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マンガで分かる!海外の博士課程学生(PhD student)の日常とは?

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海外でPhD student(博士課程学生)として研究をする人々の心の支えであるマンガ「Piled Higher and Deeper」と、ちょっとおたく向けな「xkcd」をご紹介します。

Piled Higher and Deeper

Jorge Cham氏によって1997年にスタートした4コマ漫画「Piled Higher and Deeper」。当時スタンフォード大学の大学院生だった彼が書き始めた4コマ漫画で、ウェブサイト上でアーカイブを見ることができます。

作者自身を投影したと思われる工学大学院生が主人公となっていて、理系の博士課程の研究者たちの所謂「あるある」が描かれています。漫画に実験室でのシーンも出てきますが、はっきりとした分野の設定にはなっていません。

タイトルである「Piled Higher and Deeper」は、博士課程学生を意味する「PhD」の頭文字を取った英語の古いジョークが由来になっており、直訳すると「(論文・理論・知識などを)より高く深く積み上げる」という意味で、漫画に度々出てくる、ファイルが積み上がっている様と同じく彼らの過酷な研究生活を表していると言えるでしょう。

海外の理系の研究者から絶大なる支持を受けている

この漫画自体かれこれ20年近く連載していますが、今でもPhD学生の間で共感できるエピソードはフェイスブックでシェアされたり、自分の研究室の壁に貼ったりしているそうです。

理系の大学院生がどのような研究生活を送っているのか、ということに関しては話を聞いているだけの私でも、とにかくやることがありすぎる!の一言に尽きるので、ましてや本人たちの大変さは想像を絶するものだと思います。

Piled Higher and Deeperウェブサイト

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かなりgeekなxkcd

もうひとつ、こちらはいわゆるおたく向けな漫画です。

棒人間で描かれた同じく4コマ漫画で、タイトルのxkcdに特別な意味はありません。数学や科学のネタが多く題材となっていますが、あまりにも内容がオタクすぎて、ある程度の科学知識をカバーしている人でもその内容には?なこともあります。

圧巻なのは 1110のエピソード です。4コマ目の画像をClick-and-Dragしてみてください。

xkcdウェブサイト

最後に

理系の大学院生がどのような日常を送っているのかは、身近にその境遇の人がいない限りピンとこないのは当然のことと思います。この漫画で今まで謎に満ちていた研究者生活の内側や、彼らのいわば血を吐きそうになるくらい過酷な実情が漫画とインターネットという姿で世界中の同じ境遇の人々から支持を受け続けていることに、苦しいけれど愛すべき彼らのアカデミアの世界がこうして広がっているんだなと感じます。

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