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宝くじ並みの高倍率?!イギリスでの賃貸物件探しのコツ

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不動産市場の活況により、フラット(アパート)などの賃貸物件を見つけるのがとても難しくなっているイギリスの都市部。ここでは、私の実体験からイギリスでの賃貸物件探しのコツについてまとめてみたいと思います。

イギリスの家賃の相場・目安は?

イギリスの家賃は、都市部vs田舎、新築vs古い物件、都心へのアクセスの良さなどで大きく幅がありますが、全体的に日本(東京)よりも高めの印象です。私の住むイギリス南西部最大の都市ブリストルでは、メインの駅であるBristol Temple Meads駅から3マイル以内の距離にある1ベッドルームの物件が、だいたい月700~1000ポンド程度で貸し出されています。

もともと日本より物価が高いイギリスですから家賃が高いのは仕方がないのですが、何より問題なのはその競争率の高さ。インターネットの不動産サイトを常にチェックし、新しい物件が掲載されてたのを見つけてすぐに電話をかけても、1番の内覧を予約できないこともしばしば。基本的に早い者勝ちのシステムなので、できるだけ早く(1~3番以内)内覧をしないと借りたい物件を手に入れることは難しくなります。

賃貸物件の競争率が高騰

ブリストルもロンドンも近年、非常に少ない物件に対して多くの希望者がいる、売り手に有利な状況が続いています。

インターネット上の不動産まとめサイトに載ったら数時間のうちに内覧予約が埋まってしまい、中には入居者が決まってしまう物件も。高すぎる競争率のあまり、「私たちを入居させてくれたら月々プラス50ポンド払いますよ」と不動産会社を買収?したり、内覧をせずに速攻でデポジットを払ったりする人まで登場する始末です。

このような売り手市場の現状ため、イギリスの不動産会社は日本の不動産会社のような親切なサービスは一切行ってくれません。何件も物件を紹介してくれたり、こんな物件がありますよ、と随時連絡をくれたりすることはほぼありません。とにかくひたすら自分で探して、内覧件数をこなすしか方法がないのです。

イギリスでフラットの探し方・方法

イギリスでのフラットハンティングの方法で一番有力なのは、やはり不動産まとめサイトを利用して最新情報をゲットし、掲載元の不動産会社にコンタクトを取る方法です。

不動産まとめサイトには、 rightmoveZooplagumtree などがあります。特に信頼性が高く、多くの物件が掲載され、かつ更新頻度も高いのが最初の2つです。gumtreeは不動産を所有する一般の人も投稿することができるので、そのような家主さんが見つかれば不動産会社に払う費用を節約できるというメリットがあります。

また、何度か内覧をすると、その不動産会社のメーリングリストに登録してもらえることがあります。インターネット上に公開される前に情報をキャッチすることができれば、成約できる確率はぐんとアップします。

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実際にフラットを探してみた結果

私と夫(イギリス人)も約1ヶ月かけて5件内覧をし、ようやく先日引っ越し先が決まりました。知人の中には20件見たという人もいるくらいなので、多分かなりラッキーな方だと思います。

それでも、5件の内覧の中には、ブリストルに向かう電車の中で「もう7人の人が見学に来て全員申し込むと言っているから、今から来ても意味ないよ」と電話が来たり、「抽選の結果、本当に残念ながらハズレです」と丁寧にメールが来たり、不動産会社が「折り返し電話します」と言ったっきり全然電話を返してくれず、その間にその物件が他の人に取られてしまったり…と、いろいろなことがありました。

私も夫も平日仕事をしていますから、いくつかのウェブサイト上の不動産情報を随時くまなくチェックしたり、希望の時間に内覧をスケジューリングするのはなかなか大変でした。特に内覧は、他の人よりいかに早く見るかが鍵なので、こちらの希望の日時云々を伝えている余裕はありません。不動産屋との交渉次第で、いつでも内覧に行ける状態にしておかなくてはなりませんでした。

フラットハンティングのコツ

やはり、イギリス都市部でのフラットハンティングのコツとしては、

「不動産まとめサイトのアプリやウェブサイト上でアラームを設定したりして、最新の不動産情報を即時にキャッチする」

「不動産屋のメーリングリストに加えてもらい、インターネット上に公開される前の情報をゲットする」

などが重要となります。また、

「他の人より少しでも早く内覧するために不動産会社に対して少々強気に交渉する」といったスキルも必要になるかもしれません。

まとめ

思ったよりとても大変だったイギリスでの賃貸物件探し。これからイギリスでのフラットハンティングを控えている方に、少しでも参考にして頂ければと思います。

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