スポンサーリンク

1年間の学費が5万円!?学費の安いフランスで博士号をーーストラスブール大学院留学経験者インタビュー

19022

海外の大学院進学を考えているけど、学費が心配…という方が多いのではないでしょうか。そんな方必見!今回は、ストラスブール大学の博士課程に在籍している小松さんにお話を伺いました。

今回インタビューを受けてくれた留学経験者

今回の留学経験者インタビューは、小松 久里子(こまつ くりこ)さん 。現在フランス・ストラスブール大学博士課程に在学しています。イギリスの学士課程と修士課程を卒業後、フランスへ渡りストラスブール大学修士課程から現在に至ります。日本語教師の資格を持っており、社会人としても働いた経験のある彼女に、フランスでの大学院生活を語ってもらいました。

学費が5万円のフランス

ーー フランス留学のきっかけを教えてください

元々イギリスの大学院に入って修士が終わって、そのまま博士課程に進もうかと思ったのですが、学費が高く、イギリスで勉強を続けるのは無理だと思いました。学費が1年に150万円くらいかかるので。そこで学費の安いフランスに行くことにしました。フランスの学費は年間5万円くらいなんですよ。

しかもフランスだと学生には生活費補助も出るので、安く暮らすことができます。その中で、ストラスブール大学はレベルが高かったんです。学部もそろっていますしね。

ーー 小松さんは何を研究されているんですか?

イギリスの修士課程では、言語学習を学んでいました。語学学習のマネジメントや応用言語学ですね。フランスの修士課程では日本語学を専攻しました。今は博士課程で言語学習を専攻し、フランス人学習者はどうやって日本語を勉強しているのか、を研究しています。

スポンサーリンク

交通の便の良いストラスブール

ーー ストラスブールでの生活について教えてください

パリよりは家賃も安いですし、治安も良いです。しかも、交通の便が良いです。パリまで2時間で行けますし、ドイツにも歩いて行けるのでドイツのスーパーに買い物に行く人もいるくらいです。スイスまでは2時間、イタリアも5時間で行けるんです。ヨーロッパの中心で電車でどこでも行けます。

留学中も勉強するために働く

ーー 社会人を経験してから博士過程に行ったのは、資金稼ぎのためですか?

大学もイギリスでだったんですけど、苦学生をしていたんです。親からの援助が学費しかなくて、日本に帰るたびにバイトして稼いでいたら疲れてしまって。だからお金を貯めてから、博士課程に進もうと思ったんです。

ーー そこまでしてどうして大学院に行こうと思ったんですか?

勉強するのが好きなんです。お金と知識は裏切らないですし、これだけは無駄にはならないと思っているので。大体の人は卒業後に働いてお金を稼ぐために大学院に行くじゃないですか。私は逆で、勉強するためにお金を貯めるんです。

ただ仕事をしていても何のためにしてるのかわからなくて。私にとっては生活のため、お金のために働くのはなんか違うんです。 調べものをしているのが面白くて好きなんです。だからお仕事をしてお金を稼ぐのも、勉強をするためなんです。研究者として勉強しながら、お金が稼げて生活できたらいいのかもしれないのですが…。

ーー 大学院にいる期間で成し遂げたいことはなんですか?

1番は博士論文ですね。500ページ書かなければいけないので。終わってから何をするかと聞かれても、ここを越えられるかがわからない状況です。研究論文を終わらせられない人が50%いるそうなので、論文が終わらないと次が考えられないですね。

編集部コメント

いかがでしたか?大学院というとすごく学費が高くて通うのが大変なイメージがあります。でもストラスブール大学なら、年間5万円の学費で通えてしまいます。みなさんも大学院進学を考える際には、フランスの大学を考えてみてくださいね。

インタビュアー

鈴木莉帆(すずき りほ)/ 早稲田大学2年 / アブログインターン生

今回紹介したストラスブール・カレッジの口コミ

名称 Université de Strasbourg(ストラスブール大学)
国・都市 フランス  / ストラスブール
学校形態 大学 大学院
住所 4 Rue Blaise Pascal, 67400 Strasbourg, フランス
電話番号 +33 3 68 85 00 00
公式サイト http://www.unistra.fr/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/114/

この記事に関するキーワード

  • インタビュー
  • 体験談
  • 生活
  • 大学院
  • ストラスブール大学
  • 学費