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フランスで多発する洪水と落雷による被害。知っておきたい対策
2016年の5月はフランスの150年の気象観測史上最も多い雨量を記録しました。ここ最近だとパリのセーヌ河が氾濫し、ルーブル美術館の地下にある美術品を移動するために閉館になるなど、被害が深刻になっています。
雷による集中豪雨も頻繁に起きていて、落雷事故も多発しています。あちこちで深刻な状況になっているため、日本の大使館からも注意勧告の通達が出ています。そのような場合、どういった対策を取れば良いのかご紹介します。
大雨洪水の場合はどうするか?
フランスの川は、川そのものが大きいので、大雨が降るとモーゼル河のように、晴れの日は散歩が出来る川沿いの場所が、水位が上昇し地面がなくなるような所も珍しくありません。
大雨になると、川を渡る大型船も橋の下が通れないほど水位が上昇してしまうこともあります。水位は天候によって変わるので注意して下さい。また、川の水の流れが危険なほど早いのに、カヌーなどをしている学生もいますが、かなり危険です。大雨のときは、なるべく川に近づかないようにしましよう。
場所によっては、道路にまで浸水してしまい、いざというときに避難できなくなるような地域もあるので、普段から避難場所を確認しておきましょう。
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雷が来たらどうするか?
特にここ数年の間、フランスでは落雷による事故が多発しています、毎年、雷に打たれる人が出ます。以下の注意事項を参考にしてください。
雷のときの注意事項
- 木の下には絶対行かない。
- 特に山にいる場合、金属類はすべて捨てて、安全な場所に逃げる。
- 雷は一番高い所に落ちるので、一番高そうな建物には逃げない。
- 雷の前兆の蜂が飛ぶような空気の振動音を聞いたら、即座に安全な場所に避難する。
- ヘッドフォンの使用を中止する。雷が落ちた場合、人間の身体にヘッドフォンから電流が全身に流れるため、かなり危険。
- 車の中へ避難するときは、車の枠がガードしてくれるので、比較的安全。逃げる場所がないときは車の中に逃げる。
- 雷が建物に落るとコンセントを通じて電流が走るので、壊れないよう、なるべく高価な電気製品はコンセントを抜いておく。
まとめ
フランスには素晴らしい大自然がたくさんありますが、登山や川でのレジャーも、天候によって危険が伴う場合もあります。気象情報をチェックし、リスクがあるときは無理をしないほうが良いでしょう。
また、街中でも洪水や落雷の危険があります。洪水は、川の近くに近づかなければいいのですが、雷は場合によっては避けられないこともあるので、充分な注意が必要です。街中だからと言って、安心は禁物です。