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意外とポイ捨てが多い?日本とフランスの文化の違い6選

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ワーキングホリデービザでフランスに来て早一年が過ぎようとしています。来た当時は些細なことで戸惑っていましたが、今となっては「これもフランス!」と納得、すっかり慣れてしまいました。私が感じた日本とフランスの文化の違いをご紹介していきたいと思います。

1.労働観の違い

先日知り合いのフランス人に「日本人は働き過ぎだ」と言われました。確かに日本人の平均年間休日数は120日、一方のフランスは140日で、有給休暇になると日本は15日、フランスは38日と差が顕著です。

フランスでは何かにつけて休日がある上に、水曜日は午後休の企業が多数、バカンスは約2週間。日本のように仕事中心の人生とは全く真逆のようです。

また、ストライキが頻繁に行われ、労働条件に少しでも不満があればデモ行進に繰り出しています。2015年には農業者によるトラクターで道路を封鎖する大規模なストが行われました。

これは自分たちの生産物の価格が輸入品との競合や小売業者などによって低く抑えられていることへの不満によるもので、連日ニュースで報道される様子はかなりの迫力がありました。

交通機関もよくストで止まりますし、フランス生活を語る上である意味欠かせない要素であると言えるでしょう。

2.レディーファースト

レディーファーストというと、ドアを男性が開けたり荷物を持ったりという光景が浮かびますが、私が注目したのはベビーカーを押すパパたちです。日本ではあまり見かけませんがこちらでは当たり前で、パパ友同士が公園で子どもを遊ばせる様子もよく見かけます。

それもそのはず、父親に与えられる育児休暇は平均11日間。日本の倍なのです。女性の出産後の職場復帰も推進されていますし、フランスの出生率が高いのも頷けます。

3.ポイ捨て文化

パリに来てひどいなと思ったのが歩きタバコとポイ捨てです。日本では一部の区域で罰金が課される行為ですが、フランス人にとってこれらは権利も同然。レストランやショップの店員が休憩中に店の前で喫煙、吸い殻を投げ捨てる光景もよく見かけます。

店の評判に良くないのでは?と思うのは日本人の私だけでしょうか。

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4.複雑な生き方を好む

銀行口座の開設を例にとってみたいと思います。まず開設の手続きのための予約をしに出向きます。予約日当日、手続きを済ませると後日送られてくる番号を持って再度来るように言われます。結局、私の手元に銀行のカードが届いたのは1ヶ月後でした。また、銀行員によって言うことも全く違うことも。

交通機関のストによって列車の運行が変更されたとき、わざわざ携帯にSMSが送られてきて、別の列車に乗るよう指示されたこともあります。各顧客にメールを送る手間、代替え便を用意する手間を考えるとなんとも非効率に思えますが、それがフランス流なのです。

5.お会計はテーブルで

レストランやバーでの会計はほぼテーブルで行われます。これは慣れるまで苦労しました。まずウェイターをつかまえ、その後も忘れたかのようにこない会計を待つことがよくあります。

また、飲み物の値段がバーカウンター、店内テーブル、テラス席の順番で高くなっていくのも独特だと思います。

6.トイレがない

清潔なトイレがあちこちにある日本での生活に慣れているとかなりつらいフランスのトイレ事情。大きなデパートにすらトイレがないことも多々あります。一部では有料のところもあります。

私なりの解決策は、カフェやバーでエスプレッソを頼んで店内のトイレを使用することです。一杯せいぜい1ユーロほどですし、大抵の店のトイレは清潔。また、お気に入りの店が偶然見つかるかもしれません。

まとめ

以上、主に私が気づいた点をあげましたが、文化に伴って人々の気質も日本人とは違います。こういった違いも受け入れられるオープンマインドを常に保ちたいものですね。

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