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フランスでプラスチック製のコップや皿の使用が全面禁止に!

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フランスでは2016年7月からプラスチック製のレジ袋の配布が法律で禁止になりましたが、今度はプラスチック製のコップや皿の使用が全面禁止になる法案が可決しました。

プラスチック製のコップや皿の使用が全面禁止に

以前の記事「 フランス全土で全面禁止になったレジ袋配布と対策 」でお伝えした通り、フランスでは2016年7月からプラスチック製のレジ袋の配布が禁止になりましたが、今度はプラスチック製のコップや皿の使用が全面禁止になる法案が可決しました。世界初の法案です。

En France, l’utilisation de couverts et de vaisselle en plastique va être interdite, sauf s’il s’agit de produits conçus avec des matériaux d’origine biologique.

Express

(抄訳)
フランスでは、プラスチックの皿やコップは、オーガニックの材料以外は、全面使用禁止となります。

Cette interdiction inscrite dans la loi nommée transition énergétique pour la croissance verte, sera en vigueur en 2020. Il s’agit de l’une des mesures françaises afin de lutter contre le changement climatique. Selon le Décret n° 2016-1170 du 30 août 2016, l’interdiction concernera « à partir du 1er janvier 2020 la mise à disposition des gobelets, verres et assiettes jetables en matière plastique, à l’exception de ceux compostables en compostage domestique et constitués, pour tout ou partie, de matières biosourcées.

Express

(抄訳)
このルールは、国が進めるグリーンエネルギー事業の推進と気候変動を防ぐためのフランスの措置です(国のルールの番号2016-1170 2016年8月30日制定)。2020年1月1日から、使い捨てのプラスチック製のコップ、皿は全面禁止。素材がオーガニック製の物のみ使用可能となります。

消費者とメーカーからの反発

全面禁止になる法案が可決したものの、現在のフランスでは、個人宅ではもちろん、パーティやイベントなどでも場合、プラスチック製の皿やコップが主に利用されています。紙製のお皿やコップの場合もありますが、汁物などがあったりするので、プラスチック製の方が便利でたくさん使われています。

また、プラスチック製のお皿やコップの廃止に伴い、今度はそれらを作っている会社からの反対が起きており、会社の死活問題になっています。今後、裁判になる可能性も出て来ました。しかし、メーカーが反発しても、政府は強硬な姿勢です。今回はフランス国内のプラスチック禁止法ですが、今後はEU全体を巻き込んで騒ぎが拡大しそうです。

今後は、プラスチック製のナイフやフォーク、スプーン、ラップなど、生活に当たり前になるプラスチックも徐々に禁止になるのではないか?とも言われていたり、さまざまな憶測が広がっています。

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今後はどうなるのか?

これまでのプラスチックのお皿やコップは原料に問題があり、リサイクルがほとんどできませんでしたが、今後は生ゴミのコンポストにそのまま捨てられる原料のお皿やコップになるそうです。

今後、プラスチック製ではないお皿やカップもそのような素材で作られるので、耐久性に問題がある場合もあるかもしれません。また、プラスチック製よりも、エコ製の原料の袋はコストが高くなるでしよう。

まとめ

フランスでは、世界に先駆けてプラスチック廃止が進んでいます。環境問題や人間の健康を考えると、仕方のないことですが、そのためにプラスチックの容器の会社が倒産する可能性があるなど、経済的にも完全撤廃には時間がかかりそうです。

しかし、昔を考えれば、今の世の中のように過剰包装で、何でもプラスチックに入っている商品が珍しかったと思います。家庭の鍋や入れ物を持っていってお店に商品を買いに行くような時代もあったので、なければないで人間は生活できると考えれば、フランスの生活もやっていけるのではないでしょうか。

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