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Garry Knight

本当にイギリスの料理はまずいのか?<実際に美味しいものを食べるコツ編>

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前回はイギリス料理がどうしてまずいと言われてしまうかお伝えしました。今回はお店探しを中心に美味しいものを食べるコツをご紹介します。

イギリスで美味しいものを探すコツ

前回の記事「 本当にイギリスの料理はまずいのか?<不味いと言われる理由の検証編> 」では「違い」=「ますい」では無いとお伝えしたとおり、筆者はイギリスの料理を決して不味いとは思いません。

また、イギリスで美味しいものを探すにはコツがあります。

ブログのグルメ情報は日付に注意

在英日本人の方々のブログは大変参考になりますが、ロンドンは移り変わりが早いので、グルメ情報に関しては、なるべくなら1年以内に更新された記事を参考にされると良いでしょう。

昔の日付に書かれた情報で気になるものは、他の新しい情報が無いか、その後どうなったかリサーチすることをオススメします。中でも長年お住まいのロンドンを知り尽くしたガイドさんや、グルメライターさんの記事はとても参考になるかと思います。

日系のフリーペーパーのオンライン版でも、ベテラン在英日本人の方によるグルメにちなんだ特集が組まれることもあります。やはり皆さん、美味しい素敵な場所を良くご存じだなあと納得する内容が多いです。

オススメの日系フリーペーパー(オンライン版)
英国ニュースダイジェスト
Online Journey

パブ料理なら田舎か、評判の良いガストロパブへ

最近は普通のパブでも美味しい料理を出すお店も増えました。反対にガストロパブだからといって安心すると、見かけが斬新なだけのがっかりなものに出会ってしまうこともあります。そういったお店が中心街ではなく、少し中心地から離れた場所で下調べなしで行ってしまうと、貴重な時間が無駄になってしまいます。

Timeoutのウェブサイトには、彼ら独自の星付け、評価、また一般の人々のコメントが載っていおり、とても役に立ちます。評判の良いガストロパブなどの特集も組まれたりします。日本人とは好みが違う現地の方々が評価していますから、万が一外してしまってもイギリスの人はこういうのが好きなんだなと勉強にはなります。

また、イギリスの田舎や郊外の小さな街では、普通のパブでも驚くほど美味しいお料理に出会えることがあります。雰囲気も暖かみに溢れた素晴らしいお店もたくさんありますから、tripadviserなどの人々によるレビューを参考に訪れてみてはいかがでしょうか。

オススメのレビューサイト
Timeout london
tripadviser
※世界中の方々が評価しますから、ランキングだけを見るよりは、日本の方のレビューがあれば参考にしてみるのも良いでしょう。

ガイドブックをあてにしない

前回の記事に書きましたが、筆者もびっくりするほど古い情報が載っていたり、現地の方々は全く行かないようなお店も載っています。また、ガイドブックに載ったことで客が増え、サービス、雰囲気が以前と比べがらりと変わったお店になっている場合もあります。

筆者も日本の雑誌やガイドブックに紹介された記事を店内に飾っているようなお店に何度も行きました。サービスが雑だったり、味が落ちたり、残念な経験も少なくありません。

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イギリス料理に拘るならモダン・ブリティッシュレストランか、ガストロパブがオススメ

イギリス料理って何?とイギリスの友達に尋ねると「ローストとかパイとか?そう言うのは家庭で食べるのが一番美味しいからなあ」と、皆困った顔をします。

実際にその通りで、レストランのローストなどは一度に大きな肉を調理し、一日中、もしくは半日、乾いて硬くなりがちなそれらを温め直してサービスするのですから、余程上手に作れるお店じゃなければ家庭で作るものにはかないません。

ローストならそれが売りの専門店に行くか、美味しいステーキ屋やレストラン、パブが提供する日曜日限定の「sunday roast」セットを狙うと良いでしょう。家庭では焼けないサイズを上手に扱ったものは、ジューシーでとても美味しいです。

今では「モダン・ブリティッシュ」というジャンルが定着し、昔ながらのぼてっとした色彩に乏しいイギリス料理を斬新なアイデアにより美しく進化させたお料理を頂けるようになりました。

また、有名なフル・ブレックファストはイギリスの友人皆が口を揃え「素敵なB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト。宿泊と朝食を低価格で提供している小規模な宿泊施設)で、リラックスした朝に頂くものが一番好き!」と言います。

ロンドンの都会でも美味しいフル・ブレックファストを出すお店はありますが、イギリスの人にとってB&Bでの朝食は、海辺のリゾートで食べるfish&chipsと同じくらい思い入れがあるようです。ぜひ、Tripadviser、Timeoutなどで素敵なお店を探して見てください。

fish&chipsを食べるなら行列店を探すと良い

イギリスの人は観光地でfish&chipsを看板にうたうようなパブや、高いだけの明らかに観光客向けのお店でそれを食べません。本当なら地元の学生や住民が溢れる店だと間違いないのですが、なかなか探すのも難しいもの。

ロンドンの観光地でも良心的なお店はありますから、そのエリアで働く人がオフィスなどから抜け、並ぶようなお店なら間違いないでしょう。

イギリス料理以外の料理店を探す

今まではイギリス料理を挙げてきましたが、イギリスで美味しいものなら更に世界中の移民料理があります。特にロンドンでは、移民の方々がオーナーで、直接腕を振い本場の味を出すお店がいっぱいあります。

レバノン料理やトルコ料理は、小皿をシェアして色々楽しみたい日本の方々にもびったりなmezza(前菜のようなもの)が数多く楽しいです。野菜にお豆たっぷりで野菜不足が一気に解消できます。また、彼らの伝統である炭火焼きのメインは香ばしくお口に合うかと思います。

その他にも、本格的なピザがお値打ちに食べられる人気のお店も最近は店舗を増やしていますし、フランス料理はフランス人シェフの技と本場のヨーロッパの食材を使ったレベルの高い店がたくさんあります。

ドイツのパリパリソーセージが頂ける店や、スペインのタパスバーは今やあちこちに、ギリシャなどのお店もたくさん。それにイギリスで人気のタイ、ベトナム料理、定番の中華にインド料理、そしてポーランドやスロバキア、南アフリカ、モンゴル、ロシアやチェコ、ハンガリーにブルガリアや北欧、メキシカンなどの南米料理まで!書ききれないくらいジャンルがあり、大抵がお値打ちで美味しいですから、是非挑戦してみてください!

週末に開催されるフードマーケットもオススメ

また、週末を中心にイギリスのさまざまな場所で開催されるフードマーケットで食べるのもオススメです。

イギリス農家の方々が直接彼らのプロダクトを使い作ったバーガーや、ソルトビーフを挟んだサンドイッチはいつも行列、ドイツからのソーセージを挟んだロール、ロテサリーチキン、揚たてのfish&chips、冬場には牡蠣もその場で開けてくれたり、地ビールやサイダーもあります。試食が少ないイギリスでフランスやイギリスなどのさまざまなチーズをつまめるのも魅力的です。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に、味がついてないお野菜は個人の好みを尊重したイギリスの優しさです。素材を味わいながら、卓上にある塩、コショウなどを使うことをお忘れなく!

皆様の留学生活を心から応援しています!
Have a lovely day!