いでした(笑)。日本なんか比べ物になりません。

編集部コメント

多くの日本人が持っているイメージとは大きく違う、フィンランドと台湾の2ヶ国への留学。実際に行かないと分からない発見がたくさんあったようです。次回 後編 は、青木さんが留学テーマを達成するために経験した大きな困難とその困難を打開した一部始終を紹介したいと思います。

今回紹介した学校

名称 Tampereen yliopisto(タンペレ大学)
国・都市 フィンランド  / タンペレ
学校形態 大学
住所 Kalevantie 4, 33100 Tampere, フィンランド
電話番号 +358 3 355111
公式サイト http://www.uta.fi/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/8994/
名称 國立臺灣大學(国立台湾大学)
国・都市 台湾  / 台北
学校形態 大学 大学院
住所 106 台湾 台北市大安區羅斯福路四段1號
電話番号 +886 2 3366 3366
公式サイト http://www.ntu.edu.tw/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/416/

インタビュアー

Sai Takao/早稲田大学国際教養学部3年/アブログインターン生

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