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海外留学中の日本人学生のアルバイト事情レポート
留学生活でお金は必ず必要です。そして生活費としてお金を工面するために「仕送り」と「アルバイト」の2つの方法があります。今回は <海外に留学中の日本人学生の実態を調査するために、2月11日から3月5日の間の期間で現役留学生に対してアンケート>から「アルバイト」に関する回答をレポートします。
海外に留学中の日本人学生の実態を調査するために、2月11日から3月5日の期間で現役留学生に対してアンケートを行いました。回答者数は44名で下記の7カ国です。
学業をこなしながら留学中の生活費を工面するための一つ方法は「仕送り」です。( 仕送りに関するレポート の記事)
そして、もう1つの方法として「アルバイト」があります。しかし日本で生活している人にとって、海外のアルバイト事情は分からないことだらけです。どうやって探すのか、どれくらいのアルバイト代がもらえるのか、どんな仕事があるか、など疑問が尽きないと思います。
そこで、今回は回答から「アルバイト」に関する項目を集計してレポートとして紹介します。
アンケートの母数が少ない点、国(と物価)にバラつきがある点など、正確なデータとして参考にならないかもしれません。しかしながら、アンケートのデータから多くの共通点が見つかったので、ぜひ参考に見ていただければと思います。
留学中のアルバイトの経験の有無
「はい」が51%、「いいえ」が49%で、ほぼ半分の留学生が海外でアルバイト経験があるという結果になりました。学生ビザの制約上アルバイトができない環境の留学生もあるため、意外と多いという結果ではないでしょうか?
どうやってアルバイトを見つけたか
では、アルバイトをしている人が、どうやって仕事を見つけたのかについて聞きました。
1番多かった回答が「ネット」です。国によって異なると思いますが、インターネットで求人情報を見つけて応募したと考えられます。
私が留学しているオーストラリアにも、「 日豪プレス 」というウェブサイトがあり、たくさんの求人情報を見ることができます。オーストラリアに住む日本人にとっては、一般的なアルバイトの見つけ方となっています。
インターネットの求人情報であれば、日本の段階でチェックできるため、参考までに見ておくといいかもしれません。
そして3番目に多い「自分で履歴書を配りに行った」の回答ですが、この方法は少なくてもオーストラリアでは一般的です。日本であれば、求人広告を出しているお店や会社にだけ応募しますが、オーストラリアでは求人広告を出していないお店でも履歴書を配りに行きます。何十枚も履歴書を印刷し、自分が働きたいお店に配りに行くのです。
最初は抵抗があるかもしれませんが、海外でアルバイトを見つける1つの有効な方法として覚えておくといいと思います。(履歴書を配りの方、渡す際のコツなどに関しては、また別の記事でご紹介します。)
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アルバイトの時給
やはり気になるのは時給です。留学生活は学業がメインなので、あまりに低賃金であれば生活のためにアルバイトをする時間が増えてしまい、本末転倒です。
「1000〜1500円未満」が36%と圧倒的に多い結果でした。どの国に留学するにしても、アルバイトの時給は大体1000〜1500円未満と考えて良いと思います。
国によってはチップがあったり、休日や祝日に働くと「ダブルペイ」や「トリプルペイ」の制度が適用され、通常の時給の2倍、3倍になる場合もあります。
自分の留学先の労働条件や環境がどうなっているかについては、留学前にチェックしておきましょう。
アルバイトの英語(外国語)環境
せっかく留学してるのに日本語環境の職場も勿体ないです。実際にどんな環境で働いているのか聞きました。
「日本語と半々」の回答が全体の34%で1番多く、その次に「完全に英語(外国語)環境」、「ほぼ英語(外国語)環境」の順です。「完全に日本語環境」が非常に少ない結果でした。
「日本語と半々」が1番多いのは、日本食レストランなどの日本人経営のお店で働いている留学生が多いのでしょうか。日本人が職場を見つけるために一番活かせるアドバンテージは日本語ネイティブであることなので、これは当然の結果なのかもしれません。
せっかく海外にいるのに日本人経営の店で働くことに抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、国によって労働に関わる法律やシステムが異なるため、最初のうちは敢えて日本人経営のお店で働いてみるのも1つかと思います。
まとめ
海外の日本人留学生のアルバイト事情、いかがでしたか?
海外でアルバイトすることは、お金を稼ぐだけでなく、働くこと自体が良い経験につながります。語学力を伸ばすこと、労働者としてその国の社会に関わることによって文化を感じ、日本と異なる部分を知ることができます。
これらの経験は、学校では学ぶことができない価値のあるものです。これから留学予定の方は、ぜひアルバイトにチャレンジすることも検討してはいかがでしょうか?